「みそ汁」で森林浴のようなリラックス効果?“安眠をうながす”独特の香り野菜とは?
自然食料理研究家の山田 直です。春菊の鼻を抜けるような独特の香り成分は、リラックス効果がとても高いことで知られています。まるで森林浴のようなその作用により、良質の睡眠も期待できます。「心身が疲れてるな」という時は、新鮮な春菊を使った、香りも丸ごといただくみそ汁を食べるのがおすすめです。
独特な香り成分は
春菊の鼻を抜ける独特の香りはαピネンという成分。マツやヒノキ、スギなどの針葉樹に多く含まれており、副交感神経の働きを助け、森林浴のようなリラックス効果があることで知られています。さらにαピネンは良質な睡眠を促す作用もあるそうです。
ですので、春菊は少し心がざわつく時、落ち着きたい時におすすめの食材。初春の心身が不安定な時期にぜひ食べておきたいですね。
みそ汁の仕上げに新鮮な春菊をさっと入れ、香りも丸ごといただきましょう。
春菊のみそ汁 (調理時間:7分)
材料(2人分)
・春菊‥‥‥‥‥‥‥‥4〜5本
・しめじ‥‥‥‥‥‥‥50g
・みそ‥‥‥‥‥‥‥‥大さじ2
・水‥‥‥‥‥‥‥‥‥2カップ(400ml)
作り方
1. 春菊は4cm長さにカット、しめじは石づきを取ってほぐしておきます。
2. 鍋にお湯を沸かしてしめじを入れ、中弱火で4分ほど煮ます。
3. 春菊を入れ、さらに1分ほど軽く煮ます。
4. 火を止めてからみそを溶き、おわんに盛ります。
春菊は香りを活かして
春菊はアクが少なく生でも食べられる野菜。加熱時間は短めに抑え、食感や香りを損なわないようにするのが調理ポイントです。春菊のさわやかな香りを活かしたいですね。
強い抗菌・殺菌作用もあり、食中毒を防ぎ、胃腸の働きを助ける効果もあるといわれる春菊のみそ汁。初春のこの時期にいかがでしょうか。
山田 直/ヨガ講師・自然食料理人