にしな『RUSH BALL 2026』クイックレポートーー表情豊かな歌声とチャーミングなパフォーマンスで今年はビッグステージを沸かす
にしな『RUSH BALL 2026』クイックレポート
昨年、『RUSH BALL』初日にATMCのトリを務めた彼女だが、今年は大舞台に姿を現すと、1曲目には代表曲「ヘビースモーク」を選んで、いっきに大観衆の耳と目を釘づけに。ライブ冒頭から、しっとりとエモーショナルに存分に聴かせてくれる。しかもこれに「1999」を続けてさらに壮大な曲の中へ引き込み、「真白」では感傷とロック色をプラス。解き放たれたように人々の手が次々に掲げられ、にしなも目を閉じ、思いを込めるようにして声を届ける。
と、ここからはギターをハンドマイクに持ち替えて3曲を。フードを目深にかぶり、まずは「クランベリージャムをかけて」。ステージをスキップで移動し、小悪魔的なボーカルで魅了するほか、「(会場が広くて)届く気がしないけど(笑)、欲しい人~?」と呼びかけて、おなじみのキャンディをまくサービスも。モニターにはキャンディが届かず、ペロリと舌を出すスマイルが映し出され、会場には「かわいい!」の声が上がる。
そして次は「U+」で舞台上を走りまわり、脱力系のラップと清らかなハイトーンを織り交ぜたら、さらに「ケダモノのフレンズ」で一体感を。自身のグッズである「ケダモノのしっぽ」を振って「さん、はい!」とカウントすれば、全員参加のワイパー出現。その壮観な眺めに、思わずにしなも「めっちゃきれい!」と口にする。
と、ここで小休止のMCへ。「個人的には今日が(今年の)夏フェス最後なんで出し切っていこうかな」と話すと、アコースティックギターを手にし、軽やかにもコズミックにも響かせて「グローリー」で大きな愛を。そして「2026年の夏が最高でハッピーなものになるように願いを込めて……」と、ラストには「わをん」でもう一つの愛。出だしはモノローグ的だった歌声は、終盤になると叫びにも近くなり、言葉を刻みつけ、魂を揺さぶるスケール感あるフィナーレに。心を動かされた観客から送られる惜しみない拍手に包まれ、長いお辞儀をして、にしなは舞台をあとにした。
取材・文=服田昌子 撮影=瀧本JON...行秀
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