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千葉の野菜をブランド化!ちば旬野菜のゴロッとスープ「GORORI」

チイコミ!

千葉の野菜をブランド化!ちば旬野菜のゴロッとスープ「GORORI」

千葉県発の起業を応援する「第9回ちば起業家ビジネスプラン・コンペティション(CHIBAビジコン2023)」。高校時代の同級生2人で挑んだプランが、ビジコンサポーター企業である地域新聞社の「ちいき新聞賞」を受賞しました。

持続可能な農業を目指して

LEGUMnex(レギュームネクス)の廣岡みほさん(左)と髙栁りなさん

廣岡みほさんと髙栁りなさんは高校の同級生。千葉敬愛高等学校のバドミントン部で共に厳しい練習を乗り越えた仲でしたが、引退後はそれぞれ別の道へ。旭市で200年以上続くキュウリ農家の一人娘だった廣岡さんは、結婚を機に夫婦で脱サラし、実家に戻って就農しました。そんな廣岡さんの仕事を髙栁さんが手伝うようになったことから、二人の挑戦は始まります。

天候に左右されるリスクにさらされながら、安価であることが正義とされがちな生鮮野菜。農業をする中で「野菜と農業の新しい価値を創造したい」という思いを強くした廣岡さんは、個人事業主として「LEGUMnex(レギュームネクス)」を開業し、旬の千葉県産野菜を生かしたスープの開発に乗り出しました。

栄養満点の野菜をスープで手軽に

開発には、酒々井町で人気飲食店「ICHISARA」を営み、2008年の世界機内食コンクールで優勝した経歴を持つ西尾義光シェフが協力。素材本来のうまみを引き出す技術により、うま味調味料は一切使わず、無添加・無着色のスープを実現しました。また、瞬間冷凍することで、野菜の鮮度や食感をそのまま凝縮。自然解凍でもおいしく食べられるため、日常使い可能な食品を非常食として少し多めに備蓄しておく「ローリングストック」にも最適です。

通年商品の「丸ごとトマトの生姜スープ」
こちらも通年商品の「チキンクリームスープ」。その他、季節ごとに限定メニューが登場

非常時の備えや出産祝い・内祝いに

廣岡さんは4人の子ども、髙栁さんは2人の子どもの子育て真っ最中。廣岡さんは、「先日子どもが全員インフルエンザになった時、スープだけはおいしいって食べてくれて。家族の体調不良もある意味非常事態。そんな時にも役に立てれば」と話します。

妊産婦も安心して食べられるものとして、日本マタニティフード協会の認定マークも取得。野菜が苦手な子どもから高齢者まで食べやすいように作られているため、「相手の体を思いやって、ギフトとして活用していただきたい」と髙栁さん。

マタニティフード認定マーク

「どんなに忙しくても楽しい」と、息ぴったりの二人が見据えるのは、「ちば野菜ブランド」の確立。スープに留まらず、食を通してジュニアアスリートを応援する取り組みも始めています。野菜をもっと身近に感じてもらい、農業で千葉県を盛り上げることを目指す二人の歩みは、まだ始まったばかりです。

LEGUMnex
公式LINE/ https://page.line.me/?accountId=083rdwcs
Instagram/@gororisoup

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