【Zoff】寝落ちしても踏んづけてもへっちゃらなメガネ「Galileo(ガリレオ)」を使ってみて感じたメリットとデメリット
メガネブランド『Zoff(ゾフ)』の福袋を毎年買っている。メガネ券が8800円分付いてくるところが嬉しく、おかげで1年に1本メガネを新調できている次第。
今年(2025)も券の使用期限が迫って来たので店舗へ向かい物色していたところ「Galileo(ガリレオ)」という、割と最近出たらしいシリーズのメガネに出会った。
なんでもこちら、オールラバー素材で軽く、寝転がったりしながらでも問題なく使うことができるらしい。ついゴロゴロしながら寝落ちしてしまう記者にうってつけの商品ではないかと、さっそく買ってみることにした。
・キッズ用も充実
「Galileo(ガリレオ)」は2024年10月に発売されたばかりの商品とのこと。金属を一切使用せずに、先に書いた通りラバー素材のみで作られている。
どこのメーカーのものだったか失念したが、記者は子どもの頃に形状記憶型のメガネを使っていた。フレームなしのメガネで軽く、柔軟性が高くて耳にかける部位があらゆる方向に動いたことを覚えている。
使いやすく重宝してはいたのだが、接合部分に少量ながら金属が使われていて、寝転がりながら かけられるほどの柔らかさはなし。メガネはどうしたってそういうものなのだろうと諦め、次第にコンタクトで過ごすことが多くなった。
あれから随分と時が経つが、今も店頭に並んでいるのは硬い素材のメガネが多いように思う。だから、ラバー素材のみのガリレオはどうしても気になってしまう。
もし「Galileo(ガリレオ)」が謳い文句通りの耐久性などを兼ね備えているとしたら、なかなかの発明品ではなかろうか。
しかもフレームの型は4タイプあり計12種類と、選択肢の幅も広い。キッズ用が充実していて、ぐうたらしたい大人はもちろんだが、激しい動きをする子どもにこそ確かに良さそう……
と思っていたら、どうやら開発のきっかけが子どもにメガネによる行動制限を感じさせないように、というものであったらしい。これで付け心地も文句なければ最高だなと、ひとつ買ってみることにした。
記者が選んだのはウェリントンフレームのブラウン(税込1万3300円)だ。接合部分がないフラットなメガネのため、幅などは調整することができない。その代わりに、購入までの手間はやや減るだろう。
・顔の一部のよう
家に帰りコンタクトを外し、さっそく装着してみる。あまりに軽くてびっくりしたので重さを量ってみると、28gだった。しかし、普段記者が使っているメガネを量る21g。飛び抜けて軽量という訳ではなさそうだ。
ゴム素材ならではの密着度により、実際よりも軽く思えたのかもしれない。動いてもピタっとしてズレにくく、水泳時に使うゴーグルに近い感覚だ。鼻と耳だけでメガネを支えているのでなく、顔全体に重みが分散しているようにも感じる。メガネが顔の一部のようだ。
そしてフィット力が強いからこそなのだが、化粧をしている状態だとゴム部分に化粧が付いて取れなさそう。メイクオフしてリラックスしたい時に使うのがベストだろう。
また面白いのがレンズ周りと耳にかける部分。いずれも縁を太目に作り、間に穴を通すつくりになっている。こうすることで、ちょっとした衝撃に負けない強度が生まれていると考えられる。
つまり、かけている感覚がよくあるメガネよりは薄く、メガネ自体はかなり丈夫。故にかけたまま寝転がっていても寝落ちしても気にならないし、ちょっとやそっとでは壊れない強さがある……それがガリレオなのだろう。
しばらく使ってみて、メリットとデメリットをあえて挙げると以下の通りだ。
【メリット】
・じょうぶ(かけたまま寝転がれる、多少落としたり踏んだりしても大丈夫そう)
・フィット感がすごい。まるで顔の一部
・子どもも安心してかけられる
【デメリット】
・幅を調整できない
・化粧がゴム部分に付く
・縁が太いので、気になる人もいるかも
・かゆい所に手が届く商品
大人がガリレオ1本だけで365日を乗り切ろうとすると、やや厳しい局面が出てくるかもしれない。しかしながらリラックスしたい時、または夜だけかける用などにはぴったり。
メインのメガネとは別に、サブメガネとして手元に置いておく……というのが最適解であるように思う。とにもかくにも、しばらく使い続けている記者は、随分と助けられている。
これからメガネを新調しようと思っている人は、候補のひとつに「Galileo(ガリレオ)」はいかがだろう。痒い所に手を届けてくれる商品であると感じているぞ。
参考リンク:Zoff「Galileo(ガリレオ)」
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.