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【県民参加の森づくり】秋の「緑の募金」が9月1日からスタート、サステナブルな未来へ緑化推進を

にいがた経済新聞

公益社団法人にいがた緑の百年物語緑化推進委員会が事務局を務める平成6年度秋期・県民参加の森づくり「緑の募金」運動が9月1日からスタートしている。この運動は、国の国土緑化推進機構が展開する「緑の募金」とは別に、新潟県独自の緑化推進運動として、新潟県緑化推進委員会が昭和25年から事業化。その後、緑の百年物語推進委員会に引き継がれ現在に至る。

令和5年度は61687155円の募金額が集まり、緑化・ボランティア団体、町内会など171団体の緑化活動へ助成が行われた。これらの活動には18052人が参加し、計3386本の植樹や草刈り、間伐等の育樹が行われ、これにより約204haの森が整備された。また、緑の少年団・学校を対象に計64団体へも助成が行われ、2381人の子供たちの緑化や自然体験活動が支援された。令6年度秋期の目標額は1700万円。

近年はSDGsターゲット13番の気候変動問題に対してカーボンニュートラル、カーボンオフセットの概念が世界的に注目されている。またクマなどに代表される鳥獣被害は、里山整備が追い付いていない実情と深く関係すると言われる。また大型台風など大規模災害が発生すると、災害に強い森づくりの必要性が説かれている。

その一方で、緑化活動は一過性で片付くものではなく継続した力が必要となる。「森の損失」が多くの社会課題を内包する中で緑化活動は、社会貢献を目指す企業・団体や個人などからますます関心が高まっている。

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