気づけば涙してしまう‥来週(8月18日~) 日本のテレビで観られる「涙腺崩壊」韓国ドラマ4選
韓国ドラマは、作為的な面を持ちながらも観る者をしっかりと泣かせにくる作品が目立つ。
制作者側の意図が見え隠れする演出や展開は一見チープなようだが、実はメッセージ性やテーマを明確なものとし、視聴者の共感を誘発して涙を誘う。
泣くように計算されていると分かっていても、いつの間にかまんまと泣かされてしまうのが韓国ドラマ。人が生きていくうえで感じる普遍的な感情を随所に盛り込みながら、視聴者を物語に没入させて心を揺さぶるのが得意だ。
来週からは、そんな涙腺崩壊必至な韓国ドラマがCS・BSで放送がスタートする予定。忙しい毎日に終われ、何かを感じる余裕がなくなっている人やストレスが溜まっている人など、感情を放出したい韓ドラファンにおすすめだ。
気づけば涙してしまう作品で、心のデトックスをしてはいかがだろうか。
(図)Danmee 「どの回も泣いたり笑ったり」日本ファンが選んだ1月~3月公開 No.1韓国ドラマはこれ!
LOST 人間失格 (JTBC/2021)
『LOST 人間失格』は、人生においてなにも成し遂げていないことに気づいた平凡な主婦と、なにもできそうにない自分に不安を抱いている青年が出会って繰り広げるヒューマンラブストーリー。
チョン・ドヨン&リュ・ジュンヨル主演作で、心に傷を抱え絶望と悲しみのなかで生きる男女が互いを癒していく過程が見どころの1つで、キャラクターの心理描写が丁寧に描かれ、虚無感と深い悲しみ暮れる様が痛々しいが、再生しようとする姿に涙せずにはいられない。
派手な演出はなく淡々と展開されるだけに、登場人物の心情に感情移入することができ、セリフの1つ1つが心に響く。
●キャスト:チョン・ドヨン、リュ・ジュンヨル、パク・ビョンウン、キム・ヒョジン、パク・イナン 他
●日本初回放送情報:WOWOW プライム/2025年8月21日(木) 午前8:30
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。
王女ピョンガン 月が浮かぶ川 (KBS/2021)
『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』は、高句麗を背景に、国を守るために戦った王女と純朴な青年のフュージョンロマンス時代劇。キム・ソヒョン&ナ・イヌ主演作だ。
内乱や外戚による脅威など、過酷な状況下でも強い絆で結ばれた男女の愛と、王女を守るために命をかける青年の姿、そんな2人が一丸となって困難を乗り越えようとする様が、トキメキと感動をプレゼントする。
どんな困難にぶつかろうとも運命に屈することなく、美しい純愛を守り抜く過程も見どころだ。
●キャスト:キム・ソヒョン、ナ・イヌ、イ・ジフン、チェ・ユファ、チャ・グァンス 他
●日本初回放送情報:BS12 トゥエルビ/2025年8月20日(水) 深夜3:30~4:30
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。
赤い袖先 (MBC/2021)
『赤い袖先』は、王と宮女という身分違いの愛をはじめ、2人が自分の人生とアイデンティティーを守ろうとした姿を描いたロマンス時代劇。ジュノ(2PM)とイ・セヨンが、息の合った演技を披露して多くの感動を届けた作品だ。
王は、王としての立場と愛する女性への感情の間で葛藤し、宮女は自分の人生を自ら選択して歩んでいこうとする。互いに気持ちを通わせながらも、順調とはいえない恋物語がなんとも切ない。
現代人にもリンクするポイントがあり、恋愛や結婚、仕事など、愛する人を前にどう生きるか葛藤する姿にハッピーエンドを期待しつつも、胸を締め付けられるだろう。
●キャスト:イ・ジュノ、イ・セヨン、カン・フン、イ・ドクファ、パク・ジヨン 他
●日本初回放送情報:BSテレ東/2025年8月22日(金) 午前10時55分スタート
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。
キルミー・ヒールミー (MBC/2015)
『キルミー・ヒールミー』は、多重人格に苦しむ主人公と、新米精神科医が繰り広げるヒーリングロマンチックコメディー。精神疾患とトラウマ、愛と癒しをテーマにして視聴者から愛された作品だ。
主演チソンは、7人の人格を見事に演じ分けてお茶の間に笑いをプレゼントしたかと思えば、各人格が消えていく度に視聴者に感動をプレゼントする。涙せずにはいられない最後のメッセージに号泣した人は多く、なぜその人格が誕生したのか、じっくりご覧いただきたい。
傷ついた心を癒すことができるのは、誰かからの心からの愛と慰めであると言わんばかりの物語が繰り広げられる。
●キャスト:チソン、ファン・ジョンウム、パク・ソジュン、オ・ミンソク、キム・ユリ 他
●日本初回放送情報:LaLa TV/2025年8月21日(木) 15:30~
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。
(ライター/西谷瀬里)