女子学童野球 中原から2人 全国へ 県選抜に 7月27日開幕
女子学童野球の神奈川県選抜チーム「YAMAYURI」にこのほど、中原区から郷上莉未さん(下河原小6年)、松嶋陽菜さん(平間小6年)が選ばれた。チームは7月27日(土)から石川県で開幕する「NPBガールズトーナメント2024全日本女子学童軟式野球大会」に出場する。
上平間第三イーグルスに所属する2人。共に区内の女子選抜チーム・中原ルーキーズでも主力として活躍する。5月に行われたYAMAYURIのセレクションに参加し、80人の中から19人のメンバーに選ばれた。2人は「受かると思っていなかったのでうれしい」と声をそろえる。
イーグルスに所属していた兄の影響で年長から野球を始めた郷上さん。イーグルス、ルーキーズではキャプテンを務め、遊撃手、投手としてチームをけん引。YAMAYURIでは主に二塁手を務める。「去年ルーキーズの先輩がYAMAYURIに入っていたので憧れていた。知らないチームの子と友だちになれてよかった」と声を弾ませる。常に意識しているのはフルスイング。「バッティングも守備もすごいと言われるプレーがしたい」と抱負を語る。
松嶋さんは、地元の太鼓教室で一緒だった郷上さんに誘われて、3年生のときに野球を始めた。イーグルス、ルーキーズでは投手、捕手を兼任。YAMAYURIでは三塁手、遊撃手を務める。「他のチームのうまい子のプレーを見て、自分に生かしていきたい」とYAMAYURIでの経験を語る。チームでは数少ない左打ちで、肩の強さに自信を持つ。「自分のところに打球が飛んで来たらアウトにし、打者としては絶対出塁したい」と意気込む。
チームの目標は昨年の3位を超える優勝。郷上さんは「バッティングでチームに貢献したい」と話し、松嶋さんは「声を出してチームを盛り上げたい」と思いを話す。
同大会は、44都道府県から46チームが出場する。YAMAYURIは1回戦で鹿児島県代表と対戦する。