4LDKの平屋を建てる際のポイントとは?間取り事例もご紹介
4LDKの平屋を建てたいと考えている方なら、「建てる際にかかる費用やポイント」を知りたいのではないでしょうか。費用やポイントを把握しておくことで、自分の予算で4LDKの平屋を建てるには、どのようにすればいいか具体的なイメージが湧いてきます。 この記事では、4LDKの平屋を建てる際のポイントや費用相場について解説します。4LDKの平屋を建てようしている方は、ぜひ参考にしてみてください。
4LDKの平屋を建てる際のポイント4つ
4LDKの平屋を建てる際のポイントを把握しておくことで、理想の家に近づきます。反対に、ポイントや注意点を理解しておかないと、使い勝手の悪い家になりかねません。 4LDKの平屋を建てるためのポイントは大きく4つあります。
4LDKの平屋は30坪から40坪を目安にする
4LDKの平屋を建てるなら、延床面積が30~40坪(約100~132平米)を目安にするとよいでしょう。 住宅金融支援機構の「2020年フラット35利用者調査」を確認すると、注文住宅の住宅面積の全国平均が「124.4平米」であるため、30坪程度あれば十分な延床面積を確保することができます。 一般的な2階建て住宅と同等の広さがあるので、4~5人家族であれば十分快適に暮らせるでしょう。 ただし、前述した広さはあくまでも目安です。実際の広さや敷地面積などのさまざま要素によって変わってくるので、参考程度に考えておきましょう。
動線が長くなりすぎないように工夫する
4LDKの平屋は部屋数が多くなるため、ワンフロアの面積が広くなります。そのため、生活動線や家事動線は意識的に短くすることが重要です。 生活動線や家事動線がスムーズでないと、使い勝手の悪い家になってしまいます。 一度間取りを決めてしまうと変更するのは難しいため、間取りを決める際は生活動線や回遊性もよく検討したうえで、水回りをまとめるなどの工夫をしましょう。
採光・通風を確保する
4LDKの平屋はワンフロアが広くなるため、日当たりや風通しが悪くなってしまう可能性があります。そのため、日当たりや風通しをよくするための工夫が必要です。 たとえば、天窓をつけたり、中庭を設置したりするなどの工夫を凝らすことで、日当たりや風通しが悪くなる事態を避けることができます。また、家の外観をコの字型やL字型にすることも、採光や風通しをよくするのに効果的です。 このように、4LDKの平屋を建てる際は、間取りに工夫が必要なことを覚えておきましょう。
中二階を設けるなどして収納を確保する
4LDKの平屋で中二階を設けることで、単純な平面よりも床面積を有効活用できます。また床下にスペースが生まれ、収納スペースが確保できる面でもおすすめです。 ただし、中二階を設けていない平屋よりも建築費用が高くなってしまうデメリットがあります。とはいえ、収納スペースが増えることは大きなメリットであるため、収納スペースが足りていないと感じている方は、中二階を設けることを検討してみてください。
4LDKの平屋の費用相場
4LDKの平屋を建てようと検討している方が一番気になるのは、「いくらあれば4LDKの平屋を建てられるのか」ではないでしょうか。相場価格を把握しておかないと、綿密な資金計画も立てることができないため、知っておきたいという方は多いはずです。 ここでは、4LDKの平屋の家を建てる際にかかる建築費や土地の購入費用などの相場について解説していきます。
家を建てる費用相場
4LDKの平屋を建てる際にかかる本体工事費用は「1800万〜2500万円程度」が相場です。ただし、本体工事の費用は、建物面積によって異なります。また、使用する建材や、設備、間取りによっても異なるので、あくまでも参考情報として捉えてください。 詳細な金額を知りたい場合は、建築を依頼する住宅会社や工務店などに見積もりを依頼して確認してみましょう。 ちなみに、本体工事費用を抑えたい方は、1000万円程度の建築費で家が建てられるローコスト住宅もおすすめです。
土地価格相場
土地の価格相場を確認するためには、主要都市圏の1平米あたりの土地価格を、国土交通省が実施している「令和3年都道府県地価調査」から算出する必要があります。 主要都市圏1平米あたりの土地の価格は、以下の通りです。 ・東京圏:28万2014円/平米(約93万2278円/坪) ・大阪圏:19万933円/平米(約63万1183円/坪) ・名古屋圏:15万8316円/平米(約52万3359円/坪) では、延床面積が40坪の平屋を建てるのに必要な土地面積を「80坪」と仮定した場合の土地の価格はいくらになるのでしょうか? 算出すると、以下の通りになります。 ・東京圏:7458万円 ・大阪圏:5049万円 ・名古屋圏:4187万円 仮に東京圏で4LDKの家を建てるためには、1億円前後の費用がかかってしまいます。ただし、東京圏といっても、エリアによって土地の値段は大きく異なるので、中心地でなければ、1億円以上の金額が必要なわけではありません。
諸経費の相場
諸経費とは、土地や建物などの建築費以外にかかる費用のことです。家を建てる際の諸経費の項目は以下になります。 ・ローン借入費用(融資事務手数料など) ・保険料(火災保険や地震保険) ・登記費用(抵当権設定登記など) ・土地の仲介手数料 ・地盤補強費用(地盤改良が必要な場合) ・不動産取得税 ・地盤調査費用 諸経費の相場は、家を建てる際にかかる費用の5〜10%程度といわれています。
4LDKの平屋のメリット3つ
4LDKの平屋には、一般的な2階建て住宅にはない多数のメリットがあります。たとえば、ワンフロアで完結するため、家事動線がよいなどです。 ここでは、4LDKの平屋のメリットについて詳しく解説します。
ワンフロアであるため家事動線が効率的である
平屋はワンフロアで生活が完結するため、2階建て住宅のように2階にあがる必要がありません。たとえば、ランドリールームが1階で2階にベランダがある家の場合、洗濯物を2階に持っていかなければなりません。 また、2階を掃除するには掃除機を持って上がる必要があり、上下移動が負担になることもあります。 平屋は上下移動がないため、効率的に家事をこなすことが可能です。
家族の様子がわかりやすい
生活がワンフロアで完結する平屋は、2階建ての住宅と比較して、家族と顔を合わせる機会が多くなります。それぞれの部屋に行くためには、リビングを通らないといけない間取りにしておくと、家族とのコミュニケーションを取りやすくなります。
個室を多く確保できる
4LDKの平屋は、個室が4つある間取りです。3人の子どもがいる家庭でも一人ひとりにそれぞれ部屋を持たせることができます。 仮に部屋が余る場合は、1室を客間として利用することもできるでしょう。場合によっては親世帯との同居もできるのではないでしょうか。
4LDKの平屋の間取りをご紹介!
4LDKの平屋はどのような間取りがよいのでしょうか。事例をご紹介します。
LDKと和室がつながる平屋
LDKと和室がつながる平屋にすることで、足を伸ばしてくつろげるスペースを確保しています。小さな子どもがいる場合でも、おむつを替えるときや寝てしまったときもすぐに対応できるため、大変便利な間取りになっています。
LDKと各寝室を分けた平屋
LDKと各寝室を分けて生活音をシャットアウトした間取りになっています。平屋はどうしてもプライバシーが確保しづらく、音漏れが気になるといったケースもあります。 壁や廊下をうまく活用することで、平屋でも簡単にくつろげる空間に仕上がります。
各部屋を収納で区切った平屋
各寝室を収納スペースで区切り、生活音をシャットアウトした間取りになっています。生活音をシャットアウトするには廊下を設けるのがよい一方、平屋で敷地が限られている場合は生活空間にスペースを割きたいもの。 そんな時は収納スペースで空間を区切ることで、効率よくスペースを分けられます。もっと間取りが見たい方はこちらも >>
e間取りプランネットまとめ:4LDKの平屋を建てる際のポイントを理解して理想の家を建てよう
4LDKの平屋を建てる際のポイントや費用を把握しておくことで、綿密な資金計画が立てられ、理想の平屋を建てることができます。 理想の平屋を建てるためにも、この記事で解説した内容を参考にしてみてください。