【東広島】下黒瀬住民自治協防災・防犯部会が春日野の死亡事故現場でドライバーに交通安全を呼び掛け
東広島市の下黒瀬住民自治協防災・防犯部会は5月22日、3月に同市黒瀬春日野2丁目の県道矢野安浦線の横断歩道で発生した交通死亡事故現場で交通安全啓発活動を行った。
同市職員や警察官、東広島交通安全協会員、地域住民ら約40人が参加。交通事故で亡くなった人に黙とう後、道路の両端に分かれて警察官の誘導で停止した車のドライバーに広島県警と同自治協が作成した啓発チラシ計750枚を、一枚一枚手渡し安全運転を呼び掛けた。
東広島署の大月良太交通課長は「道路を横断中に車にはねられて死亡する事故が多発している。歩行者は十分な安全確認、ドライバーは横断歩道の手前で速度を落とし、歩行者の確認をして進行してほしい」と注意を呼び掛けた。
現場は東広島呉道路の黒瀬インターチェンジ(IC)に近い県道。交通量が多く、2023年にも同様の交通死亡事故が発生。同自治協の中居隆哲防災・防犯部会長は、死亡事故発生後から午後4時~6時まで都合のつく日は横断歩道の側に立ち、同啓発活動を行っている。中居部会長は「スマホを見ながらの運転や冬場、雨の日は特に危険。歩道橋はあるが、高齢者や自転車での横断が難しい。現地検討会で、スピード違反の取り締まりの強化と信号機の設置を要望した。再発防止ができれば」と話していた。 (山北)
プレスネット編集部