一貫一貫真心こもった天然魚の寿司に感動!創業70年以上の老舗店・尼崎『駒寿司』 尼崎市
尼崎の中央商店街近くにある老舗の『駒寿司』。70年以上の歴史があり敷居が高いと思いきや、とても気さくな店主が本気の寿司を提供してくれる名店でした。
阪神尼崎駅から徒歩約4分、趣のある看板やお店の佇まいから少し緊張しながら入店します。
中は木のカウンター10席ほどのこじんまりとしたお店で、昭和レトロな雰囲気を感じます。
目の前には市場で目利きをきかせて仕入れた天然魚を中心とした新鮮なネタが輝いています。
2代目店主は27年前から同店を切り盛りしており、初代店主である父親は約20年前に他界。数年間だけ親子で一緒に店を営んでいたそうです。
店主は、同店で働く前は「寿司」よりも「料理」を作りたいと長年「和食」の道で経験を積まれてきました。そんな時、父からお店を手伝ってほしいとの話があり、一緒に「寿司」に携わっていくうちに寿司の難しさと奥深さに魅了され、そのまま同店を引き継ぐ形になったと話します。
同店では、好きなネタを一貫から注文できますが、店主の「おまかせ」をお願いする方も多いそう。その場合、8貫ほどを目安に一貫ずつ提供されるスタイルとなります。
まずは一品物の「小芋煮」を用意していただきました。お芋はとっても柔らかで、出汁は高級料亭で食べるような上品な味わい。残った出汁まで飲み干してしまいました♪
今回は、取材のため特別に盛り合わせで提供していただきました。どれも美しく芸術作品のようで食べるのがもったいなく感じます。
握りたてが一番うまいということで、迷わず明石の「天然鯛」からいただきます。口に入れた瞬間すっと溶けるネタの旨さに思わずうなだれてしまう筆者。
思わず「見て、見て」と言いたくなる、繊細な飾り包丁がきいたイカのお寿司♡イカには塩がかかっており、イカの甘みを引き出してくれています。
度肝を抜かれたのがこの「トロ」。「トロ」といえばもちろん高級寿司ネタですが、中には脂がきついものもありますよね。同店のは脂はしっかりのっているのに、優しい甘さでホロホロとほどけていく感覚でした。
どの寿司もネタとシャリが一体化しており、ネタだけが主張しすぎることもなくシャリとよいバランスを保っています。シャリは新潟県産コシヒカリを含む3種類のお米をブレンドして甘みと硬さを調節しているそうです。
また、訪れたお客さんの表情や様子から体調などを推測して、シャリの大きさや握り方まで変えているというから驚き。一貫一貫真心こめて握っている姿と、「寿司を食べて“幸せ”になってほしい」という店主の想いが詰まった寿司は、本当に感動ものでした。
場所
名代 駒寿司
(尼崎市神田中通3丁目29)
営業時間
18:00~23:30
定休日
日曜日