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東日本大震災級も「切迫」北海道東部で津波避難タワーが完成 専門家の指摘は

Sitakke

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毎年北海道で悩みとなるのがときに災害ともなる大雪。
もう一つ備えが必要なのが地震による災害です。

巨大地震はいつ起きてもおかしくないと、専門家は警鐘を鳴らしています。

巨大地震への備えの一つが、北海道東部の釧路町にあります。

【特集】“じぶんごと”防災

2月から供用が始まった千島海溝沿いを震源とする巨大地震に備えて建てられた、2基の津波避難タワー。

国の補助金が3分の2に引き上げられた『改正特別措置法』が、2022年に施行されてから、北海道内で建てられたのは、これが初めてです。

その一つ、『中園公園避難タワー』は高さ約10メートル。420人が避難でき、冬に備えて暖房も完備しています。

津波が通り抜けるように、1階部分は柱だけの設計になっているほか、さまざまな工夫が施されています。

蓄電用の太陽光発電設備も備え、停電しても電気が使えます。

迫る巨大地震。地震学が専門の北海道大学・地震火山研究観測センターの高橋浩晃教授は「いつ起きてもおかしくない」と警鐘を鳴らします。

北海道大学・地震火山研究観測センター高橋浩晃教授

「千島海溝では、例えば根室沖だと、マグニチュード8クラスの地震の発生確率が80%と非常に高い値」

さらに、マグニチュード8.8程度以上、東日本大震災級の超巨大地震の発生確率は7~40%と、切迫しているといいます。

津波被害のシミュレーション

北海道内では、釧路市周辺を中心に避難タワーの建設計画が進んでいますが、高橋教授はハード面だけでなく「訓練など日頃からの準備が大切だ」と呼びかけています。

【特集】“じぶんごと”防災

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年2月6日)の情報に基づきます。

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