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【不動産テック50レポート】注目の不動産関連スタートアップ企業50社

TECHBLITZ

特定テーマのトレンドキーワードや注目スタートアップを紹介する「トレンドレポート」。今回は「不動産テック」関連における注目スタートアップや、その資金調達動向をまとめた「不動産テック50」レポートを作成しました。レポートでは、”売買”、”スペースシェアリング”、”民泊”などに関連する世界の先端ソリューション事例を紹介しています。
※レポート本誌は、2023年10月に「BLITZ Portal」ご利用企業向けに発刊しております。

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現在の「不動産テック」関連の概況

 仲介業者を介した伝統的なビジネスモデルや業界に精通したIT人材の不足など、様々な要因から不動産業界はデジタル化が難しいと言われてきました。しかし、デジタルネイティブといわれるミレニアル世代やZ世代が住宅の賃貸・購入を検討する年齢に差し掛かり、より利便性が求められるようになったこと、また業界内でも業務効率化やビッグデータ分析等の要請が高まったことから、デジタル技術を活用したプロップテック(不動産テック)が近年急速に発展しました。

 加えて、パンデミック時の大規模な金融緩和による金利の低下を背景に、不動産売買がより盛んになり、インスタントバイヤー(iBuyer)というデジタル技術を活用した住宅転売ビジネスモデルが注目を集めました。金利の上がった現在では、資金調達コストの増加や住宅ローン金利の上昇による住宅購入熱の冷え込みもあり苦戦を強いられている企業もあるようですが、iBuyer企業が不動産売買をより便利で手軽なものに変革したことは確かです。また他にも様々な売買関連サービスを提供する企業に資金が集まっています。

 また、オンライン上で手軽に物件探索・契約ができるプラットフォームや、不動産業者向けの物件管理・業務効率化ツールは日々進化を遂げており、これらの技術を活用した民泊ビジネスはアフターコロナ時代を迎えて再び活況を呈しています。さらに家賃の高騰やリモートワークなど働き方の変化を背景にシェアオフィス・シェアハウスをはじめとしたスペースシェアリングにも注目が集まっています。

 本レポートでは、世界の不動産関連スタートアップの中から累計資金調達額トップ50社(2023年9月時点)をピックアップし、カテゴリーに分類してご紹介します。

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「売買」「スペースシェアリング」「民泊」などの注目スタートアップを紹介

 本レポートでは下記注目カテゴリーを取り上げております。 【10の注目カテゴリー】「不動産売買・投資・金融」売買買い替えオーナー向け金融住宅ローン関連投資・投信セカンドハウス「建物・スペース」開発・リフォームスペースシェアリング民泊物件管理 その中でも今回、「売買」「スペースシェアリング」「民泊」のスタートアップを一部紹介いたします。※以下の資金調達額累計は2023年9月時点の数値となります。

売買

テクノロジーで住宅の P2P 取り引きを可能にしたり、手続きや交渉を合理化・迅速化するプラットフォームを提供。従来の不動産取引に必要であった仲介業者の介在をなくし、手数料の削減のほか、売主・買主の信頼性を担保する制度を導入。NoBroker

Image : NoBrokerHP

インドのP2P住宅売買・賃貸プラットフォーム。売主と買主を直接つなぎ迅速かつ仲介手数料不要で取引。有料サービスで引っ越し業者の斡旋や売買にともなう公的手続きのサポートも提供。

資金調達額累計:$430.9M本拠地:Bengaluru IndiaHP:https://www.nobroker.in/企業概要ページ:https://blitzportal.com/startups/-Ymj1kOXn

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スペースシェアリング

シェアリングエコノミーの浸透とテクノロジーの発展により、手軽に利用できるようになったシェアリングサービス。従来よりきめ細かな物件管理が可能となりベッド単位でのシェアサービスも登場。会員制のサブスク型シェアリングサービスにも人気が集まる。Colonies

Image : ColoniesHP

フランス発の単身者・カップル向けのデザイナーズシェアハウス。生活備品のほかネット接続費や光熱費込みの料金で個室と共有スペースを提供。複雑な手続きは不要で外国人にも人気。

資金調達額累計:$213.0M本拠地:Paris FranceHP:https://www.livecolonies.com/企業概要ページ:https://blitzportal.com/startups/-NXNV40Xz

民泊

アフターコロナの時代へと移行し、再び活況を呈している民泊ビジネス。空いている部屋やスペースのほか、宿泊施設の空室や空き家などの遊休資産を活用できるとして注目を集めている。AI 音声サービスによる顧客対応を導入するなど、技術革新による業務の効率化や省人化が進んでいる。Holidu

Image : HoliduHP

画像解析技術で1500以上のサイトから最安の宿を比較・提案し、宿泊費を最大55%節約する「Holidu」と、管理業務を8割削減する宿泊施設オーナー向け一括管理ツール「Bookiply」を提供。

資金調達額累計:$199.8M本拠地:Munich GermanyHP:https://www.holidu.com/企業概要ページ:https://blitzportal.com/startups/-gjLzmNyX

 グローバルなマクロトレンドの把握や、スタートアップ調査、事業アイデア創出といった場面で、本レポートが少しでもお役に立てれば幸いです。

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