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本棚の隙間でひっそり開店 こだわり満載の「書店のジオラマ」

おたくま経済新聞

本棚堂書店という店名らしく本棚の中に開店しているという設定

 レトロな雰囲気が印象的な「書店のジオラマ」がツイッターで注目を集めています。

 「小さい本屋ですが探している本がなぜか見つかる不思議なお店」という設定の架空の書店「本棚堂書店」。こんな書店が実際にあるならぜひ行ってみたいものですね。

 墨吉町という架空の町にある駅構内に店を構える「本棚堂書店」。店頭にはアメコミや絵本、洋書などが並び、その他にも珍しそうな本がズラリ。たしかにこの書店なら探している本が見つかりそう。

 このジオラマの制作を行ったのは依田四十郎さん(@yorita3)。過去にも多数の昭和ノスタルジーにあふれるジオラマを手掛けています。

 今回の作品は過去に制作した「墨吉町駅」や「消火器」といった作品との連作になっており、依田さん自身がよくジオラマ制作に使うモチーフとして本屋を制作していることから、今回の作品のイメージが湧き制作を行ったとのこと。ジオラマには「墨吉町駅」の看板や消火器のミニチュアも登場。作品同士のつながりから一本のストーリーが出来上がってしまいそうです。

 作品の制作には2か月半ほどかかっています。日に一時間ほどコツコツと作り続け、10月6日にツイッターにてお披露目されました。

 個人的に気になった照明についてうかがうと、やはり苦労した点の一つとのこと。店内と通路で違う種類のLEDが使われていることはもちろん、屋号にいい感じに光が当たるような配置などのこだわりも満載です。

 また、投稿の際に「本棚の隙間にひっそりとオープンしている」というつぶやきの通り、投稿された写真には実物大の書籍も写り込んでいます。これらは依田さん自身の蔵書から選んだもので、ジオラマテーマにマッチするものを選んだり、ジオラマ内のミニチュア本と絡めたりと、楽しく選書しているとのこと。こうした書籍とジオラマの関連性を読み解き、作品のテーマを深堀りすることもこのジオラマの楽しみ方のひとつかもしれませんね。

 作品には多くの反応と好意的な声が寄せられており、中には書籍のラインナップを当ててみせた本の愛好家たちからのコメントも。

 こうした声に対し依田さんは「私の好きなものを詰め込んで好き勝手に作っており、そこに共感していただけるのはとてもうれしいです。色々とネタを仕込んだりしていますので、そこに気づいていただけたりするのも製作者冥利につきます」とコメント。

 単に出来のいいジオラマではなく、いろいろな見方で楽しめる依田さんのジオラマ作品。よーくのぞき込んでみると、あなただけの発見があるかもしれません。

<記事化協力>
依田四十郎さん(@yorita3)

(山口弘剛)

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