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「神の考えることは人間にはわからないな」──『悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される』クレイル役・緑川 光さんインタビュー【連載第7回】

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

2026年1月11日(日)より放送のTVアニメ『悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される』(『あくでき』)。ぷにちゃん氏による同タイトルの小説作品を原作とした、王道溺愛系“悪役令嬢”ストーリーです。

アニメイトタイムズではキャストインタビューを連載中。第7回は、クレイル役の緑川 光さんが登場。ゲームに引き続きクレイルを演じる緑川さんに、本作やキャラクターの魅力、アニメの注目ポイントなどを伺いました。

 

 

【写真】『あくでき』クレイル役・緑川 光インタビュー|声優インタビュー連載第7回

クレイルは緑川 光ファンがきっと好きなキャラ!?

──アニメ化が決まった時の感想をお聞かせください。

クレイル役・緑川 光さん(以下、緑川):他の方とたぶん同じ気持ちだと思いますが、キャストが変わらなくてよかったなと(笑)。

──ファンの方からSNS等でアニメ化の反響はありましたか?

緑川:僕のファンの方はクレイルのような役が好きだと思うので、喜んでいる方は多いと思います。

──クレイルというキャラクターの印象をお聞かせください。

緑川:神様なのに女性っぽいしゃべり方をするキャラですが、僕もそういうキャラが好きです。たぶん声優さんはみんなこういうキャラが好きだと思います。アドリブがどんどん浮かんでくるので。

ただ「クレイル、ちょっと変じゃない? そのアプローチの仕方は」という想いもあって。パールがいない時は普通に男性らしくしていてもいいんじゃないかと。それなのに、ずっと女性っぽいままだったから、「徹底していて、おもしろいキャラだな」って(笑)。

ある意味、素敵だなと最初は思ったけど、話が進むごとに「やっぱり変な気がする」と。「まあ神だから」とあまり深く考えずに演じていました(笑)。

──クレイルに共感するところがあれば教えてください。

緑川:もちろん全部のシーンで、彼の心境は理解できます。ただパールがいない時も変わらないところはやっぱり「使い分けないんだね」とは思いますよね。パールのためにやっていることが日常になってしまっていることは理解できないし、「神の考えることは人間にはわからないな」って(笑)。現場でもそういう話をしました。

──皆さんとの収録はいかがでしたか?

緑川:もちろんテンションが上がりますよね。感情的になるシーンもあるので、そこでは相手の温度がわかっていたほうがよりいいお芝居になりますから。

 

クレイルとの第一印象は「あ、好き」?

──収録で意識されていたことはありますか?

緑川:この作品に限らず、最初は思うようにやって、「そこはそうじゃなくて、こんな感じで」とディレクションで言われたら修正する感じです。

台本を読んで、やったことがないようなキャラじゃなければ、「以前演じた、あのキャラみたいな感じかな」と引き出しを開けて。たまにやったことがないキャラを演じることもありますが、そこでまた新しい引き出しができるだけの話ですし、「あのキャラをこんな感じにすると近いかも」というところから始めます。

──じゃあ緑川さんはクレイルと出会って驚いたというよりも……。

緑川:「あ、それ好き」でしたね。

──アニメの収録では、ゲームで演じた時と変わった点などありましたか?

緑川:ゲームの時と同様に女性口調で話しているシーンが大半なので、そこはあまり変わらず。それよりもアニメで本格的に演じる前にサービス的なおまけボイス用にクレイルの声で収録したんですけど、その時は「男性のほうでお願いします」と言われて(笑)。

「むしろ男性口調ではあまりやってないんだけどな」と思いつつ、チャンネルを切り替えて、あまり男々しない感じの男性口調でやらせていただいたのが印象的でした。

──ゲームが2024年発売だったので、少し時間が空いての収録だったかと思います。難しかった点はありますか?

緑川:パール役の降幡(愛)さんに「いつ男性バージョンになったんだっけ?」と尋ねたことはあります。「この後、大丈夫だよね? 神だし」と聞いたこともあります(笑)。そこもちゃんと教えてくれましたし、逆に尋ねられることもありました。

 

アニメの序盤でも出番があったことに喜びと感激

──本作のシナリオを読んだ感想をお聞かせください。

緑川:クレイルは神みたいなポジションですが、あまり他のキャラと絡んだり、日が当たらないまま終わってもしょうがないかなと思っていました。でもアニメではちゃんとクレイルが関わるエピソードが用意されていて、嬉しかったです。

ゲームの時も出番は後半だったので、アニメになっても当分出番はないんだろうなと思っていましたが序盤にちょこっと顔見せ程度に出させていただけたのが嬉しかったです。

──ゲームをプレイされていない方は「あの時にいたキャラが!?  伏線だったのか!」と驚かれたのではないでしょうか?

緑川:そうですね。それもあって序盤に登場シーンがあったのはありがたかったです。早くみんなと合流したい、物語を一緒に共有したいという気持ちが大きかったですし、後半でクレイル絡みのエピソードがあったのが嬉しかったですね。

──アニメで印象的なシーンがあれば教えていただけますか?

緑川:自分のキャラクターが大好きなので、序盤に2回、ちょこっと出させてもらったシーンは嬉しかったし、本当に感謝しています。

ゲームをプレイされていた方は「クレイルの出番はどうせ終盤だろうな」と思って観ていたら「おおっ!?」と驚いてくれたら嬉しいですね。

──クレイル以外で好きなキャラクターを教えてください。

緑川:立場的にはやっぱりパールですね。かわいいじゃないですか。そしてめっちゃツンデレですよね。「ツンツンしてるけど、何だよ~。好きなんじゃないの?」みたいな、そんな流れが好きです。

怒っているのかなと思ったら、実は怒っていなかったりすると「素直になればいいのに」と思いますよね。でも素直になれないところがかわいいんですよね。

──降幡さんのお芝居はいかがでしたか?

緑川:かわいかったですよ。声色的にも好きですね。

 

緑川さんが今、ハマっているのは『学園アイドルマスター』 

──ここで皆さんにお尋ねしている共通質問も。緑川さんは多趣味で知られていますが、アクアスティードがティアラローズを溺愛するように、ご自身が今、溺愛しているものについて教えてください。

緑川:そうですねえ……今はあまりハマっていないかなあ。人って年々、熱くなれるものが減ってくると思うんです。だからいつも前向きにいられるためにはどうしたらいいのかなと日々考えます。仕事ばかりだと身も心も疲れてしまうので、例えばゲームに熱中して、「明日もまたログインしよう!」と思えるのも日々の糧になると思うし、そういうものを上手に探しています。

最近だとプレイしておもしろいなと思ったのは『学園アイドルマスター』です。登場するアイドルの一人、十王星南のお父さん、龍正役で出演もしています。

これまで、女性のキャラクターは(『超時空要塞マクロス』に登場する)リン・ミンメイ以外はハマっていませんでしたし(笑)、女性がたくさん登場するシミュレーションゲームはプレイすることも出演することもほとんどなくて。

たぶん『トゥルー・ラブストーリー』の主人公・前田一也役で出演したくらい。その前は『ときめきメモリアル』さえプレイしたことがなかったので、「おもしろいな」と思いました。

それ以降は関わる機会がなく、女性がたくさん登場するシミュレーションゲームは『学園アイドルマスター』が久しぶりな上に、父親役で娘を応援するという立ち位置もおもしろくて、違うモチベーションが生まれました。

 

アニメのお気に入りはミニキャラ。グッズ化やコラボカフェを希望!

──改めてこのアニメのおもしろさや魅力を感じる点をお聞かせください。

緑川:たまにミニキャラになって登場するのが嬉しかったです。個人的にミニキャラが好きなので。だからかわいく演じようかなと思ったら、「芝居はそれほど変えなくてもいいです」と言われて、「残念だな」と(笑)。

──妖精もかわいいですよね。ファンシー好きな緑川さんにとってもたまらないのでは?

緑川:そもそもパールの見た目が好きですから。森・海・空と3人の妖精王がいますが、1組結ばれたら1人余ってしまうので、「大丈夫なのかな」と少し心配していますが(笑)。

 

クレイルが本領発揮するのは次の10話からなので、お楽しみに!

──では次回の第10話以降の注目してほしいポイントについて教えてください。

緑川:今回、具体的なお話ができなくなくて申し訳ないのですが、クレイルの本当の見せ場は次の第10話からなんですよね。ここから本領を発揮しますから。アニメで初めてクレイルを観た方はどんな反応をしてくれるのか楽しみです。

──緑川さんはオンエア中にリアルタイムで、SNSでつぶやいたりしますか?

緑川:公にはしませんが、自分のファンアプリのチャットで、ファンのみんなで楽しんでます(笑)。いよいよ終盤に差し掛かった『あくでき』ですが、是非最後まで楽しんでくださいね。

 
[取材・文/永井和幸]

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