初アユルアー釣行で10匹の本命をキャッチ【京都府】ロックフィッシュ用ベイトフィネスロッドを代用
初めてのアユルアー釣りに挑戦した筆者は、ロックフィッシュ用ベイトフィネスロッドを使用して、目標の10匹を目指しました。前回の雷雨による釣行中断を経て、今回は晴天の中、2時間の釣りで見事に目標を達成。激流域での釣り方やタックル選びの工夫が功を奏し、初鮎を含む満足のいく釣果を得ることができました。
人生初めてのアユルアー釣り
初めてアユルアーでアユを狙う釣り、アユイングに挑戦しました。使用したのはロックフィッシュ用のベイトフィネスロッドです。この川は小規模で川幅も狭いため、長い竿での友釣りなどでは狙いにくい場所が多く、ルアーで狙うには適していると思い、選択しました。
また、ベイトフィネスがうまく対応できるかも試してみたくて、アユルアーを購入。目標は10匹ですが、釣ったことのないターゲットで狙い方もわからないため、不安ながらも挑戦しました。
当日の状況
実は前回が初挑戦だったのですが、釣り場に着いてすぐに雷が鳴り出し、待機して30分もしないうちに雷雨になり、強制終了となってしまいました。
今回は雷予報のない日に挑戦。天気は晴れ時々曇りで、雷雲の発生もなく、昼間の2時間の釣行となりました。
使用したタックル
今回は7フィートのライトソルトゲーム用ベイトフィネスロッドを使用。リールはダイワの月下美人AIR TW、ラインもダイワの月下美人PE0.6号をそのまま使用し、リーダーは短く2号の秋イカエギング用のサンラインのソルティメイト エギリーダーSV-Ⅰを使用しました。
ルアーはアユ専用のジャッカルのオトリミノー104です。ルアーだけはアユ用に新たに購入しました。
昼12時30分に上流部分に到着
まずは浅瀬の流れがある場所を狙ってみました。カラーはHL煌鮎からスタート。すると早々にヒットしましたが、釣れたのはカワムツでした(笑)。ここから下流に向かって投げながら移動していきました。浅瀬にはカワムツがいるものの、アユの姿は全く見えません。
アユが餌をついばんだ跡のついた岩もありましたが、反応はありませんでした。次に、深場の流れの緩い淵がメインの場所で、シンカーを付け、カラーを背ビレに赤いラインが入ったサイトグロー鮎に変更して狙いましたが、反応はありません。早々に見切りをつけて下流へ移動しました。
念願のアユをキャッチ
流れの強い激流のポイントを選択しました。流れが強いのでシンカーを付けたまま同じカラーで狙い、流れの中を通し、岩に当たるのを感じながら一ヶ所に止めて泳がせていると、竿にグンと伝わるヒット。この引きはカワムツとは違い、やっと初めてのアユを釣ることができました。
ここから同じ狙い方で連続ヒット。アユの群れが入っているようです。岩に当てるまで巻いて泳がせ、当たった場所で流れに任せて一ヶ所で泳がせるパターンが効果的でした。同じようなポイントがいくつもあるので、順番に狙っていくとヒットしました。
目標の10匹を達成して納竿
次は止めている時に派手にアピールしたほうが良いかと思い、シェイクを続けるとヒット。ベイトフィネスロッドなので、シェイク中のアタリもよく分かり助かりました。
しかし、ここから掛かるものの、なぜかバラしてしまう現象が続きました。針が鈍くなったのかと交換してみたところ、再びシェイクを混ぜながら狙うと連続ヒットでキャッチできました。やはり、針先が鈍くなっていたのが原因だったと分かりました。
これまでにない強い引きで、今日イチの大きな鮎をキャッチしました。ここで10匹に到達し、満足のいくサイズが釣れたため、14時30分に納竿しました。
釣行の振り返り
タイミングが良く、激流域にアユが溜まっていたのが幸いでした。目標としていた10匹も2時間ほどの釣行で達成できたのも良かったです。
バスロッドで参戦しようかとも思いましたが、小さな魚のアタリもよく分かり、さらに底や岩に当たったのも分かりやすいベイトフィネスロッドがうまくマッチした釣行となりました。
また、流れの岸際ギリギリや岩の向こうにピンポイントでキャストできるベイトフィネスロッドが、この釣りには有効だと感じました。専用ロッド等も発売されていますが、いきなり全てを揃えるにはハードルが高いと思うので、まずは代用できるタックルで狙ってみるのも良いと思います。
また、浅瀬から淵、それから激流域といろいろな場所を短時間で探り、アユが溜まっている場所を発見できたのも良い成果となりました。
これからの時期でアユが居着く場所も変わるでしょうから、いろいろな場所を狙い、川の状態とアユの付き場を確立していきたいと思います。
一ヶ所のシェイクが効果的だった
それと、バス釣りでの一ヶ所を狙うシェイクがアユにも効果的だったのが面白かったです。オトリミノーのジョイント部分があり、このシェイクと相性が良かったのだと思います。
いろいろなターゲットを狙う釣りを応用して、自分のスタイルで釣れると面白さも倍増します。
シンカーと替え針を持っていくこと
激流域では底が取りづらいのでシンカーが必要です。底に当たることを一番に考える必要がありました。針は定期的に交換したほうが良いです。岩に当たったり掛かったりして鈍くなるので、替え針は持っておくと良いでしょう。
アユ釣りには遊漁券が必須
各地の川にアユがいると思いますが、ルアーで釣っても良いか、漁協に確認したり、遊漁券が必要なので購入の時に店で確認してから楽しんでください。
また、川に入っての釣りになりますので、水陸両用の滑らないシューズを履いて水中や陸地を歩き、安全にポイント探しができることが大切です。
今回のような小規模の川では、先行者がいると邪魔になったり釣りにならないので、違うポイントに入ってお互いルールを守りながら楽しみましょう。
まだまだ暑い日が続きますので、川に入って涼しみながら釣りを楽しみたいと思います。
<田村昭人/TSURINEWSライター>