Yahoo! JAPAN

「なんで家事は私ばっかりなの……」仕事に育児で大変なママの負担を減らす“ギブアップ宣言”とは

saita

家の中で「私だけが頑張っている」と感じていませんか。ママの負担を減らす「ギブアップ宣言」とは?

家事が一人に偏ってしまっていませんか?家事をみんなでシェアするといいこといっぱい!というのはNPO法人tadaima!の三木さん。家事分担についての悩みを相談してみました。

いつも私だけが「頑張っている」感があってもやもやする……

www.photo-ac.com

今までは「当たり前」「こんなものかな?」と思っていたことでも何かをきっかけに「もやもやする」ことだってありますよね。
家事を1人で担ってきた共働きの女性から悩みが来ました。

“週末に夫や子供たちはそれぞれ好きなことをしていますが、私は平日に仕事をしているため、たまった家事をこなすのに1日費やしているのがほとんど。一緒にやったり分担したいのですが、結婚して早15年、ずっとこの形なので「これが普通」だと思っているのではないかと思います。もやもやしているのですが、それを言っても変わらないだろうと思い、話すのもおっくうになってきました。どうすればいいでしょうか。”

ママが仕事も家事も両立するのは「当たり前」と家族は感じている

はじめまして。NPO法人tadaima!という団体の三木智有といいます。tadaimaでは家事シェアをする方法やする意味をパパ・ママに向けて広める活動や、元インテリアコーディネーターだった知識を活かして子育て家庭のための模様替えコーディネートを行っています。

前述の主婦の方は、いつも「私だけが頑張っている」と感じてしまうとのこと。
家庭を切り盛りしながら、仕事にも取り組んで、「両立」を目指して奮闘しているのは私だけではないかという気持ちになってしまっているのかと思います。

きっとご家族にとって今の状況は「普通」のことになっているのだと思います。僕自身、子どもの頃は母親がご飯をつくってくれること、掃除をしてくれていることなどすべて当たり前だと思って、それを疑うこともありませんでした。
むしろご飯ができていなかったら「なんでまだできてないの!?」、トイレが汚れていたら「ちゃんとトイレ綺麗にしておきなよ」と、今思えばとんでもないことを言っていました。

「当たり前」は「責任の大きさ」からくる

www.photo-ac.com

そのときの自分の気持を振り返ってみると、こんな思いが浮かび上がってきます。
「僕が妻を助けないと、家が崩壊するってわけでもないし」
これは、家事をしないパパや家事が苦手を自負するパパたちにも共通する考え方のようです。
一方、結婚して家事を主体的にやるようになってからの僕はこう考えるようになりました。
「僕が家事育児をさぼったら、妻も娘も家も大ダメージをうける」と。

この気持ちには大きな隔たりがあります。主体性とも言われたりしますが、気持ちの問題ではなくてシンプルに「抱えている責任の大きさの違い」だと思います。

ポイントになるのは「自分がやらないと妻や子どもがやばいことになるかもしれない」という”責任感”と、「自分がやることでこんなにも妻や子どもを喜ばせることができるんだ」という“達成感”の2つです。

どうやって家族に伝えればいい?

この2つのポイントを「どうやってパパをはじめ、家族に理解し、実感してもらえばいいのか」が問題ですよね。ご相談のなかでひとつ気にかかった言葉がありました。それは「言っても変わらないだろう」という言葉です。
まず大前提として、確かに多くの人は「言っても変わらない」ですよね。パートナーだろうと子どもだろうと、言葉だけで人を変えるのはとても難しく、時間もかかり、労力も必要です。

人は主体性が芽生えたから行動が変わるのではありません。行動や役割が変わったから主体性が芽生えるのです。ですので、家事を1人で負担しているママが家族との話し合いでやらなくてはいけないのは2つだと考えています。

1つ目は「ギブアップ宣言」、2つ目は「具体的な役割」を決めることです。

 

「ギブアップ宣言」をする


まず、自分のなかの「少しでも手伝ってくれたらいいのに」という気持ちを「家族で協力しあわなくちゃもう無理なんだ!」と覚悟を決めてみてください。
そして、それを告白してみてください。「これまでは私が色々やってきたけど、じつは私限界なの!」と。ママはスーパーマンじゃないんだってことを告白するのです。

 

 

「具体的な役割」を決める


そして、家族みんなで協力し合うという前提で、具体的な役割について決めましょう。
家族に忖度して「ちょっとでもやってくれたら」ではなくて「しっかりと責任を担ってもらう」ように。繰り返しになりますが、人は責任を与えられることではじめて自主性が芽生えるのです。

 

 

家族みんなが笑顔になるように話し合おう

www.photo-ac.com

自分も含めた家族みんなが幸せになるように、伝える2つのこと。
1つ目はママ自身の思い切った「ギブアップ宣言」。2つ目はやってくれるかどうかじゃなく、家族1人1人が責任を持ち、なにを協力し合うかという「具体的な役割」。
このふたつを家族に話してみてはいかがでしょうか。
すこしでもご家族との協力体制が心地よいものになることを願っています!

 

三木智有/家事シェア研究家

【関連記事】

おすすめの記事