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『ヴェノム:ザ・ラストダンス』ヌルは今後も登場のラスボスか ─ 「1作限りで終わらせるにはあまりにも強大」と監督

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ソニー・ピクチャーズ『ヴェノム』シリーズ完結作で注目されるのは、“ヌル”と呼ばれる強大なヴィランの襲来だ。ファイナル予告編でチラリと姿を見せるこのヴィラン、原作コミックでは非常に強力な敵として壮大な物語が描かれる。

ヌルは宇宙創造前から存在し続ける闇の邪神であり、シンビオートの創造主でもある。『ザ・ラストダンス』ではヌルの登場のみが描かれ、彼との戦いは今後の作品に持ち越されるのではないか、ソニーのユニバースのラスボス的存在になるのではないかとの説がファンの間で交わされていたが、どうやらその推理は正しい。本作の監督と共同脚本を務めたケリー・マーセルは、米にて次のように語っているのだ。

「ネタバレの領域になってしまうので、何が起こるかわからないことを鑑賞のお楽しみにしていただければと思います。でも本当に、ファンにとってヌルがどれだけ重要な存在であるかは完全に理解しています。だから、ヴェノムの基礎を築いたように、ヌルにも同じことをしたいと思っています。“キング・イン・ブラック”は、一作限りで終わらせるにはあまりにも強大です。」

“キング・イン・ブラック”とはヌルの異名であり、彼とヴェノムやアベンジャーズらヒーローたちの凄まじい死闘を描いたコミックのタイトルでもある。以下のコミック表紙、左上で不気味な笑いを浮かべているのがヌルだ。ヴェノムと並んでいるヒーローたちを見れば、ヌルを食い止めるためにどれだけの戦力が求められたかがわかるだろう。

「本作ではヌルの導入を描きます。彼の物語の序章に触れるだけ。マーベルの偉大な映画ヴィランたちは、時間をかけて描かれてきましたよね」と続けるマーセル。おそらく、のサノスを意識した発言と思われ、ヌルも同じように“ラスボス”として導入することを示唆するようだ。

さらにマーセルは、「今回、ヌルはエディとヴェノムの絆の絶対的な限界を試す危険の裏に潜む脅威として登場します。「そして、彼らの関係性が今作の物語の心臓部となるのです」とも予告した。

原作コミックにおけるヌルの存在と、本作や本作以降での描かれ方の予想や考察については、以下の記事に詳しく書いている。『ヴェノム:ザ・ラストダンス』は2024年10月25日(金)26日(土)27日(日)先行上映(字幕版)。11月1日(金)全国公開。

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