わさびや茶園 茶作りで３度目のW受賞 通算16回目の大臣賞〈秦野市〉
わさびや茶園（秦野市菩提９０８）の山口勇さんが「令和５年度神奈川県茶品評会」と「第56回神奈川県茶園共進会」で、最高位の優等（農林水産大臣賞）に輝き、２月１日に南足柄市文化会館で表彰を受けた。
茶品評会には県内から１０２品、秦野市から25品が出品。茶の色や形、味などが審査され、山口さんの出品茶は、形は細く丸くよれ、色は緑がさえ、新鮮な香りとうま味が強いと評価され満点の２００点を獲得した。
一方、茶園共進会は県内から19品、市内から３品が出品された。分枝、整枝均整度、土壌管理などの項目が減点法で審査される中、同園は全ての審査項目で高い評価を獲得。見事、最高賞に選ばれた。
今回の受賞で、２０２０年、21年に続き、３度目の大臣賞Ｗ受賞を果たした山口さん。受賞を受け「生産者として大変喜ばしいことで励みになります。丹沢連峰の麓で茶作りを始めて70年近く。長年にわたり評価頂けることはお茶作りに適した地形・気象風土などの自然環境に後押しされている所も大きいと思っています」と思いを語る。今後の展望について「自然の恵の恩恵を大切にしつつ、良質茶の生産に励んでいきたい」と話した。
