【もう味つけに迷わない!割合でつくる 和のおかず】にんじんとレーズンの酢の物
和食の味つけ、実はとってもシンプルな割合でできること、ご存じでしたか? 今回はそんなシンプルな割合でつくる、和のおかず。いわゆる「だし」も、一切登場しません。それでも今回ご紹介するレシピは、どれも味はピタリと着地しています。和食は、食材と季節感を大切にする料理です。少ない調味料と思いきり簡単な味つけで、旬の味わいを満喫してみませんか!
しょうゆ:みりん:酢が1:1:1の酢の物。まろやか酸っぱいサラダ感覚が新しい。フランスで人気のお総菜サラダの和風版。しょうゆとにんじん、レーズンの相性のよさにビックリ!
【レシピ】にんじんとレーズンの酢の物
1 にんじんは斜め薄切りにしてからせん切りにする。ボウルに水カップ1、塩小さじ1を混ぜ、にんじんを入れて15分間ほどおき、水けをよく絞る。レーズンは熱湯にサッとつけて、ざるに上げて湯をきる。
2 ボウルにAを混ぜ、にんじん、レーズンを加えて(写真下)あえる。
[1人分90kcal 調理時間5分(にんじんを塩水につけておく時間は除く)]
【教えてくれた人】関岡弘美(せきおか・ひろみ)
京都出身の料理研究家。パリで料理、製菓、ワインを学ぶ。育った家庭の味と海外での経験を生かして、今の時代に即したつくりやすいレシピを紹介している。
撮影・野口健志
スタイリング・肱岡香子
取材&文・遠藤綾子
NHKテキスト『きょうの料理ビギナーズ』2024年10月号より抜粋