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今年で創業50周年!博多初のダッチコーヒー専門店「珈琲館ポエジー」【福岡市博多区】

フクリパ

今年で創業50周年!博多初のダッチコーヒー専門店「珈琲館ポエジー」【福岡市博多区】

いつの時代でも「カフェ」という存在は人々をトリコにします。近年のSNS人気も相まって、おしゃれなカフェ巡りを楽しむ女性も多い中、にわかに脚光を浴びているのが「昭和レトロな喫茶店」。中年以上の方はノスタルジックを感じ、若者にとってはおしゃれなカフェにないレトロ感が斬新だと感じるんだそうです。そこで福岡にある「昭和レトロを感じられる喫茶店」をご紹介していきたいと思います!

「珈琲館ポエジー」の場所は、博多駅から徒歩11分の「こくてつ通り」沿い

 

今回ご紹介する「珈琲館ポエジー」の場所は、福岡市博多区博多駅前。

「住吉通り」にある「博多駅前4丁目交差点」からキャナルシティ方面に向かう「こくてつ通り」沿いにあります。

最寄駅の博多駅博多口からは徒歩8分ほどなので、アクセスも良好です。

 

 

年季の入ったオーニング。店名はレトロで個性的なオリジナルフォント。実に味があります。

 

 

レンガ調の壁面は花壇にもなっており、日々オーナーが手入れをされているので、常に美しい花々が咲き誇っています。5月後半にはキレイなバラの花が咲くんだそうですよ。

 

 

通りに面した立方体の看板が目印。看板には「ダッチコーヒー専門店」としっかり記載されています。

 

やわらかいBGMが流れ続ける、クラシカルな雰囲気の店内空間

 

レンガ調とウッディで構成された店内。お客さんの会話を邪魔しない程度に、やわらかい雰囲気のBGMが常に流れています。全席喫煙OKなので、各テーブルごとに灰皿が完備されています。

 

 

ラグビーボールを思わせるような形状のテーブル席。後ろ足が斜めになった独創的なルックスのチェアはわざわざオーダーメイドしたものなんだとか。

 

 

さらに一番奥には7人が同時に座れる円テーブルの特等席も完備。こちらは良く近隣のオフィスワーカーの会議の場として使用されています。

 

 

店内を照らす50年もののアンティークライトや、ドン・キホーテの木彫りの壁飾り、陶芸作家のオブジェなどの個性的なインテリアは、オーナーの旦那様のご趣味によるものなんだそうです。

 

珈琲館ポエジーの歴史

 

 

「珈琲館ポエジー」が誕生したのは1974年(昭和49年)の4月1日。今年でちょうど50周年を迎えました。

 

オーナーの内藤久子さんは、大学時代に旦那様とお見合いをし、卒業後にご結婚。現在のお店の場所である旦那様のご実家に嫁がれ、子宝にも恵まれました。

 

ちょうどその時代、博多まで山陽新幹線が開通するにあたり、博多駅前は多くの来店が見込めるということで、立地が良かったこの物件に「ここで喫茶店をやりたいから貸してもらえないか?」というオファーがかなりあったんだそうです。

 

それを知った旦那様が久子さんに「ここで喫茶店をやっみては?」と打診。大学卒業後にすぐに結婚したので飲食店のキャリアはもとより、社会経験すら全くなかった久子さんは最初は躊躇したものの、やがてやることを決意。

 

近くにあったコーヒー教室に通いコーヒーのイロハを勉強される中、ダッチコーヒー(水出しコーヒー)と出会いました。

 

ダッチコーヒーはサイフォンやドリップよりも抽出時間はかかりますが、季節や技術に左右されずに安定した味のコーヒーを抽出できるという利点もあって採用することに。

 

そして4基のダッチコーヒー器具を導入し、「博多初のダッチコーヒー専門店」というコンセプトで開業に至りました。

 

店名の「ポエジー」とはフランス語で文学体系としての「詩」を意味する言葉。大学時代に第二外国語としてフランス語を学んでいた久子さんが名付けたそうです。

 

開業後は近隣のオフィスからの需要があり、大変繁盛したそうで、久子さんも小さなお子さんの面倒を見ながらお店を切り盛りし、かなりお忙しかったそう。

 

当初はダッチコーヒーだけのお店でしたが、お客さんからの要望を受け、やがてランチやモーニングを提供するようになったんだそうです。

 

それから50年。優秀なスタッフに恵まれたこともあり、久子さんがお店に立つ日はかなり減ったそうで、今では旦那様との共通の趣味である船釣りに一緒に出かけたりされているそうです。

 

50年間変わらない看板メニューは、1日8時間かけて抽出する「ダッチコーヒー」

 

看板メニューのダッチコーヒー(水出しコーヒー)は店内の一角で毎日8時間かけて抽出されています。

上部の水がポツポツと透明の管の中に入ったコーヒー豆に染み渡り、一滴づつ抽出されます。

1基で15杯分が抽出でき、それが4基あるので約60杯分のダッチコーヒーがここから毎日生み出されているのです。

 

 

ダッチコーヒー(水出しコーヒー)はアイスだけかと思いきや、こちらではホットでも楽しめます。1適づつ時間をかけて抽出されたコーヒーは、驚くほどまろやかな口当たり。

博多の老舗喫茶店ではお馴染みの「冷やしたクリーム」も添えられているので、お好みの量を浮かべて飲んでみるのも良いですよ。

 

インバウンドにも大人気!4種類のモーニングメニュー

 

こちらがメニュー。ダッチコーヒーを筆頭にドリンクメニューがメインですが、ケーキセットやフロート類、さらに平日の11:30〜14:00は日替わりランチもオーダーできます。

特筆すべきは毎日8:00〜11:00まで楽しめるモーニング。全4種類あり、ドリンク付きで各税込600円。

近年はモーニングを食べたくて朝から来店するインバウンドの方がかなり多いんだそうです!

 

 

今回は4種類のモーニングの中から一番人気の「Dセット」をオーダーしてみました。

表面をカリッと焼いたトーストに、ハム・チーズ・タマゴ・野菜を挟んだサンドイッチに、オムレツとサラダにカットフルーツが添えられています。コーヒーはもちろんダッチコーヒー!

 

 

ひとくちサイズにカットされたサンドイッチは、古き良き喫茶店を思わせる素朴な味。オムレツとサラダも添えられているので栄養バランスも◎。

このボリュームを朝から食べると、良い1日がスタートできそうです!

 

愛煙家のオフィスワーカーたちの憩いの場!全席喫煙OK!

 

先述したように各テーブルには灰皿が置かれており、店内は全席喫煙OK!近隣はオフィス街なので、愛煙家のオフィスワーカーたちの良き憩いの場所になっているようです。

※ただし喫煙可能店につき20歳未満の方は入店できないのでご注意あれ。

 

 

博多ではじめてのダッチコーヒー専門店として誕生してから今年でちょうど50年。博多駅前エリアはかつて数多くの喫茶店がありましたが、年々オフィス街として開発が進んだことでその数もかなり少なくなりました。

そんな現在でも、50年前と同じ場所・同じスタイルで変わらず営業を続けている「珈琲館ポエジー」はまさに貴重な存在と言えます。

長年多くの方に愛されてきたまろやかな味わいのダッチコーヒーとモーニングをぜひ味わってみてくださいね!

 

 

珈琲館ポエジー

住所:福岡市博多区博多駅前-12-14

電話番号:092-411-9558

営業時間:8:00~18:00(L.O 17:30)※土曜日は14:00まで(L.O 13:30)

定休日:日曜日・祝日

 

 

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