DJI、「DJI Matrice 400」「DJI Dock 3」など最新機種を展示[CSPI-EXPO 2025]
新製品ラッシュが止まらないDJI。ブースには2025年に入ってから登場した産業機が展示され、多くの人々が足を止めて、最新機体に見入っていた。
担当者は来場者に対する印象を以下のように語る。
CSPIに出展して3年目になりますが、年々、ユーザーの方たちのレベルが上っていると感じています。すでに大型機を運用しているユーザーが、さらなる効率化を求めるために最新機種を見に来ているという印象です。「DJI Matrice 400」も「どれぐらい長時間飛行ができるのか」「安全性はどうか」と、より詳細な情報を得ようとするユーザーが多いですね。
DJI Matrice 400はこれからのDJIの産業機を牽引するフラッグシップ的な存在として、同社内でも期待を寄せられている。LiDARやスピーカーなど様々なペイロードにも対応し、各種の分野で活躍が期待される。
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DJI Matrice 400を右後ろから撮影。機体が傾斜しており、お尻(機体後部)が下がっている形状
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機体上部に取り付けられたLiDARセンサー
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ペイロード各種。スピーカーの「Zenmuse V1」(左)、スポットライトの「Zenmuse S1」(中)、フルサイズセンサーカメラの「Zenmuse P1」。DJI Matrice 400は同時に最大7つのペイロード搭載に対応する
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一方で、専用充電器で一度に充電できる本数がDJI Matrice 300/350シリーズの4本から3本になった。DJI Matrice 300/350ユーザーからは業務中のバッテリーローテーションが適切に行えるか心配する声も聞かれるが、担当者は次のように語った。
DJI Matrice 300/350よりも飛行時間が1.5倍伸長した分、充電にかけられる時間が増えるので問題ありません。
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BS100バッテリーステーション。TB100バッテリーのサイクル寿命は400回
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2月に発表された「DJI Dock 3」も展示。来場者からは進捗管理に使いたいという声はもちろん、ダムの巡回業務に利用できないかといった意見もあった。
担当者はユーザーの傾向を次のように解説する。
Dockシリーズも3代目になり、性能を不安視されることはなくなりました。どのユーザーも、自分たちのやりたいことにマッチするかどうかをチェックしています。
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DJI Dock 3のカバーがオープンした状態。このときの寸法は1760×745×485mm
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DJI Dock 3のカバーが閉まった状態。このときの寸法は640×745×770mm
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DJI Dock 3にはRTKベースステーションを搭載
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DJI Matrice 4シリーズも出展。携帯性や可搬性が重視される現場で産業機を使用したい場合に、アームを折りたためば500mlのペットボトル程度の大きさになる同機は重宝されているそうだ。
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Matrice 4Tはジンバルに合計6つのセンサー・カメラ・ライトを搭載
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Matrice 4E。機体寸法はMatrice 4シリーズ共通で307.0×387.5×149.5mm(アームを展開した状態)
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DJI