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若葉台市民図書館 SOLAが開館10周年 ”住民手作り”の交流拠点〈横浜市旭区〉

タウンニュース

瀧本館長(右)と塩田委員長

若葉台市民図書館「SOLA」=若葉台4の34の1=が6月2日、開館10周年を迎えた。同館の瀧本總一郎館長は「地元住民と作ってきた図書館」と10年を振り返る。また、今年から運営体制の見直しをはかるなど、今後を見据えた活動にも注力している。

「幅広い世代に気軽に本を楽しんでもらいたい」。そんな思いを込めて、2012年6月2日にオープンした同館。SOLAは「SocialLibraryforAll」の頭文字から名付けられた愛称だ。絵本や児童書、若葉台をはじめとする郷土史、漫画などが揃えられている。現在の蔵書は14537冊あり、開設当時から7433冊増えた。また、地域に開けた図書館として、お話し会などのイベントも開いている。

同施設は2007年に閉校した旧若葉台西中学校の図書室を再利用している。瀧本館長によると、閉校当時から施設の再利用をめぐり様々な検討がされてきたという。「廃棄図書が約6700冊もあり、何か活用できないかと考えていた」と振り返る。

契機となったのは、09年に同校で開かれた若葉台文化祭。そこで地元作家の書籍や区内団体が発行した文集などを展示した「書籍フェア」を実施した。イベントは成功を収め、瀧本館長は同校図書室の図書目録をつくり始めた。「これらを機に、地域に開けた情報発信する新しい図書館にしようと思いついたんです」と話す。

開館に至るまでは市民ボランティアが中心となり、図書室の掃除や蔵所の整理などを実施。加えて、事務机などの備品寄附や募金など、住民から応援も。「これまでを振り返ると本当に住民と共に作ってきた図書館だと実感します。本当にありがたい限り」と笑う。

新体制で次世代へ

同館では館内利用の利便性を高めるため、約3年前からシステム化を図ってきた。手書きでの貸出返却管理から、バーコードを使用したものに変更したり、同館ホームページから蔵書検索が可能となった。

また、6月から図書館全体の運営を担う運営委員会をはじめ、新書購入の検討やシステム管理などの仕事を細分化し、担当者を配置。運営体制を見直し、今後の活動に向けて新しいスタートを切った。

運営委員会の塩田健二委員長は高齢化が進む中でも、活躍できる場を提供したいと考えている。「80代でも90代でも、受付などができるような環境づくりにも取り組んでいる。外に出て交流できるきっかけになれば」と話す。また、「親子連れで利用される方も多い。学校の図書館で読むワクワク感を体験してもらいたい」と語る。図書の配置などを担当するスタッフは「今後も利用者に寄り添った図書館を目指し、活動していきたい」と意気込む。

瀧本館長は「SOLAは様々な情報を発信する場。今後も住民の皆さんと共にある図書館でありたい」と思いを語った。

開館日は火曜日、木曜日、土曜日、日曜日。午前10時〜午後4時。問い合わせは同図書館【電話】045・744・5973。

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