タコもつぶも新メニューで勝負!道の駅リニューアルで【北海道・白糠町】が旅の目的地へ
北海道東部の白糠町の国道38号線沿いに「道の駅しらぬか恋問館(こいといかん)」が移転オープンしました。
道の駅効果がマチに活気を生むのか、深掘りします。
広い館内には飲食店が5軒とグルメが充実。
地名の恋問にちなんだハート型のパンは、一時売り切れになるほどでした。
屋内の大型滑り台「たこあしスライダー」は高さ4.7メートル。さっそく子どもたちが楽しんでいます。
特産品コーナーでは、ふるさと納税で人気のサーモンなど、新鮮な海産物も買うことができます。
そしてこちらの道の駅は、海側に抜けることができて、お店で買った新鮮な海産物をバーベキューで楽しむことができます。
さらに、太平洋を一望しながら楽しめるサウナまで!
まさに魅力満載の道の駅です。
マチの悲願…高速道路の開通
10年前の2015年、道東道の白糠インターチェンジが開通。
釧路地方まで高速道路を延伸することは、マチの悲願でした。
観光客を呼び込もうと、マチをあげて開発したご当地グルメが「白糠タコつぶステーキ丼」です。
当時の道の駅でも提供され、観光客が行列をつくるほどの人気に!
しかしその1年後…。
道東道が阿寒インターチェンジまで伸びると白糠町の道の駅に立ち寄る人も年々減少。
「タコつぶステーキ丼」もいつしかメニューから消えました。
あのにぎわいをもう一度…移転オープンした道の駅でも、海の幸の新メニューが続々登場しています。
タコもツブも再びメニューに
白糠産のヤナギダコをふんだんに使った道の駅限定のタコラーメン。
初日のお昼時は1時間待ちでした。
別の店では、灯台ツブを贅沢に使ったカレーがおすすめメニューです。
「山の幸」も負けてない!
そして、「山の幸」で勝負する店も…
白糠町でシカ肉の加工を行う会社が、道の駅に初出店。
新たに開発したミートパイは、シカ肉と香辛料を混ぜ合わせて、パイ生地で包み、焼き立てを提供します。
道東地方で深刻なエゾシカによる農業被害を減らすためにも、シカ肉の消費を広げたい思いがあります。
白糠町を「通過地点」から、再び、旅の「目的地」へ。
新たな道の駅には、期待「シカ」ありません。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年4月29日)の情報に基づきます。