ブレンダン・フレイザーがやさしかった ─ 『ハムナプトラ』でロック様「レスラーの僕を受け入れてくれた、大好きです」
『ワイルド・スピード』『ジュマンジ』シリーズなどのドウェイン・ジョンソンが、“恩人”ブレンダン・フレイザーへの感謝を公に語った。
ハリウッド屈指のアクションスターであるジョンソンがキャリアを始めたのは、フレイザー主演『ハムナプトラ』シリーズの第2作『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』(2001)だった。ポッドキャスト「」にて、ジョンソンは“ハリウッドに来た”と初めて思えた瞬間を尋ねられると、このシリーズのエピソードを語っている。
「ブレンダン・フレイザーは世界的スターのひとりで、今ではレジェンドです。僕はこの映画(『ハムナプトラ2』)に出られることを心から楽しみにしていました。スコーピオン・キングという小さい役で──当時は小さい役でしたが、あとから大きくなりました──それでも、映画の冒頭と最後の5分間に出られる機会が本当にうれしかったんです。」
この言葉の通り、ジョンソンはスピンオフ映画『スコーピオン・キング』(2002)で映画初主演を飾り、これが“主演スター”としてのキャリアを切り開いた。ジョンソンが「キャリアを始める手助けをしてくれた」と感謝を述べるのが、シリーズの主演俳優ブレンダン・フレイザーである。
「彼(フレイザー)は世界的スターで、(『ハムナプトラ』は)彼のフランチャイズだった。そこに、今までに演技の経験がない僕が入っていったんです。“このレスラーはいらないかもな”と簡単に言えたところを、彼は受け入れてくれた。僕は彼のことが大好きです。」
一時はハリウッドの前線を退いていたフレイザーだが、ダーレン・アロノフスキー監督『ザ・ホエール』(2022)での主演男優賞に輝くなど華々しく復活。同作がヴェネツィア国際映画祭にてスタンディングオベーションを受けた際も、ジョンソンはSNSにて「ブレンダンに美しい賛辞が贈られる様子を見るのは本当に嬉しいこと。[中略]彼は僕をサポートしてくれました。これからもご活躍を応援しています」といた。
ちなみにフレイザーと同様、ジョンソンも現在は新境地の開拓に挑戦中。実在のレスラー、マーク・ケアーを演じた伝記映画『The Smashing Machine(原題)』の演技は監督もほどだ。
米にて、フレイザーは『The Smashing Machine』を「楽しみ」だといい、20年以上にわたるジョンソンのキャリアについて聞かれると、「逆に、僕のキャリアについて彼(ジョンソン)に聞いたほうがいいんじゃないの」と笑った。「彼は本当に素晴らしい。ここからさらに飛躍していくのを見られるのが楽しみだし、映画祭などで彼を見る機会はますます増えていくでしょう」。
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