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<意外と知らない蚊の常識>よく言われる血液型、実はウソ!?蚊に刺されやすい人の特徴5選 第1回

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気温が上がってくると、日常生活のなかで見かける虫たちも増えてくるもの。そのなかでも、少々厄介な存在が「蚊」ではないでしょうか。刺された後はかゆみがありますし、場合によっては腫れてしまうこともあります。悩む人は少なくないかもしれませんね。そこで今回はKINCHOでおなじみの大日本除虫菊株式会社、コミュニケーション本部 宣伝部 広報室の加原朋子さんに、蚊の生態や虫よけなどについてお聞きしました。

蚊が発生するのは夏。冬は何をしている?

――蚊は夏になると発生する印象がありますが、いつごろから飛んでいるものなのでしょうか?

加原朋子さん(以下、加原さん):気温の変化にもよりますが、4月上旬あたりから発生することもあります。気温が15度を超えてくると蚊が動き出すので、春先の暖かい日には飛んでいる可能性も。逆に動きが鈍くなるのは気温が15度を下回るようになってからです。昨今なかなか暑さがおさまらないので、地域によっては10月後半、11月になっても蚊が飛んでいるかもしれません。

――蚊は、冬にはどうしているのでしょうか?加原さん:蚊は越冬します。昼間に活動する黒っぽい色をしたヒトスジシマカなどの「ヤブカ」は卵の状態で冬を越します。水辺に卵を産みつけるので、例えば水が入っているバケツなどに卵がついていることもあるでしょう。この卵は乾燥しても生きていて、春になって水に満たされると蚊となって飛び立っていきます。 赤茶色をした「アカイエカ」は成虫で越冬します。ツツジやサザンカなど、冬でも落葉しない灌木の中などにいることが多いですね。そして春になると、そのままふわ〜っと飛び出してきます。 ちなみに、血を吸うのはメスだけです。卵巣を発達させて卵を産むためです。血が主食というわけではなく、蚊の主食は花のミツや草の汁などです。

蚊はほとんど目が見えていない。蚊はどうやって人を探しているの?

――蚊は、夏場の厄介な虫の1つだと思います。何度振り払ってもプ〜ンと飛んできますが、そもそも蚊が人によってくるのはどうしてなのでしょうか?加原さん:蚊が人に近づいてくるのは、蚊がしっかりと人を見て飛んでくるからと思われがちですが、実は蚊はほとんど目が見えていないのです。なんとなく動いているものがわかる程度なので、「人だ!」と気づいているわけではありません。では、何で感知しているのかというと、触角や足についている「感覚子」と呼ばれる器官です。これがセンサーの役割を果たしています。 そして、このセンサーが何を感知するのかというと、主に3つあります。それは「炭酸ガス(二酸化炭素)」「汗のニオイ」「体温」です。これらを感知して、蚊は血を吸える対象を見つけていきます。

――人が遠くにいても、蚊は感知してしまうのでしょうか?加原さん:二酸化炭素の濃度の変化を感知するので、10メートル離れていても、「血を吸える対象がいる」とわかってしまいます。 蚊は二酸化炭素や汗のニオイによって近づき、30〜40cmくらいまで近づくと体温を感じて皮膚に着地し、血を吸います。ただし、気温が37度あたりを超えると蚊は体温を認識できなくなってしまいます。

蚊に刺されやすい人はいる!5つの特徴

――蚊に刺されやすい人とそうでない人がいるといいますが、刺されやすい人の特徴はありますか?加原さん:確かに蚊に刺されやすい人はいて、特徴は5つあります。

1つは二酸化炭素をより多く発生させている人ですね。例えば、運動をした直後の人や、代謝のいいお子さんなど。

2つ目は汗をかきやすい人です。蚊は汗に含まれる乳酸などのカルボン酸、アンモニア、インドールといったニオイ成分に引き寄せられていきます。さらに皮膚の常在菌が汗の成分を代謝してしまい、ニオイを強めてしまうこともあるのです。

3つ目は体温が高い人。皮膚の温度が高いと蚊に認識されやすくなるためです。お子さんや妊婦さん、そして運動をした人も体温が高くなりますね。

4つ目は飲酒をしている人です。飲酒によってアルコールを摂取すると体温が上昇し、呼吸による二酸化炭素も増えます。蚊にとっては、最高のターゲットになってしまいますよね。

5つ目は黒っぽい服を着ている人ですね。蚊は目があまりよくないですが、明暗は認識できます。黒い色など濃い色は蚊が認識しやすいでしょう。黒っぽい色の服は、白などの明るい色に比べて、蚊が約3倍近づきやすいことがわかっています。

――ちなみに、刺されやすい血液型があると聞いたことがありますが、これについてはどうでしょう?加原さん:血液型と刺されやすさの関係性は、まだわかりません。血液型を判別するには抗原・抗体という物質が関わってきますが、蚊がこれらの物質を認識しているという科学的な証拠は、今の時点では見つかっていないのです。そのため「刺されやすい血液型」の話は、ある意味都市伝説と思います。

編集後記 蚊に刺されやすい人とそうでない人の違いには、5つの要因があることがわかりました。汗をかきやすい人や体温が高い人が刺されやすいことを考えると、運動直後は注意が必要でしょう。また服も、できるだけ明るい色の服を着るようにするのもよさそうですね。


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