進化系クロワッサン“ニューヨークロール”が人気【パンとピエルロ】フランス仕込みのパン100種が並ぶ富山のパン店
フルート奏者とパン職人の二足の草鞋を履きながら毎朝6時からオープンし、人気となっているパン店が富山市にあります。
店があるのは、富山市向新庄。富山第一高校のすぐ近くで、部活動に励む高校生の声なども聞こえてくるほど。
食パン、バゲットなどといった定番のパンはもちろん、キッシュや惣菜パン、甘さたっぷりのスイーツ系パンなど、約100種類にものぼる豊富な品揃えと本場フランスの味が人気です。
1番人気はこだわり生地で音までおいしい!
フランスのパンを再現したサクサク食感のクロワッサン
店の1番人気は、サクサク食感のクロワッサン。
こだわりは生地の折り込み回数です。
小麦の生地とバターの層によって作るクロワッサンは、折り込む枚数によって食感が変わるのですが、「パンとピエルロ」ではその回数を独自に研究。何年もかけて、焼いた時に中にふわっとした空洞ができるような回数と成形にたどり着きました。
生地はバターを多めに作られているので風味も食感もよく、噛むとザクッといい音が鳴り、その音までおいしい気分に浸れます。
店のイチオシは“進化系クロワッサン”のニューヨークロール かわいい見た目でSNSでも大人気
さらにSNSで人気となっているのが、切り株のように丸くて大きなデニッシュパンに甘いクリームがたっぷり入った進化系クロワッサンの「ニューヨークロール」。
サクサクのデニッシュの表面にはチョコレートがコーティングされていて、中には濃厚なクリームがぎっしり詰まっています。
いちごクリームは甘酸っぱくてさわやか、チョコクリームはまろやかで、どちらも贅沢で幸せな気持ちになります。
フルート奏者としてフランス留学を経験
富山で本場フランスのパンを再現するオーナーの想い
「パンとピエルロ」のオーナーでパン職人の沢崎ゆみさんは、パンの本場・フランスに2年間、留学していたという経験の持ち主。でも、それはパンの修行ではなく、フルートの勉強のため。
実は沢崎さんは、フルート奏者として現地の音楽院を1等賞で卒業し、現在も富山を中心に演奏活動やレッスンを行っている音楽家です。そんな沢崎さんがなぜパン職人との二足の草鞋を履いているかというと、フランス留学時に感激したおいしいパンとの出会いが忘れられないからなんだとか。
当時、そのおいしさに感激した沢崎さんは、学校が始まる前の朝5時にパン屋で焼きたてのバゲットを買い、バターを塗ってコーヒーと一緒に食べるのをルーティーンにしていました。すると、力がみなぎってモチベーションがあがり、その日1日の練習を頑張ることができたんだそう。
そんな経験から「日本に帰っても、皆さんにパンを通して元気になってほしい! 食べている時間が幸せなものになってほしい」という想いで、3年をかけてフランスの味を再現、念願のパン店をオープンさせました。
おいしいパンのおかげで1日を幸せな気分でスタートできた沢崎さんの実体験から、「パンとピエルロ」のオープンも早朝6時。パンを食べれば、きっとあなたの1日にも笑顔を与えてくれるかも。
店舗情報
【パンとピエルロ】
住 所 富山市向新庄6-3-17
営業時間 6:00~18:00
定 休 日 不定休
出典:KNBテレビ「ちょこミラ」
2024年4月21日放送
記事編集:nan-nan編集部