2025年韓国ドラマ界で「お墨付き」役者にステップアップした俳優・女優 6人
今年、韓国ドラマ界には、実力と存在感をこれまで以上に発揮した俳優・女優がいます。
彼ら彼女らは、主演として物語を牽引するだけでなく、ドラマの人気にも大きく寄与し、作品を成功へと導きました。
またそれだけでなく、世間からは役者としてより一層信頼を勝ち取り、大衆のお墨付き役者にステップアップしたといっても過言ではありません。
本記事では、2025年に演技者の階段を一段上がった俳優&女優を紹介します。
今後も韓ドラ界を大いに盛り上げてくれるであろう面々は一見の価値あり。作品選びの参考としてもおすすめです。
(図)Danmee SBS「復讐代行人3~模範タクシー~」で帰還!25年11月 主演俳優 期待度1位はイ・ジェフン
チュ・ヨンウ
チュ・ヨンウは、昨年からその実力と秀でたルックスで知名度と人気を獲得しはじめ、今年ブレイクを果たして一気にトップスターの仲間入りを果たしたイケメン俳優。
『トラウマコード』(Netflix/2025)で、若手医師の成長過程をリアルに表現するとともに愛すべきキャラクターを描き出したかと思えば、『広場』(Netflix/2025)では野心に溢れた悪役を熱演。『巫女と彦星』(tvN/2025)では、ロマンス演技と1人2役を見事に演じて熱い視線を浴びました。
イ・チェミン
イ・チェミンは、ライジングスターというのにふさわしい活躍を見せた新人俳優。役者歴はまだ約4年ですが、今年『暴君のシェフ』(tvN/2025)で急遽、主演俳優の代打を務めてたった一作にしてスターの仲間入りを果たしました。
現代劇よりも難しいと言われる時代劇において功績を残した反響は非常に大きく、最終話を迎えてもなおネット上にはイ・チェミンの名前があったほど。カリスマ溢れる国王の姿にはじまり、コミック演技やロマンス演技で多くの視聴者を魅了しました。
パク・ヒョンシク
パク・ヒョンシクは、言わずと知れたグローバルスターですが、今年は『埋もれた心』(SBS/2025)でさらにその実力を発揮して認められた年。最高視聴率15.4%を叩き出すなど、彼のフィルモグラフィーのなかで最も存在感を放つ作品となりました。
主演を務めたドラマは数あれど、物語を先頭に立って牽引する単独主演はこれが初めて。韓国が誇る名優ホ・ジュノの影に隠れることなく存在感を放っただけでなく大ヒットへと導いたのは、役者人生における大きな転換期を迎えたと言っても過言ではありません。
イ・ジュニョク
イ・ジュニョクは、2007年に役者デビューし、『秘密の森』シリーズ(tvN/2017、2020)などで脚光を浴びるも、残念ながらスターの座は獲得できていなかった俳優。しかしそんな彼が今年、『わたしの完璧な秘書』(SBS/2025)でドラマファンを一瞬にして虜にし、日本でもファンを量産しました。
『秘密の森』シリーズでの活躍により、どこかずる賢く悪役イメージをもたれていた彼ですが、『わたしの完璧な秘書』では、視聴者のトキメキを誘う甘いロマンス演技を披露。爽やかさをまとった俳優として、新たな魅力で愛されています。
ユナ
ユナ(SNSD)は、『暴君のシェフ』が世界的大ヒットを記録し、2025年の顔になったと言っても過言ではありません。最高視聴率は17.1%で、2008年に出演した『君は僕の運命』(KBS/2008~2009)以後、彼女のフィルモグラフィーのなかで最も好成績を残しました。
13%台であった『キング・ザ・ランド』(JTBC/2023)や『ビッグマウス』(MBC/2022)を超える高い数字で、過去作に比べると『暴君のシェフ』では、物語における彼女の役の比重が非常に大きかったという点においても、これまでの主演作とは一線を画す功績。ロマンス演技をはじめコミック演技やシリアスなシーンまで見事にこなしたと言われています。
ナ・イヌ
ナ・イヌは、日本のドラマ『初恋DOGs』(TBS系列/2025)で、日本のドラマファンからお墨付きをもらったと言えるイケメン俳優。昨年『私の夫と結婚して』(tvN/2024)で、すでに一躍知名度と人気を獲得していましたが、今年はその地盤をさらに固めたと言ってもよいほどの活躍を見せました。
優しさと強引さの両方を絶妙な塩梅で描き出したナ・イヌの演技に、心を奪われた人は多いのではないでしょうか。ラブストーリーを大いに盛り上げる御曹司役で存在感を放ったとの評価を得ています。
(ライター/西谷瀬里)