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ブータンが「マインドフルネスシティ」を建設

タイムアウト東京

ブータンが「マインドフルネスシティ」を建設

「ウェルネスリトリート」やマインドフルネ体験を目的とした旅行に行ったことがある、もしくは少なくとも耳にしたことがある人は多いはずだ。

そのようなケースでは、人里離れたところで何度もヨガをすることなどが多い。しかし、街全体がマインドフルネスという場所は聞いたことがないだろう。なんと、南アジアのブータンが、まさにそうした街を建設する計画を明らかにした。

その街の名は「ゲレフー・マインドフルネス・シティ(Gelephu Mindfulness City)」。ブータン国王が掲げたビジョンをもとに、コペンハーゲンとニューヨークを拠点とする建築設計事務所であるビャルケ・インゲルス・グループ(BIG)が実現化のプロジェクトを率いている。

Image: Bjarke Ingels Group (BIG)

発表によるとこの新都市の計画は、ブータン南部のフィブソ野生生物保護区とロイヤル・マナス国立公園に挟まれた25万エーカー(約10万ヘクタール)に及ぶ土地に、「ブータンの伝統、自然、現代的な生活」を融合させ「現代的な仏教徒のライフスタイルのためのディスティネーション」を作ることを目的としたもの。

敷地には35の川と小川が流れ、それらの間に11の地区を点在させることで、街は低密度になるという。モンスーン時期の洪水から街を守るため、同地域にある水田も設計に考慮されているようだ。

Image: Bjarke Ingels Group (BIG)

またこの都市は、観光客がブータンのほかの地域を探索するためのゲートウェイとしての役割も果たす。ランドマークとして「機能を持った」巨大な9つの橋が、それぞれがブータンの「国民総幸福量」の境域を記念して建設される。

その中には僧侶の日々の修行を垣間見ることができる金剛乗精神センターや医療センター、温室のほか、なんと空港として使われる橋もあるというから驚きだ。

Image: Bjarke Ingels Group (BIG)

それだけではなく、この開発にはダムも含まれている。発表では、ダムは自然と文化の共存を体現するものであり、観光客や瞑想(めいそう)的な散歩をする人々のためのビューポイントにもなると説明されている。

Image: Bjarke Ingels Group (BIG)

これらの全てはかなり魅力的だ。2023年12月23日には、新空港の工事開始に向けて土地の神に敬意を表する儀式も行われ、最初のマイルストーンに到達した。この「マインドフルネスシティ」の今後の展開が楽しみだ。

Liv Kelly / Time Out Tokyo Editors

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