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コロナ禍で生まれる不安…。心身を和らげるための、全盲の弁護士のアドバイス

新刊JP

『コロナ危機を生き抜くための心のワクチン』(ワニブックス刊)

新型コロナウイルスの影響で、公共交通機関の利用や外食など、安心して生活を送れない日々が続いている。いつになったら今までのような暮らしが戻るのか、ストレスや悩みを抱えている人も多いだろう。

そんな人たちのために、全盲の弁護士・大胡田誠氏が自身の弁護士事務所に無料の電話相談室を開設したところ、多くの悩み相談が寄せられ、新型コロナウイルスが人々の生活と心に与えている影響の大きさを感じているという。

『コロナ危機を生き抜くための心のワクチン 全盲弁護士の智恵と言葉』(ワニブックス刊)は、新型コロナウイルスの渦の世界を生き延びるために今どのように生き、何をすべきか、人生の在り方、希望の持ち方について大胡田氏が教えてくれる一冊だ。

■誰かと不安な気持ちを共有するだけでもプラスに

今までなら平然とバスや電車に乗っていた。しかし、今は「咳やくしゃみをすると、新型コロナウイルスの感染者と思われるのではないか」と同時に、「他人からウイルスを感染させられるんじゃないか」という2つの不安を抱えてしまうようになった。

こんな風に心が弱くなりかけたとき、相談できる人が一人でもいると、生きる力がプラスに働くようになる。家族や友人に連絡をとり、相手への愛情や信頼感を改めて示すことは、お互いの絆をより深めてくれる。
もし、連絡をしていなかったら、これを機に、お互いの安否を確認したり、不安な気持ちを共有してみてはどうだろう。こういったコミュニケーションでも、心の支えとなるのだ。

■「満員電車で新型コロナへの感染が不安」という場合は

また、弁護士として大胡田氏は「ウイルスに感染しないか不安で、バスや電車に乗るのが怖い」という人へのアドバイスをつづっている。

時差出勤やリモートワークを実施している会社も増えているが、そうでない会社もまだまだ多い。「もし満員電車で感染したら…」という不安は拭えない。
そんな場合は、ラッシュの満員電車を避ける時差通勤を雇用主に申請することができると大胡田氏は述べる。また、もし時差出勤を認めてくれない場合は、労働契約法という法律で、使用者には労働者に対する「安全配慮義務」が課されているので、最寄りの労働基準監督署の相談窓口に相談するといいという。

心身の悩みへのアドバイスとともに、弁護士としての知恵と法律の知識からも今の状況を良くする言葉を伝えてくれる本書。心が塞ぎがち、悩みを抱えている人にとって、「心のワクチン」として手助けしてくれるはずだ。

(T・N/新刊JP編集部)

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