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【横浜市保土ケ谷区】保土ケ谷小3年生 宿場まつりで郷土愛育む 10月12日、クイズや踊り披露

タウンニュース

出し物の稽古を行う児童

市立保土ケ谷小学校の3年生48人が10月12日(日)、13日(月)に保土ケ谷駅西口商店街などを会場に行われる保土ケ谷宿場まつりに参加する。クイズや演劇、同まつり実行委員会が作った「宿場くん音頭」などを12日に披露する予定で、リハーサルに励んでいる。

江戸時代に栄えた保土ヶ谷宿の姿を伝えようと、1990年に始まった保土ケ谷宿場まつり。コロナ禍の影響で数年間取り止めていたが、2023年から開催を再開し今年で33回目を迎える。飲食やゲームの模擬店が並ぶなど、家族連れで毎年にぎわう。

保土ケ谷小は児童の郷土愛を育み、地域社会への参加を促そうと、総合的な学習の時間を活用して宿場まつりで披露する出し物の準備を行う。23年の同まつりでは紙芝居や塗り絵、24年には保土ケ谷の土から作る焼き物「保土ケ谷焼き」のブースを出展した。

今年は8人の児童が校内実行委員として舵を取り、8種類ほどの企画をイコットハウスで行う。すごろくやペットボトルキャップで作るこまなどを体験できるブースのほか、「大名行列」と題したごみ拾いイベントなどが目白押しだ。

ステージ発表も予定。歌舞伎や日本舞踊、宿場町を舞台にした演劇やクイズ、宿場くん音頭などを披露する。実行委員の児童は「今年一番の思い出になり、一生心に残り続けるような楽しさを皆さんにお届けしたい」と意気込みを語る。

交流から形あるものに

児童が祭りの準備を行う過程で地元住民と交流を深めることも学習目標の一つ。7月には、保土ケ谷宿場まつり実行委員会の萩原繁夫さんから同まつりの歴史などについて聞き取り。萩原さんから聞いたことを「自分たちの企画に活かせないか」と考える機会にもなっていた。

NPO法人保土ケ谷ガイドの会のメンバーにはまちの歴史について教わり、クイズ作りの参考にした。3年1組の担任を務める飯野一樹教諭は「周囲のアドバイスを活かし、形のない状態から形のあるものを生み出すという経験は社会に出てからも役立つ力になるはず」と話し、児童を見守る。宿場まつりは両日ともに午前11時から午後5時まで。

多彩な企画を準備する

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