『日祝ファミリー割引』って知ってる?沖縄の路線バスに乗って”お得”に”楽しく”おでかけを!
沖縄本島はマイカーでの移動が当たり前の車社会。自家用車での移動は使い勝手も良く、便利ではある一方で、休日に混雑する場所での駐車場探しや出入りのあのうんざりする時間、そして進まない車列に巻き込まれながらの運転疲れを感じたことのある人も少なくないでしょう。そこで、1つの選択肢として「バスに乗る」ことを提案したいと思います。 琉球バス交通・沖縄バス・東陽バス・那覇バスの4社が実施している『日祝ファミリー割引』は、日曜と祝祭日に限り大人(中学生以上)1人につき、小学生以下の子ども3人の運賃が無料となるお得な割引制度。 今回はこの割引を利用して、沖縄アクターズスクールのメンバー・知花球亜(まりあ)、Kuromu、マツリカの3人と、それぞれのママたち3人(+乳幼児1人)の計7人でバスに乗って沖縄本島南部へとサクッとおでかけてみました。
那覇バスターミナル 〜 イーアス沖縄豊崎へ向かう
バス乗車時間→11:40頃〜12:10頃(約30分) 運賃470円(大人 中学生以上)240円(小人 小学生以下) ※子供は『日祝ファミリー割引』にて無料 バス路線番号 55番、98番など ※沖縄の路線バスは路線番号と行き先を照らし合わせて乗ることをオススメします。
集合場所は那覇市泉崎にある[那覇バスターミナル]。日曜なので、ちょっとゆっくり目の11時に動き出しです。バスターミナルからの乗り込みだと始発の場合は席が空いていることもあって、多めの人数でもゆったりと座れると思います。 ただし、空港方面に向かうバスは、キャリーを持った観光客の皆さんも多いので、その辺りの事情も考慮に入れておくと良いかもしれませんね。
1番後ろの座席にみんなで並んで座ると、楽しいお喋りも止まりません。
マイカーと違って、運転する方に気を遣わずに話し込んだり、景色を楽しんだりできるのは、バスに揺られて移動することの大きなメリットの1つですね(ただし、話に夢中になってはしゃぎ過ぎると他のお客さんに迷惑がかかるのでご注意を…)。
目的地が近づくにつれて、「とまります」ボタンを押したくてワクワクソワソワするのは、子どもも大人も同じ感覚……なのかもしれません。 さて、豊見城市豊崎にある[イーアス沖縄豊崎]に到着しました。 駐車場探しに時間がかからないのもバス移動の大きなメリットですね。
もうお昼も回っていたので、着いてすぐにお昼ご飯にします。フードコートはすでにたくさんのお客さんが。日本語じゃない言葉もたくさん飛び交っていて、かなり賑やかです。ほぼ満席だった中で、何とかテーブルを確保して[OK STEAK HAMBURG]へ。そう、お昼はステーキです。
みんなで楽しくステーキランチ
一生懸命メニューを選んで、しばらく待つとジュウジュウの鉄板にのったステーキがお目見え。
みんなニッコニコで各自の皿を取って、いざ実食!
マツリカと球亜はせーの、で同時にパクリ。Kuromuは厚めのお肉のカットに少し苦労しつつ、豪快にガブリ。焼き目が香ばしいステーキでみんな大満足に。
リトルユニバースで多彩なエンタメに触れる
ステーキランチで満腹になったらそろそろお昼寝…ではなくて、腹ごなしに訪れたのはイーアス3Fにある[リトルユニバースオキナワ]。エントランスのモニターの白波に迎えられ、真っ青な無限のトンネルを抜けると、鏡の世界に迷い込みます。
首里城とその周辺を再現したミニチュアは、森の緑と海の青、そして首里城の赤の彩りが目に楽しく飛び込んできます。
ところどころにある小さく細かな“仕掛け”を見つけては、指をさしながらみんなであれじゃない?これじゃない?と話が弾みます。
続いてのコーナーは1980年代の港区麻布十番を再現したレトロ東京の巨大ミニチュア。1つの街を再現したとあって、大迫力の雑多さ、そして細かさ。子どもたちよりもママたちの方が食いついて魅入っている場面もちらほら…笑。
ささやかなギミックが作動するボタンもいくつかあり、しばらくの間ここだけでも楽しめそう…と思いきや、早々に切り上げてマツリカと球亜が誘われたのは、昭和のバイブスが感じられる「駄菓子買い食い体験コーナー」でした。
「懐かしい〜」と思わず声が出るママたちとKuromuも合流して、みんなで一緒に駄菓子を物色、まんまと買い食い成功。海を一望しつつ、沖縄にかつてあった軽便鉄道の歴史も学べる休憩ゾーンで暫し駄菓子を齧り、勢揃いで仲良くプリクラ撮影まで堪能しました。
続いては「アウトレットモールあしびなー」へと移動開始です。
イーアス沖縄豊崎 〜 沖縄アウトレットモールあしびなー
バス乗車時間→15:56頃〜16:02頃(約6分) 運賃190円(大人 中学生以上)100円(小人 小学生以下) ※子供は『日祝ファミリー割引』にて無料 バス路線番号 55番、56番、98番など ※沖縄の路線バスは路線番号と行き先を照らし合わせて乗ることをオススメします。 訪れたのは同じく豊崎にある[沖縄アウトレットモールあしびなー]。午後5時からイルミネーションの点灯があるので、それを狙いつつ、ウインドウショッピングに繰り出します。
少し歩くと、あしびなー広場でクリスマスマーケットが開催されていました。色んなフードやスイーツ、お花や雑貨屋さんも出店して、コチラも賑わっていました。
バラやチューリップのビビッドな赤はもちろん、青い寒色系の花たちが彩豊かに並んでる様子がかなり目を引いていました。近づいてみると思わず頬が緩むのは、花々の美しさの力としか言いようがないですね。皆と同様、たくさんのお客さんたちが店先で花を見かけて笑顔になり、次々と花束を買っていく姿は、何か和やかな気持ちになる光景でした。 ちなみに、この日はクラフトビールやワインなど、アルコールの販売もありました。今回はお酒を飲む人はいませんでしたが、バスで行けばもちろん安心して飲めちゃいます。これもバス移動の大きなメリットの1つですよね〜。
フードトラックをひと通り見て、スイーツにいくのかと思いきや、マツリカと球亜がチョイスしたのはロングポテト…さっきも塩っぱい駄菓子食べてませんでした?(笑) 本日第3回目となるモグモグタイムを終えると、少し身体が冷えてきた子どもたちは「走りたいっ!!」と言い出して、にわかに広場の端から端までダッシュ開始。たどり着いた先にあったあしびなーの大きなオブジェで一旦記念撮影をしていたら、あれよあれよとイルミネーションが点灯する時間に。
太陽がねばりにねばったのか、空の明るさはなかなか去ってくれませんでしたが、夕日がようやく沈むと、青いハートや広場のイルミネーションの光たちがちゃんと浮き上がってきてくれました(冬場の豊崎の屋外は、陽が落ちると海辺の風も相まって一気に冷えるので、防寒対策はしっかりしましょう)。
※イルミネーションの点灯は2025年2月14日までとなります。
沖縄アウトレットモールあしびなー 〜 那覇バスターミナル
バス乗車時間→18:20頃〜18:55頃(約25分) 運賃470円(大人 中学生以上)240円(小人 小学生以下) ※子供は『日祝ファミリー割引』にて無料 バス路線番号 55番、56番、98番、256番など ※沖縄の路線バスは路線番号と行き先を照らし合わせて乗ることをオススメします。 帰りのバスに乗る頃には、すっかり日が暮れて夜の景色に。少し遠回りかもしれないけれど、普段はあまり通ることのない道を経由しながら、流れてゆく見慣れない風景の中でうたた寝できるのもまた、バスの一興です。が、寝過ごさないようにくれぐれもお気をつけて。 出発地の那覇バスターミナルに戻ると、「1日フルで楽しみました!」という満面の笑顔で最後の1枚。親子ともども「楽しかった〜!」と声を揃えて、それぞれの帰路につきました。
日祝ファミリー割引を利用してみて
実際に『日祝ファミリー割引』を利用してみての感想は、運転手が不要なのでおでかけが全員で楽しめます!マイカーの場合は運転する方への気遣いもですが、人数も限られてしまうので、その点はバスはとても便利と感じます。 駐車場も探すことが不要なので、満車の心配も一切いりません。 そして、なんと言っても子供(小学生以下)が無料!というところです。 今回は1家族あたり、1人の小人料金(580円)が無料となったので、ひとりぶんのランチが半額で食べれたことになります。 もちろん、マイカーの便利なところも沢山ありますが、通勤、通学ラッシュが少ない日曜日に『日祝ファミリー割引』を利用して子供とおでかけや、中学生以上の兄弟・姉妹が居れば、ニーニーやネーネーと小学以下の子供がおでかけのような計画もオススメです。
『日祝ファミリー割引』について
詳しくはこちらをご覧ください。 https://bus-noriho.com/famiwari/
子どもの運賃のルールについて
小学生(6歳以上12歳未満)は小人運賃です。 運賃は「大人運賃」の半額です。10円未満の端数は10円単位に切上げいたします。 ※1歳以上小学生未満は小児です。 同伴者(大人・小人)1人につき小児1人までは無賃扱いとし、2人目からは小人運賃となります。 ※1歳未満は乳児です。無賃扱いです。
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