砂漠で24時間ひとりぼっち。どうする?
マキタ:もしもの話でみなさんにちょっと考えていただきたい。砂漠でひとりぼっち。24時間ひとりぼっちっていう状況で、「どうする?」っていう話。
タツオ:昼ですか?夜ですか?
マキタ:24時間。
鹿島:夜は寒いらしいね。
マキタ:そうなんだよ。
タツオ:寒暖差すごいよ。
マキタ:昼は暑くて、夜は寒いらしいよ。
タツオ:暑いどころじゃなくて、2時間で体内の水分、全部蒸発しますよ。
鹿島:マジっすか?
タツオ:『MASTERキートン』には「移動は夜」と。砂漠に放り出されたら。「砂漠のカーリマン」に書いてありましたよ。
鹿島:昼間はどっかに身を隠すの?
タツオ:昼間は穴を掘って、そこで直射日光を避けて、水分の蒸発を避ける。移動は夜。
鹿島:その知識は知らなかった。
マキタ:だよね。俺もそうだと思う。とりあえず穴を掘るんだよ。うろちょろしてると水分が抜けちゃうから、あまり動かない。
タツオ:あとは、スーツのポケットの裏地を、穴を掘ったところの上に敷いて、その周りにおしっこをして、水分だけが落ちるようにする。
マキタ:濾過させるんだ。
鹿島:俺、知らないよ。
マキタ:お前、ノウハウ持ってるんじゃん(笑)
鹿島:いいノウハウ持ってるじゃん!
タツオ:マキタさんが聞きたいことってそういうことなんですか?砂漠の生き方のこと?
マキタ:俺、このくらいのルール発表で始めちゃったので、みなさんにレギュレーションを整えてもらいつつ(笑)24時間後には助けには来る。救助は必ず来ることは本人はわかってる。でも、本当はすぐ救助の人と出会えるはずが、1日はステイしなくちゃいけないということになっちゃったということにしようか。救助隊も24時間後には来ます。それまではひとりぼっちです。
タツオ:あと死なない。
マキタ:死なないよ!
タツオ:それは無人島じゃダメなんですか?
マキタ:それは砂漠にしようよ。
タツオ:わかりました(笑)
鹿島:でも昼間だと穴掘らないといけないっていう知識、俺にはなかったからさ。大丈夫かね?
マキタ・タツオ:アハハハハッ!
鹿島:ぼけーっとさ。ようは何を考えるかとか、何をして暇を潰すかみたいな話ですか?
マキタ:そういうこと!これは俺のイメージよ。穴を掘って日除けをできるようにする。
タツオ:だから、その穴を掘るか掘らないかを議論したいの?
マキタ:違う!だから暑くて何も日除けできない状態だと、何も考えられないでしょ。
タツオ:おそらく寒暖差は50~70℃くらいありますよ。
マキタ:でしょ?で、夜は寒いんだから。それまでに日除けをして、ずっと身を隠して救助隊が来るのをただひたすら待つ状態になったときに、俺は何を考えているのかなと思ったの。
タツオ:あ~。何を考えているか。
マキタ:何を考えてその時間を潰すのかなって。
タツオ:無人島ほど情報も多くない。木がない。生き物もいない。
マキタ:そう。無人島だと何かこしらえることもできるかもしれないし、漁もできるかもしれない。でも砂漠だから本当に何もすることがない。とりあえず命の安全だけは最低限度確保されているが、それでも考えるでしょ。
鹿島:ゲームとして、何かをしなきゃ死んじゃうとかじゃなくて、24時間をどう過ごすか。
タツオ:どうせだったら3人で砂漠で遭難しない?
マキタ:いや、ひとりだよ。
タツオ:フフッ。