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絶滅寸前の犬種5選!希少になった理由や特徴を解説

わんちゃんホンポ

①チベタン・テリア

チベタン・テリアはチベット原産の牧羊犬で、紀元以前から人間とともに生きてきた非常に歴史深い犬種です。遊牧民と生活をして牧羊に役立ってきた犬種で、その名に反してテリア種ではありません。

やわらかで豊かな被毛が特徴的で、物静かで優しい気質を持っています。テリア種ではないため、興奮しやすい面や好戦的な面はほとんど持っていませんが、やや警戒心は強いため見知らぬ人に対しては警戒吠えなどをすることもあります。

中型犬に分類され、比較的飼いやすい犬種ではありますが、日本ではあまり知られておらず2019年の登録頭数はわずか7頭。一時、中国政府の命令によって命を奪われてきた歴史があり、絶滅の危機に陥ったとされています。

②ダンディ・ディンモント・テリア

ダンディ・ディンモント・テリアはイギリス・スコットランド原産のテリア種です。ねずみやうさぎ、アナグマ、カワウソなどの狩りに使われてきた犬種で、19世紀頃にはとても人気がありましたが、現在では原産国のイギリスでも登録数が激減しています。絶滅危惧犬種と考えられており、2019年の日本での登録頭数はわずか4頭でした。

テリア種とダックスフンドを掛け合わせてつくられた犬種ということもあり、体型は胴長短足で小型ながらがっしりとした体つきをしています。

さらに、頭頂部に冠をかぶっているようなふわふわとした長めの被毛が生えているのも特徴です。性格は人懐こく、遊び好きで家庭犬に向いています。テリア種特有の気の強さはあまり見られませんが、運動量が多く頑固な一面を持っています。

③ローデシアン・リッジバック

ローデシアン・リッジバックはアフリカ原産のセントハウンドで、自立心が強く勇敢で、ライオンにもひるまずに立ち向かう強さを持っています。背中に逆毛(リッジバッグ)が生えていることも大きな特徴で、たくましい筋肉とすらりと長い足を持つ大型犬です。

元々アフリカで人を襲うゾウなど猛獣を狩る目的で人間とともに行動していました。頑固な気質がありますが、飼い主に対しては忠実で、信頼関係を築いた相手からの指導や指示はきちんと飲み込み、従います。

しかし、その大きな体と本能的に持っている獰猛さから、一般家庭でのしつけや飼育がややむずかしいとされて登録数も減少傾向にあります。日本では2019年に10頭の登録がありました。

④アーフェンピンシャー

アーフェンピンシャーはドイツ原産で、主にねずみ狩りに使われてきた犬種です。作業犬として働いてきた犬種ですが、「猿顔」とも称されるユニークな顔つきがかわいいと人気を集めて愛玩犬としても飼育されるようになりました。世界中の愛好家たちから大切にされてきましたが徐々に頭数が減少し、日本でも2019年にはわずか5頭の登録となりました。

長い被毛は太く硬く、特に顔まわりの毛が豊富なので目や口元が見えにくいことがあります。毛色は数種類ありますが、黒がほとんど。表情がわかりにくいとも言われますが、マズルはややつぶれていて愛嬌があります。

性格的には物静かなタイプですが、見知らぬ人に対しては警戒心を持ちます。敵とみなした相手に対しては、吠えかかっていくような勇敢さも持っています。

⑤日本テリア

日本原産の犬種の中で、最も絶滅危機に瀕しているのが日本テリアです。日本唯一のテリア種として熱烈な愛好家も少なくありませんが、柴犬や秋田犬などに比べて日本国内でも知名度が低く絶滅が危ぶまれています。日本では2019年57頭の登録がありましたが、他国での登録数はとても少ないとされています。

日本テリアは非常に短い被毛と、スマートで引き締まった体躯を持っています。ボディの毛色はホワイトがメインでブラックやタンのスポットが入ることもあります。顔はブラックやタンなど濃い色の面積が多いことがほとんどです。また、被毛が短いため、寒さに弱い傾向があります。

性格は明るく活発で、小型犬ながら活動量が多いのが特徴。狩りに活躍していた本来のテリア種に比べて、穏やかな気質を持っているため小さな子どもなどとも仲良く遊べます。

まとめ

ここでは、登録頭数が非常に少なく絶滅の危機にある犬種を紹介してきました。ただし、ここで紹介したものは一部で、国際畜犬連盟やケネルクラブによって絶滅危惧指定されている犬種は他にもいます。

また、愛好家などの努力によって絶滅の危機から抜け出した犬種などもいて、日々その状況は変化しているのです。犬種を途絶えさせないためには、まず知ることが大切です。これを機会に、身近な犬種はもちろん、世界中のさまざまな犬種についてぜひ知ってくださいね。

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