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3児の母、危険なロープジャンピングで25メートル落下し死亡 運営側の過失か(カザフスタン)

Techinsight

ロープジャンピング直前の女性(画像は『New York Post 2021年10月11日付「Mom leaps 82 feet to her death in freak ‘rope free flying’ accident」(e-karaganda.kz/east2west news)』のスクリーンショット)

カザフスタン共和国カラガンダで今月10日、33歳の女性が高さ約25メートル(82フィート)のホテルの屋上からロープジャンピングに挑戦し、頭を強く打って死亡した。女性がジャンプする際の動画は『New York Post』『Metro』などが伝えて拡散しており、地元警察は運営側の過失を視野に捜査を進めているという。

懸垂下降とバンジージャンプをミックスしたロープジャンピングは、危険度の高いエクストリームスポーツのひとつと言われる。バンジージャンプは弾性ロープを使って上下にバウンドするが、ロープジャンピングはナイロン製ロープで高所から一気に飛び降りるため自由落下のスリル感を味わうことができるそうだ。

そんなロープジャンピングに挑戦した3児の母エヴゲーニヤ・レオンチェヴァさん(Yevgenia Leontyeva、33)が10日、ホテルの屋上から約25メートル下にジャンプし、頭を強く打って死亡した。

エヴゲーニヤさんがジャンプする様子を捉えた動画では、腹部に黒と黄色の太いロープが繋がれたエヴゲーニヤさんに男性スタッフがハーネスを装着しているのが見て取れる。

ジャンプの経験が豊富だったというエヴゲーニヤさんは始終落ち着いた様子で、男性スタッフが簡単なカウントダウンすると躊躇することなくジャンプ、カメラマンの男性が「アイ・ラヴ・ユー」とささやく声が聞こえる。

しかし勢いがついたエヴゲーニヤさんのスピードは落ちず、そのまま約25メートル下のコンクリートに頭から落下、駐車場を3.6メートル(12フィート)ほど引きずられると壁にぶつかって動かなくなったという。

動画ではエヴゲーニヤさんの次にジャンプするはずだったという女友達の叫び声なども収められており、エヴゲーニヤさんは救急車で地元の病院に搬送され血腫を取り除く開頭手術が行われたが、間もなく死亡が確認された。

なおロープが飛び降り台と繋がっているバンジージャンプと違って、ロープジャンピングでは水平に張られたロープにジャンプする者が腹部(または腰)につける別の太いロープが繋がれる。

目撃者は「安全を確保するためのロープを木に繋ぐ前に、別のスタッフが『ジャンプOK』のゴーサインを出していた」と語っており、水平に張られているはずのロープが緩んだ状態のままエヴゲーニヤさんがジャンプした可能性が高いようだ。さらに「木に繋がれるはずだったロープを持っていたスタッフは、エヴゲーニヤさんがジャンプした勢いで引っ張られ、地面に叩きつけられた」との報告もあり、警察は運営側に問題があったとして捜査を進めている。ただし運営側の有罪が確定したとしても、最長で懲役40日にしかならないという。

エヴゲーニヤさんは14歳以下の男の子3人を育てており、2人は実子、もう1人は亡くなった親戚の息子だという。ロープジャンピングをする直前には、SNSに「人生を楽しもう」「私たちはこれから飛ぶわ」などと綴っており、このニュースには「駐車場にジャンプなんて、もっと他に場所がなかったの?」「こんな死に方はしたくない」「私は絶対にやらないスポーツ」「残された子供たちがかわいそう」「危険を承知でジャンプしたのよね?」「運営側はもっと慎重になるべき」「防ぐことができた事故」「罰が軽すぎ」といったコメントがあがっている。

ちなみに今年7月にはコロンビアで、25歳の女性が45メートル超の橋の上からジャンプして死亡した。女性は命綱となるロープの装着をしていなかった。

画像は『New York Post 2021年10月11日付「Mom leaps 82 feet to her death in freak ‘rope free flying’ accident」(e-karaganda.kz/east2west news)(Yevgenia Leontyeva/east2west new)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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