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「Thank you is ”arigatou”」 百合丘高生 ガーナと交流〈川崎市多摩区〉

タウンニュース

手でハートの形をつくるメンバーら。左から木村さん、シソコさん、正木さん、山下さん

県立百合丘高校(波呂房江校長)ESS同好会のメンバーが11月22日、ガーナ・ケープコーストの学校に通う同世代の生徒たちとオンラインで交流会を行った。

週に1回、会話やゲームなどを通じて英語を学ぶESS同好会。過去には外国人観光客の道案内や、校外の団体が企画する英語合宿に参加するなど外部活動をしていたものの、コロナ禍の影響によりメンバーがゼロに。今春、5人が加入して活動を再開すると、顧問の辻小夜教諭(53)の知人のつてでガーナの高校に勤務する日本人教員からオンライン交流の打診があり、生徒も賛同。ガーナのことを調べるなど準備を重ね実現に至った。

この日は1年生4人がビデオ会議アプリで現地と交信。4人は自分たちの国や言語、食や衣服などの文化などを英語で紹介し、接続が切れるハプニングにも「アイムソーリー」と落ち着いて対応した。クイズを出し合ったり互いに歌を歌ったりと1時間にわたり交流は続いた。

木村琴美さんは「伝えようとすれば完璧じゃなくても意外と伝わると分かった」、シソコ愛紗さんは「通じなかったらどうしようと不安だったけれど、話して人柄にふれて楽しかった。話してみないと分からないことはある。この経験を生かして積極的に話したい」、正木花菜さんは「ALT(外国語指導助手)以外で初めて外国の人と話した。聞き取れないことも多く、答えにも詰まってしまい難しかった」、山下莉奈さんは「外国の人とちゃんと話したのは初めて。小学校から授業で英語を学んできて生かされた部分もあった」と感想を述べた。辻教諭は、「きっかけがあると自信につながる。今後も道案内などのボランティアを再開して活動を積み重ね、外国人と交流していきたい」と話した。

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