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「野村義男のおなか(ま)いっぱい おかわりコラム」おかわり26杯目は、ソロとしても10周年を迎えるSURFACE椎名慶治が登場

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野村義男 / 椎名慶治

ギターをこよなく愛するギタリスト・野村義男が、沢山の仲間を呼んでおなかいっぱいの内容でお送りする対談形式のコラム。おかわり26杯目は、ソロとしても10周年を迎えてリリースされた5枚目のフルアルバム『and』のリリースツアー真っ最中の、SURFACE椎名慶治が登場。

野村:今回のゲストは椎名慶治さんに来ていただきました。宜しくお願いします!

椎名:宜しくお願いします!

野村:僕たちいつぶりですか?

椎名:超英雄祭ですね、僕はMay’nちゃんとのAstronautsっていうユニットで出演させていただいて、その時にバックバンドで野村さんにお世話になったのが最後です。もう8年とか9年前かな。

野村:ああ、そうだ! もうそんなに経つんだね。

椎名:僕2回出てます!

野村:知ってます、知ってます。椎名さんは僕のイメージだと、舞台の袖が一番元気な人!(笑)

椎名:それです!(笑)

野村:武道館だったり、国際フォーラムだったり、大きなステージじゃないですか。そこで緊張してる人たちもいる中で、皆が緊張をとかれてるなってのを僕は見てて思いました!

椎名:ありがとうございます! 外で騒いでましたね。

野村:あ、騒いではないですよ。騒いでるんじゃないですけど、すっごい元気な人なんだなって思って。

椎名:僕は緊張してなかったんで(笑)。こんな大舞台に出られるなんて、なんて楽しいんだって。

野村:ライブの時はどっちかっていうと、テンション上がる方ってことですか?

椎名:いや、今は個人名義でライブをやっているんですけど、自分の時はもうガッチガチです。もう自分のライブは全然ダメです(笑)。

野村:あ、違うんだ!(笑)

椎名:なんだろう、イベントで当てられるのはたった5分くらいの世界じゃないですか? そこはもったいないから楽しみたいです。

野村:じゃあ意外と緊張しいなんですね。全然見えないですけど(笑)。

椎名:最初の5分くらいなんです。自分のソロとかも2時間とかあったら最初5分くらい緊張して、イメージ掴めればあとの1時間50分くらいは全然。だから、イベントの5分で緊張してたら緊張したまま終わっちゃうから。

野村:あー、そっか。でも、相当出演者の皆さんは、あの時に緊張ほぐれてたはずですよ。SURFACEのロック兄ちゃんこんな明るい人なんだ〜って。

椎名:イメージと違うってよく言われます。アー写だけ見られて、いつも冷たいっていうかクールな感じに思われて、実際話すとびっくりされるみたいな。

野村:僕もイメージは話しやすいなとか、一緒に演奏しやすいなって思いましたからね。あとは鼓舞してもらったうちの一人としてお礼を言っておかなきゃって。

椎名:あはは、ありがとうございます!

椎名慶治

野村:そんな中ですけれども、もうすぐ2年になるコロナ禍はどうしてましたか?

椎名:うちの会社の方針が、音楽を止めないっていう方針でして。人前でライブができないんだったら、無観客にして配信ライブをしませんか?って言ってくれたので定期的には。

野村:じゃあ意外と最初の頃から?

椎名:ずっとやってましたね。もちろん延期になったものとかもあるんですけど、やっぱり止めない方向で。無観客での配信もですし、ソーシャルディスタンスを保っての有観客もありましたし。

野村:まぁそこは未だにみんなやってるからね。

椎名:ただ、徹底して地方にはいかなかったですね。東京だけでやってました。

野村:でも、東京の人たちもその頃まだ相当緊張してたでしょ?

椎名:でしたね。だから有観客の時の戸惑いはお客さんにもあったと思うし。今有観客でのツアーを始めたんですが、お互いちょっと探り合いになってるかなって。

野村:椎名さん的にはこれからライブはどうなっていくんですか?

椎名:実はソロ名義でツアーをはじめたのが、別にコロナのせいじゃなくて3年ぶりなんですよ。前作が3年前になるんですけど、その後はSURFACEで活動してたので。だから久しぶりに蓋開けてみて、ツアーを組んだらコロナだったっていうのが今の状態でして。

野村:うん。

椎名:で、とりあえず今のツアーに関しては10月24日で終わるんですけど、ソーシャル保ちながら、立つのはいいけど声を出させないって形だったんです。これが終わった後に、隣に人がいることに不安を持たれてしまうならば、もう1回ソーシャルでライブやるのかなって。

野村:どうなんでしょうね。アンケートとか取るとして、きっとみんな大丈夫って言うんですよ。もう全部入れても良いよってなったとして、みんな行く行くって言ってくれるけど、実際に来てみたらこれ怖いなとか思ったりして。表向きと心の声って違うから、やっぱ嫌だなとかなると思うんです。

椎名:そこはアーティストに課せられたちょっと義務じゃないですかね。不安を拭ってあげなきゃいけないのは多分こっち側だと思うので。RIDER CHIPSとかもライブやるときはソーシャルですか?

野村:ソーシャルですね。人数も制限してるし、それはしょうがない。

椎名:やっぱり長くかかりそうですよね。きっと元には戻らないじゃないですか、先に行くしかないって言うか。だからいい形を見出していくのがミュージシャンの使命なのかな。

野村義男

野村:絶対そうかもしれないですね。そんな中アルバムを聴かせていただいたんですけど、酷ですね! バラード1曲入ってりゃ良いって話なのに、全曲ノリノリじゃないですか。濃いですよね、1曲1曲の丁寧さにもびっくりしました。

椎名:あはは、嬉しいです。ありがとうございます! ツアーを今やっちゃってますから結果論ですけど、マスクしてる中でも最大限盛り上がってやろうっていうお客さんばっかりでホッとしてます。ホントに声出したくなるアルバム作っちゃってるんで。

野村:素晴らしいですね。コールアンドレスポンスもあるしさ、僕1曲目からすごいアガリましたよ! あの1曲目のオープニングと言うか、何が始まるんだろうって感じから入って、一気に引っ張られましたからね。全部カッコ良いし。

椎名:いや大先輩からそんなこと言われるなんて、なんか照れ臭いです(笑)。

野村:これはね、久しぶりにびっくりしました。

椎名:結局2018年にSURFACEを再始動して、2019年2020年と2枚もアルバム出してるんですよね。精力的にSURFACEが動いた後に、自分のソロ10周年とかあったので、10周年以内に1枚アルバム出したいですねって会社からも言われてて。そのタイミングでユニットが復活してしまったからこそ、何かを大きく変えなきゃいけなかったんですよね。今までは僕のソロアルバムって結構ギターがメインだったんで。だけどユニットがいる中でギターメインってなると、それはユニットでやれよって言われる状態があって。

野村:うん。

椎名:それで、今はプロデューサーで宮田‘レフティ‘リョウってやつに頼んで、ギターを全面に押し出さないけど俺らしくできるサウンドって何かないかな?って、2人で探してった結果がこれだったんです。

野村:ギターすごいオシャレな入れ方してましたよね。10曲目くらいでやっとギターソロ出てきた時にびっくりして。ギター久しぶりに聴いたみたいな(笑)。それまでにもギター鳴ってるんですけど、全然そんなこと感じなかったし。

椎名:あ〜嬉しいです。2曲目の曲なんてギターがコード鳴ってないんですよ。和音なんですよね。あれだけでギターを済ませるって僕の中で概念なくて、そのプロデューサーのレフティがギター単音をダブルだけでいきましょうって言った時、初めポカーンとしましたから。

野村:ビィーンしかしねーじゃんって(笑)。

椎名:そうそう、そうなんですよ! で、完成したのを聞いて、なるほどこれが次世代なんだなと思って。僕自身も良い意味でちょっとショックを受けたサウンドになりました。

野村:いや、そのできあがりを聞かされちゃって、ある意味良いショックを受けたのは僕です。カッコ良いわ!って。

椎名:決してギターが嫌いなわけじゃないですからね、大好きなんで!

椎名慶治

野村:あとは、椎名さん的には家にいる時間とかも増えましたか?

椎名:僕は元々あのアウトドア派ではなくて、コロナ禍とか関係なく休みだと家にいることが多かったので、普通に家にいました(笑)。

野村:何か違うことになってしまった、みたいなのはそんなになかった?

椎名:料理が苦手なんですよ。自炊が苦手だから、夜に食べに行けなくなったぐらいですかね。

野村:それを克服しようとかはなかったですか?

椎名:ありますよ!

野村:強く言いましたね今!(笑)

椎名:肉を焼いて塩胡椒で食べるっていう、自分の中でも奇跡が起きて。これすらしてこなかったから。

野村:ちょっとハマりませんでした?

椎名:残念ながら僕はダメでしたね。大体みんなここでこだわり始めたりするんでしょうけど(笑)。

野村:そんな椎名さんですが、今は9月にリリースになった5枚目のソロアルバムのツアー真っ最中ということで。これは追加公演とかも言っていいのかな?

椎名:追加公演は僕1人なんですよ。ボーカルを抜いたマイナスワンでやります。実は僕コロナ禍になった中で、普通にリハーサルスタジオでカメラ置いて自分のCD音源流しながら歌うって配信をやってたんですよ。それを人前でやろうと思って。

野村:おー!

椎名:たぶんこのツアーの通りのセットリスト通りにやるんじゃないかなぁと思うんですけど。

野村:でも、それも新しいですね。だってツアーずっとバンド形態でやってきて、追加公演は最後に1人でやるわけですから。

椎名:しかもPLEASURE PLEASUREなので、そこそこ広いじゃないですか。舞台に何もない中1人ポツーンとやるわけですから、実は緊張してます。

野村:でも歌上手いから絶対大丈夫ですよ!

椎名:何をおっしゃいますか……。

野村:ホントに無敵じゃないですか。

椎名:出来る限り頑張ります。

野村:はっきり言わせてもらいますけど、アルバムも野村義男大絶賛ですから。最強にカッコ良いです。聞き流しが出来なかった、悔しかったですから。出てくる曲全部振り向かせてくれるっていう。

椎名:そんな褒めて頂けるなんて……嬉しいです。

野村義男

野村:と言うことでございまして、何か言い残してることありませんか?

椎名:楽しかったです、全部言えました! あとは、また一緒に音が出せる日が来るのかな?っていう期待をお伝えして。

野村:うん。

椎名:ある意味箱バンというか、RIDER CHIPSが全部任されてるじゃないですか? 絶対大変なの分かるから、皆さんよくやるなって思ってます。

野村:あれはね、自分たちで始めちゃったのがいけないんですよ。1番最初はね、21年とか前に新宿厚生年金会館からスタートして、名古屋でライブやって、サンプラやって。で、サンプラやったあとは今度これを戦隊と合体させましょうっていう話になって

椎名:あ、サンプラ僕行ったかもしれない! でもそれ発端は野村さんってことですか?

野村:そうなの、RIDER CHIPSを作ってしまったが為に。それでライブやりたいって言って、じゃあライダーをイベントにしていこうみたいな風にやってたら、気がついたら英雄祭まで大きくなっちゃって。

椎名:デカ過ぎますよ。

野村:うん。だからそろそろ若いギターリストに任せて……とかってできないの! 言ったら怒られちゃうから、辛いけどやりますね。

椎名:あははは(笑)。

野村:曲を覚えたりするのが大変なんだけど、年々ギターが激しくなったりとか、ちゃんとその年その年に音楽性が変わって曲が来るので、これどうやって演奏したら良いんだろう?みたいなのも面白いし、勉強にはなるから面白いなって。

椎名:いや、なのでホント楽しい未来があるなと思ってます。

野村:望んでるとか夢見てるとか、思っていることって絶対叶うじゃないですか。言っちゃったからにはきっと来ますね!

椎名:是非野村さんのギターで歌わせてください!

野村:いやいや全然そんな! でも来年辺りにそういう風になるかもしれないですね。きっとね、言っちゃったからには!

椎名:お〜!

野村:ということでございまして、本日は椎名慶治さんに来ていただきました。ありがとうございました!

椎名:ありがとうございました!

撮影=大橋 祐希

野村義男 / 椎名慶治


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