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和歌山県立博物館の特別展「紀州徳川家の威風」

ロカルわかやま

和歌山県立博物館で、特別展「紀伊徳川家の威風」が、2025年11月24日(休)まで開かれています。歴代当主をはじめ、初代当主頼宣の父・家康や母・養珠院(ようじゅいん)、家老を務めた安藤家、日本遺産「和歌の浦」の5章で展示構成。展示は重要文化財を含む130点。

展示室に入り、目を引くのが、細かな文様が美しい「南蛮道具足」。徳川家康が所用したイタリア製の甲ちゅうで、同館学芸員の佐藤顕さんは「胴部分のくぼみは火縄銃の跡。丈夫であるという証として、事前に試し撃ちをしたことが分かります」と説明します。

徳川家康が豊臣秀頼を滅ぼした「大坂の陣」の軍の配置などを示した「大坂冬夏陣立図」。
陣立図では、頼宣が兄の義直とともに家康の付近に着陣していることが分かります。

家康の姿を現した御神体「徳川家康坐(ざ)像」。
いかり肩と凹凸の強い装束のつくりに威風が漂います。

徳川家康が用いた能装束。表地の葵の紋には金糸が用いられています。

頼宣の母養珠院が帰依した日蓮宗の僧、日重(にちじゅう)・日乾(にちけん)・日遠(にちおん)像。

頼宣が愛した愛した芸能「能面」。展示されている11の能面は、付属する御分物目録などから、徳川家康の書用品が頼宣へ分与されたものと分かります。各能面の袋にも注目。

楼門旧扁額(ろうもんきゅうけんがく)「東照大権現」。
鳥書体の籠字で彫りこまれ、表裏とも全面漆箔(しっぱく)仕上げとなっています。

鑑賞した後は、ミュージアムギャラリーもチェックしてくださいね。
図録や缶バッチなど、オリジナル商品をお見逃しなく!

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●ミュージアムトーク
2025年11月24日(休)14:00~15:00
入館手続きを済ませ、展示室入口に集合
講師は佐藤顕学芸員
申し込み不要、直接会場へ

●講座
・2025年11月9日(日)14:00~15:00
 「田辺領主安藤家の歴史」
・2025年11月23日(祝)14:00~15:00
 「和歌の浦の南龍神社創建」
どちらも場所は2階学習室
講師は佐藤顕学芸員
申し込み不要、直接会場へ

【開催期間】2025年11月24日(休)
【特別展観覧料金】一般910円、大学生570円、高校生以下・65歳以上・障害者手帳交付を受けている人は無料 ※11月22日(土)ふるさと誕生日で無料
【問い合わせ】TEL 073-436-8670和歌山県立博物館

名称


和歌山県立博物館

所在地


和歌山県和歌山市吹上1-4-14

電話番号


073-436-8670

営業時間


9:30~17:00(入館は16:30まで)

定休日


月曜(ただし祝日の場合は、その翌平日)、 年末年始、 臨時休館日(展示替え期間など)

web


https://hakubutu.wakayama.jp/


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