<盗む義姉>実父が娘にスイカのおみやげ「みんなで食べよう!」やさしい提案にほっこり【まんが】
私はナナミ。夫と5歳になる娘がいます。私たちは義両親と同居をしています。同居は大変なこともありますが、ありがたいことに義両親がとても親切な人たちなので、毎日楽しく暮らしています。うだるような暑さのある日のこと、実父が「お土産を買ったから」と立ち寄りました。そのお土産とは、大きなスイカ。娘はスイカが大好きなので、大喜びでした。早く冷やして食べさせてあげたいです。
父は一度車に戻ると、なんとすごく大きなスイカを持ってきました。力自慢の父でもさすがに重そうにしています。スイカはサアヤの大好物です。
父は帰っていきました。さてこの大きなスイカ、どうしましょう。冷やして食べたいですが、このままでは冷蔵庫には入りません。仕方がないので何個かにカットして入れることにしました。
サアヤの優しい提案に私も賛成しました。調べたところ賞味期限は私が考えていたよりも長いようだったので、数日以内には渡せばよさそうです。そこへ義母が義姉を連れてやってきました。
ノドカさんは、私が麦茶をとろうと開けた冷蔵庫を覗き込んできました。スイカでいっぱいの冷蔵庫に、ノドカさんも目をキラキラさせています。
義両親と同居をしているわが家に、父が大きなスイカを届けてくれました。 サアヤはスイカが大好き。父が持ってきたスイカにテンションがMAXです。カットして冷蔵庫で冷やしていたところ、義母がノドカさんを連れて帰ってきました。あまりにも暑そうな様子に、私はノドカさんにスイカを切り分けて出しました。 「おいしい」と幸せそうに食べるノドカさんを見て、私も嬉しい気持ちに。まさかこれがキッカケで、その後トラブルに発展するとは思ってもいませんでした……。
勝手に冷蔵庫を開けた義姉「ウチの子たちにもスイカを!」ありえない主張
電話は切れてしまいました。正直なところ、私たち家族が誰もいないときに人が入るというのはあまりいい気持ちではありません。しかし義母にとってノドカさんは実の娘。私が「やめて」と言ったら角が立つでしょう。
私はなんとなくモヤモヤとした気持ちを抱えたまま義母と用事を済ませ、そのまま幼稚園へ寄ってサアヤのお迎えへ。3人一緒に家へ帰ってきました。帰ると鍵はちゃんと閉められていて、部屋もパッと見た限り何か動かされたような形跡はありません。
サアヤは泣き出してしまいました。義母は慌ててノドカさんに連絡をとり、すぐに家に来るように言いました。ノドカさんは「さっき行ったばっかりなのに」と文句を言いながらもしぶしぶ了解したようです。ノドカさんが家に来ると、私たち3人は怒りの表情でノドカさんを見てしまいました。サアヤはずっと泣いています。
「忘れ物がある」とわが家に入ったノドカさん。それ自体はまだ許せたのですが、冷蔵庫のスイカを勝手に持ち帰られたことはとても信じられませんでした。 しかも問い詰めると、「たくさんあるんだから別にいいじゃん」「うちの子にも食べさせてあげたかった」と自分勝手な主張を……。謝らず開き直ったことにも、許せない気持ちでいっぱいです。 「自分は悪くない」と主張するノドカさんに対して、なんと言ったら反省してもらえるのでしょうか。頭が痛いです……。
実家の冷蔵庫にあったスイカは誰のモノ?「恥を知れ!」義母の怒りに感謝!
大きなスイカだったので、サアヤはお友だちにお裾分けするつもりだったのです。
「あのスイカはうちの父が、“サアヤのために”って買ってきてくれたものなんです。昨日来たときにも言いましたよね? それに『子どもに食べさせたかった』って言いますけど、ノドカさんのものじゃないですよね? 勝手に人のものを持って帰るなんて、泥棒と一緒じゃないですか!」
義母は「お詫び」として、サアヤのお友だちを呼んでわが家でランチパーティーを開いてくれました。テーブルには義母が用意したお料理やおやつが並びます。みんなニコニコしながら食べています。そしてパーティーの最後には……。
冷蔵庫に置いておいたスイカを勝手に持ち帰ってしまったノドカさん。 サアヤのお友だちに分ける予定だったので、本当に困ってしまいましたし、怒りがフツフツと沸きました。しかも謝ってくれるならまだしも、「別にいいじゃん」と開き直られてしまってびっくり。 泣いてしまったサアヤにショックを受けた義母が怒ってくれて、私も気持ちが落ち着きました。サアヤに親切にしてくれる義母をとても嬉しく思います。 これからもいい関係を保ちながら同居を続けたいです。