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胎内高原ビールを存分に味わえる、JR中条駅前の「ビアダイニングen」。

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胎内高原ビールを存分に味わえる、JR中条駅前の「ビアダイニングen」。

先日ご紹介した「新潟ビール醸造株式会社」が、「胎内高原ビール」を多くの人に飲んでもらおうと直営しているお店が、JR中条駅前にある「ビアダイニングen(エン)」です。クラフトビール好きは要注目のこのお店、どんなこだわりがあるのかを店長の小島さんに聞いてきました。

ビアダイニングen

小島 暁仁 Akihito Kojima

1978年東京都生まれ。都内の居酒屋で経験を重ねた後、2019年に新潟へ移住し「ビアダイニングen」の店長を務める。趣味は映画を見ることで、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「ガリレオ」が好き。

5年前に新潟へ移住し、大雪や水害を経験。

——小島さんはお料理の仕事をはじめて、かなり長いんでしょうか?

小島さん:居酒屋のアルバイトからスタートして、今まで25年間続けてきました。

——じゃあ、もともと料理が好きだったんですか?

小島さん:それが、まったくなんです(笑)。居酒屋で料理の仕事をはじめたときも、とりあえずやってみて自分に合わなかったら他の仕事を探そうと思っていました。

——ということは、料理の仕事が向いていたんですね。

小島さん:それまでやったことがない仕事だったから新鮮だったし、上手く調理できたときの達成感が嬉しくて、飽きずに続けてこられましたね。

——ずっと居酒屋で働いてこられたんでしょうか?

小島さん:今まで8軒の居酒屋で働いてきましたね。長く勤めていると店長を任されることも多いんですけど、料理以外の仕事がいろいろあって大変でした。お客様への接客よりもスタッフへの指導やコミュニケーションの方が難しいです(笑)

——今も店長さんですよね(笑)。新潟に来たのはいつなんですか?

小島さん:5年前に移住してきました。その翌年には記録的な大雪があって、一昨年の水害も経験しました。おかげさまで住居は無事だったんですけど、義父の工場が被害に遭ってしまったんです。

——それは大変でしたね。ところで、新潟に来てすぐに「ビアダイニングen」で働きはじめたんでしょうか?

小島さん:最初は親戚がやっていたんですけど、2019年から僕が引き継いだんです。

カフェのオープンを支えた「なんとかなる」の精神。

——「ビアダイニングen」って、どんなお店なんでしょうか。

小島さん:「新潟ビール醸造株式会社」が直営しているダイニングバーなんです。製品の「胎内高原ビール」をたくさんの人に飲んでいただき、その魅力を知ってほしいという思いで2018年の11月にオープンしました。

——じゃあ、オープンしてすぐに小島さんが働きはじめたんですね。

小島さん:オープンした翌年の8月から、お店を預かることになりましたね。慣れている仕事ではありましたけど、はじめての土地で働くのは緊張しました。でも気さくでフレンドリーなお客様が多かったので、すぐに打ち解けることができたし楽しく働くことができたんです。

——それじゃあ、苦労したことはなかったんでしょうか?

小島さん:そうですね。強いて言えば、お客様のしゃべる方言がわからないことくらいです(笑)

——お店の売りは、当然「胎内高原ビール」なんですよね。

小島さん:はい、特に「胎内高原ビール」も含む飲み放題コースが売りですね。2時間2700円でご提供しています。

——クラフトビールも飲める、飲み放題コースってすごいですね。

小島さん:「胎内高原ビール」を多くの人に飲んでほしいという思いでやっています。クラフトビール製造元の直営店だし、工場がすぐ近くにあって配送料がかからないからできるんですよね。

——「胎内高原ビール」って何種類あるんですか?

小島さん:「太陽のピルスナー」「月のアルト」「雲のヴァイツェン」「星のシトラヴァイツェン」の4種類に「吟籠(ぎんろう)IPA」「吟籠WHITE」の2種類です。「吟籠」シリーズは新潟県産コシヒカリを原料に使った、新潟らしいクラフトビールになっているんです。

——小島さんは「胎内高原ビール」を飲んでみて、どう感じました?

小島さん:香りは立つのにクセが強すぎないから飲みやすいです。すっきりした味わいなので、クラフトビールのなかでも料理に合わせやすいんじゃないでしょうか。

——「このビールは、こんなお料理に合う」という、オススメの組み合わせがあったら教えてください。

小島さん:ピルスナーはどんなお料理とも合わせやすいと思います。濃厚な麦芽の風味とホップの苦味を感じられるアルトビールは、肉料理との相性がいいですね。柑橘系の爽やかさや苦味が特徴のシトラヴァイツェンは、魚料理に合わせてお楽しみいただきたいです。

——では、オススメの料理も教えてもらえますか。

小島さん:クラフトビールを飲んでもらうためのお店ですので、ビールに合うお料理を提供しています。いちばん人気はアルトビールに漬け込んだタレでカラッと揚げた唐揚げですね。地元の胎内ハムで作られたソーセージや、新潟県産ブランド豚「越乃黄金豚」を使ったソーセージも人気があります。

——地元食材を使ったお料理は多いんですか?

小島さん:少しでも地元に貢献したいという思いもあって、できる限り地産地消を心掛けていますね。

——美味しい地元の食べ物を、地元のビールと一緒に味わえるわけですね。

小島さん:オーナーという立場でもないのにメニューに関していろいろ任せてもらえるので、やり甲斐を感じています。お客様やスタッフのリクエストを生かして誕生したメニューもあって、特製スパイスを使った焼きそばもそのひとつです。

——ドリンクメニューには「胎内高原ビール」以外のビールもあるんですね。

小島さん:クラフトビールが苦手なお客様もいるだろうし、そもそもビールが苦手なお客様もいらっしゃるので、幅広くお酒やお料理を楽しんでいただきたくて、クラフト以外のビールやお酒もご用意しているんです。ただ、そんなお客様にもビールの良さを知っていただけたら嬉しいですね。

ビアダイニングen

胎内市西本町18-55-2

0254-20-8190

17:00-23:00(22:00L.O)

不定休

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