水の汚染防止などで交流、中国・天津市の行政関係者6人が四日市を訪問
友好都市提携が45周年となった中国・天津市から行政関係者6人が11月11日、三重県四日市市を訪問した。四日市公害とその後の環境改善の取り組みを参考にしてもらおうと続いている「天津環境交流事業」で、一行は同12日まで、四日市市の担当者と意見を交わし、市内の企業の見学などもする。
6人は市役所で森智広市長、市議会の村山繁生議長らを表敬訪問した。森市長は「45周年で、つい先日、私も天津市を訪れ、交流を深めたばかり。そんな中でお迎えでき、うれしい。環境を改善してきた過程を知ってもらいたいし、これからの様々な取り組みを連携していきたい」などとあいさつした。
天津市側は生態環境局で一級主管を務める佟欣さんが代表して「節目の年に来られて光栄だ。私の上司にも四日市で研修を経験した人がいる。四日市が過去に経験した問題は、私たちが回避しなければいけないことでもあり、ここで学んだことを天津市の環境向上に役立てたい」などと語った。
今回の交流のテーマは水環境の汚染防止。一行は四日市公害と環境未来館も見学し、12日は水の汚染防止に取り組んでいる太陽化学株式会社の南部工場や三菱ケミカル株式会社の東海事業所を訪ねる予定。