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犬の『爪切り』のコツ4選!正しい方法から嫌がるときの対処法まで

わんちゃんホンポ

なぜ犬は爪切りが苦手なの?

正直なところ、爪切り大好き!という犬はあまりいないのが現実です。多くの犬は爪切りという行為が本来好きではないけれど、中には慣れている、許容できる、という犬はいます。
では、なぜ、犬の多くは爪切りが苦手なのでしょうか。それにはいくつかの理由がありますが、大前提として本能的な要素があります。

犬たちの先祖であるオオカミの歴史をたどっていくと、その生活スタイルは野山を駆けまわり獲物を捕まえ群れで移動するというもの。そうした生き方の中で前脚にダメージを負うことは、かなり大きな痛手であったことは想像できますね。こうした歴史の名残りから、犬たちは前脚を持たれ爪切りをされることがあまり得意ではないと言われています。

どうやったらうまく切れるの?

しかし、現代の犬にとって爪切りは、健康維持、ケガ防止に欠かせない作業です。好きにならないまでも、慣れてくれると嬉しいですよね。ここからはご家庭でできる爪切りのコツを見てまいりましょう。

その1、愛犬の爪をよく観察する

インターネットで誰でもたくさんの情報が入る時代です。でも、そこで得た知識よりも、もっと大事なのは愛犬の爪の観察。なぜなら、人の爪の形状がそれぞれ違うように、犬もまた、その子によって爪の状態にはバラつきがあるからです。前脚、後ろ足の太さ、長さ、色。これらをよく観察してみてください。

また、散歩でアスファルトや砂利道をよく歩く犬なら、地面との摩擦により自然と爪が削られていることが多いものです。それから、人で言うと手首や足首にあたる部分に狼爪がある犬と、ない犬がいます。それら狼爪は地面につかない位置にありますから、定期的に切ってあげる必要があります。

その2、爪切り道具に慣れさせる

すでに爪切り道具を持つだけで走って逃げ込んでしまう、という犬も多いようです。そうしたとき、無理に連れてきて爪切りをすることは逆効果。さらに爪切りに対するイメージが悪くなってしまいますので注意が必要です。

まずは、爪切り道具自体に慣らすことからスタートしましょう。例えば、おやつをあげながらそっと爪切り道具を犬の体にあてるだけ。とか、食後のマッサージをする際、爪切り道具をそばに置いておくだけなど、犬にとって気持ちの良い行為をしてあげるのと同時に爪切り道具の存在に慣れさせます。

その3、カットする位置を決める

これが難しいですよね。白く透明感のある爪であれば、爪の血管がどこまであるのかを確認しながら切れますが、問題は黒い爪の場合です。血管が見えないのでは、どこまで切ったらいいのかわからないのは皆さん同じです。

そこでおススメなのが、トリミングサロンから帰ってきたときの爪の長さや状態を写真に収めておくことです。そうすればだいたいこの位置で、というカット位置の参考になります。足先に毛のある犬であれば、爪の根元まで毛をかき分けて長さを確認することが大事です。

また、爪切りは一発でバシーンとカットするのはご法度。力が入りすぎるため、犬の神経に響くので犬が痛がると言われています。一本の爪を、何度も何度も角を削るイメージで少しずつ切っていくと人も不安が減りますし、犬にもダメージが少ないですよ。

その4、道具を変える

一般的な犬の爪切り道具には、ギロチン式、ペンチ式があります。これらは昔から変わらない代表的な道具ですが、最近では爪切りをご家庭で安心にしたい方向けに新製品も販売されています。

例えば同じギロチン式でも、その犬の爪の太さに合わせ、これ以上深く切れないというストッパーが付いた深爪防止商品があります。また、電動ネイルグラインダーというものがあります。これは、爪やすりの電動バージョンですが、切るというよりは、爪を丸める、削るという表現がピッタリです。

私自身もこれら新製品を使用したことがありますが、非常に使い勝手がいいですよ。安全性という観点からもこうした道具のご使用もご一考なさってみてください。万が一のために、爪専用止血剤もご用意されると安心ですね。

まとめ

最後に、爪切りのタイミングのお話をさせてください。十分な運動の後、ごはんを食べ終えた満腹の状態がベストと言えます。ちょっと姑息な手段かもしれませんが、予めその予定で、飼主さんはポケットに爪切り道具を入れておくとか、手元に届くような場所においておき、犬がちょっと眠くなりまどろんだところで爪切りを行ってみてください。

はじめは一本。次回は二本、など、一気にすべての爪を切ろうとせずに、少しずつ行っていくのも大事なポイントです。


(ドッグトレーナー提供:岩井 ゆかり)

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