アニメ『魔入りました!入間くん』第4シリーズ 村瀬歩さん・木村良平さん・朝井彩加さんインタビュー|入間の純粋な気持ちに動かされて、プルソンが変わっていく様子に注目してほしい。アスモデウスとクララの関係性にも変化が!?
『週刊少年チャンピオン』にて好評連載中の西 修先生の漫画を原作としたTVアニメ『魔入りました!入間くん』。3年ぶりの新作となる第4シリーズが2026年4月4日よりNHK Eテレにて放送開始となります。
本作は魔界の大悪魔の孫となった人間の少年、鈴木入間が悪魔学校バビルスに入学。人間だとバレてしまうと悪魔に食べられてしまうという危険と隣り合わせに、所属する問題児(アブノーマル)クラスの生徒たちとの交流と成長、そして課せられた困難に挑んでいく姿を描いています。
第4シリーズでは、問題児(アブノーマル)クラスの13人全員で音楽祭に優勝しないと王の教室(ロイヤルワン)の権利を失ってしまうことになり、入間を中心に音楽祭に向けて奮闘していくストーリーが展開されます。またこのシリーズでは、これまでほとんど登場していなかった問題児(アブノーマル)クラスの最後の生徒、プルソン・ソイ(CV:伊藤節生)がついに活躍するのも見どころの1つです。
第4シリーズの放送開始を記念し、村瀬歩さん(鈴木入間役)、木村良平さん(アスモデウス・アリス役)、朝井彩加さん(ウァラク・クララ役)にインタビューを実施! 今回のシリーズの見どころや、新キャラクター・ソイの印象などを語っていただきました。
【写真】『魔入りました!入間くん』第4シリーズ 村瀬歩・木村良平・朝井彩加 インタビュー
第1シリーズぶりに全員収録できたことで、一体感や各々の成長を実感
──約3年ぶりに第4シリーズの制作が決まった時の感想をお聞かせください。
村瀬歩さん(以下、村瀬):第3シリーズが放送されてからもう3年も経っていたんですね。2024年11月に「スペシャルイベント DEVIL’S PARTY!」が行われて……
木村良平さん(以下、木村):俺は何も覚えていない。
朝井彩加さん(以下、朝井):出演したこともですか!?
木村:イベントが終わった後、軽くお酒を飲んだ記憶だけはある。確か横長のテーブルで。
(全員爆笑)
村瀬:そこは詳細に覚えているんですね、さすが(笑)。イベントでアニメの第4シリーズを発表した時のファンの皆さんの熱気のすごさに、「アニメの続きを楽しみに待ってくれているんだな」と強く感じました。その時点ではまだ収録は始まっていませんでしたが、「始まったら皆さんの期待に応えられるように頑張るぞ」と気持ちが引き締まりました。
第4シリーズで描かれる音楽祭のエピソードは、原作では西(修)先生の絵によってドラマティックに表現されていました。でも音は想像するしかなかったので、原作ファンの方にとっては入間くんたちがどんな演奏で、どんな音を響かせていたのかがアニメ化によってわかるので、楽しみにされていたと思います。なので今回は特に耳で聴いて楽しいシリーズになっていると思います。
木村:一つのアニメ作品が何度もシリーズを重ねて続けられることは特別なことであり、演じる僕らにとってもありがたいことです。それが4シリーズ目ともなれば、僕の人生的にも大きな存在になってくるわけです。「また『入間くん』をやれるのか」という気持ちになれるのは幸せなことだなと思います。
まだ原作は続いていますが、「音楽祭のお話を楽しみにしている」という声をSNSやお手紙などを通じていただいていたので、僕自身も今回やれることになって収録を楽しみにしていました。
朝井:今回はキャスト全員で収録していますが、実は全員そろって収録するのは第1シリーズぶりでした。第2、第3シリーズはコロナ禍の影響もあって、分散収録の形でバラバラで収録することが多くて。第4シリーズの収録が始まる前に「今回はみんなそろって収録できるかも」というお話を聞いていたので、収録がとても楽しみでした。
あと音楽祭のお話は、みんなで同じ方向を向いて、一致団結してやることが大切だと思っていたので、みんなで収録するからこそのまとまりや熱を視聴者の皆さんに感じていただけるのではないかなと思っています。キャストの皆さんもそれぞれアドリブを入れたり、みんなで息を合わせてやるところの楽しさも全員で収録したからこそ生まれたと思いますし、問題児(アブノーマル)クラスらしいチームワークが音声に乗っているなと感じました。
──クラスでのシーンも皆さんで収録されたのでしょうか?
朝井:テストではみんなでわちゃわちゃ楽しくやりました。本番でも「ここは全員で入っちゃってください」というところもあれば、数人で会話するシーンはそのグループで収録しましたが、現場に皆さんいらっしゃることで空気感を感じながらできるのも大きいですし、相手が「こういうふうにやったから私も乗っちゃおう!」ということもありました。
バラバラで収録していた時は、私の前に収録した方がどんなふうにやっていたのかを確認してからやることもありましたが、今回はそんなこともなくて。「一体感や空気感を感じながら収録できるのはやっぱり素敵だな」と改めて実感しました。
村瀬:朝井ちゃんの言っていた通りで、第4シリーズから新しく参加する方以外はその場の空気感や「この人はこんな感じでしゃべるんだよな」という感覚が残っているので、台本を読んでいると自然に頭の中で声が再生されていました。アフレコでそうではないところが出てきた時は思わずドキっとしながらも、そこに乗っていく楽しさやその場の新鮮さも感じながらお芝居していました。
ドラマもあるし、シリアスなシーンやコメディなどいろいろな表情を見せてくれる作品だからこそ、みんなで収録する意味が大きいなと思っています。例えば、誰かがアドリブでふざけたらそこに乗っかっていく人もいれば、まったく無視したり、中にはもっとひどいアドリブをする人もいて(笑)。会話の中でキャラクターとしてそういう駆け引きができることで、みんなでやれることの良さを感じています。
木村:第2、第3シリーズは、他のキャストのお芝居をほとんど見ていないに等しい状態でした。思い返せば第1シリーズが始まった当初、問題児(アブノーマル)クラスの生徒を演じる役者さんたちは、元々上手な人が多かったけれど、ほとんどの人が若かったし、その場で一生懸命やっていました。
でも6年経った今、もし改めてキャスティングするとしたら、「果たしてこのポジションにこの人を呼ぶことができるのだろうか?」と思える役者さんにみんな育っているんですよね。各々がこれまでいろいろな現場で培ってきた経験や得てきた自信を遺憾なく発揮していて、「我はここにあり!」といわんばかりに存在感を増しているのが見ていておもしろくて。「今、俺たち私たちはノっているからやってやるぞ!」と思っている……のかはわかりませんが(笑)、そんなみんなと一緒にバチバチやり合えているのが本当に楽しいんです。
そういった環境であることは間違いなく作品に良い影響を与えると思います。音響監督の郷田(ほづみ)さんは大変かもしれないけど(笑)。
木村さんと朝井さんから見た、入間の成長や変化とは? アスモデウスとクララの“ヒロイン論争”も勃発!?
──アスモデウスとクララの視点から見た、入間の第3シリーズまでの印象と変化をお聞かせください。
朝井:入間軍の3人は問題児(アブノーマル)クラスの関係値よりも、より深く絆が強まっていると思います。クララの入間くんへの感情は「好き」で、重いLOVEではあるんですが(笑)、男女間のLOVEという意識までは感じていないかなと。独占欲的な気持ちのほうが強いというか。
村瀬:クララは結構、謎だよね(笑)。
朝井:大好きなことは間違いないけれど、「付き合いたい」とか「恋人同士になりたい」というところまでは行っていなくて。まだ大人のLOVEではない感じで。
木村:俺たちの中ではマスコットキャラクターだからね。
村瀬:かわいい、かわいいマスコットです。
(全員爆笑)
木村:クララは自分をヒロインだと言っているけど、ヒロインはアスモデウスだから。
朝井:あれ!?
村瀬:アメリさんとアズくんが一番“ヒロインヒロイン”しているよね。
朝井:これから西先生に確認したい(笑)。最初の頃は入間くんとアスモデウスとクララの3人で一緒に行動することが多かったですが、シリーズを追うごとに離れている間、入間くんが成長しているので、頼もしく思う半面、「私も追いつかなきゃ」と焦る気持ちも芽生えてきて。例えるなら進学で上京したお兄ちゃんと再会したような心境です。
村瀬:すっかり都会に染まってしまって。「前のお兄ちゃん、そんなんじゃなかったじゃん!」みたいな。
朝井:そこまでのズレはないとは思うけど(笑)。常に近くにいたのに、会わないうちに自分が知らない時間や関係が入間くんの中にある寂しさを感じつつ、この3人でいると安心感があるし、入間くんのことを好きな気持ちは変わらないままだと思います。
木村:入間は振り回されがちで、気ぃ遣いで、どちらかといえば引っ込み思案ですが、その中でも彼の良いところをアスモデウスもクララも見つけていて行動を共にしていたと思います。そこから入間は少しずつ自信を付けていき、周りともコミュニケーションをとれるようになって、積極的に自分から行動できるようになって。僕の印象としてはあゆ(村瀬さん)も乗って演じているなと感じました。それはあゆ本人の変化もあると思うし、キャラクターの成長が合わさったからかなと思います。あゆが持っている「ここまでならやっていいだろう」と察する嗅覚が今回は特にすごいし、芝居に乗っている感じがして。
アニメの第1シリーズ……西先生が描き始めたばかりの頃の入間くんだったらそこまで言えていないと思うし、あゆ本人も今のような芝居を想定していなかったと思います。でもあゆがここまで入間としてやってきて、今では不自然さや違和感を感じることはまったくありません。また入間くんというキャラクター自体も成長したことで、あゆの芝居の幅も受け入れられるようになってきたので、あゆと入間くんの変化や成長が噛み合って、組み合わさったなと感じる今回は聴いていても楽しんです。「入間、そこまで言う!?」みたいな(笑)。
──村瀬さんご自身は、入間とご自身の成長が噛み合っているなと感じていますか?
村瀬:原作を読んでいると、入間がたまにドキッとすることを平気で言うことがあって、「どうしてこんなこと言っているのかな?」と思うことがありました。僕は先輩に甘えるのが好きなので、周りの方をドキっとさせるようなことを無意識に言っているかもと思い当たる節はあります。なので良平さんのお話を聞いていて、内心ドキっとしていました。特に良平さんに甘えに行っちゃうので(笑)。
プルソン・ソイを演じる伊藤節生さんの“ソイらしさ”を感じた瞬間とは?
──第4シリーズから登場するプルソン・ソイについては、どのような印象でしょうか?
木村:このシリーズの注目キャラクターは間違いなくソイだよね。
村瀬:演じるせっちゃん(伊藤節生さん)が最初から自分の世界をしっかり確立してやっているのがすごいなと思いました。ソイはこのシリーズから新しくレギュラーとして参加するキャラで、他の問題児(アブノーマル)クラスのメンバーを演じるキャスト陣は7年前からやっていて、自分のキャラの操縦の仕方をわかっている。そんな状態の中に違和感なく入ってこられるのはすごい役者さんだなと。
朝井:私は「せっちゃんってソイだな」と感じたところがあります。ソイはこのシリーズの第1話から登場しますが、せっちゃんとお会いするのは今回が初めてで、まだお顔を存じ上げていなくて。さらに、久しぶりの入間くんの収録で私自身も少し緊張していたこともあり、周りを見渡す余裕があまりなくて。そんな中、郷田さんからみんなに「ソイ役の伊藤節生さんです」と紹介があって、せっちゃんがすっと立って小さい声で「ソイ役です」と言った瞬間、「そこにいたんだ!?」とビックリしました。その佇まいや雰囲気はソイそのままで、キャラとご本人がリンクしているなと思ったのが第一印象です。
村瀬:らしさがあるよね。
──問題児(アブノーマル)クラスの中で存在感がないソイのように?
朝井:ステルスしていました(笑)。
木村:僕も会ったことがなかったから「ソイ役の人ってどんな人なんだろう?」と思っていました。いざ話してみたら、あまりにもソイで。キャスティングがすごくハマっていたので、「『入間くん』のスタッフチームはさすがだな」と感心しました。本人もスタジオの隅でほとんど口もきかないけど、たぶん我が強いんだろうなと。
(全員爆笑)
村瀬:よく見てる!
木村:作品的にも、本人的にもいいハマり役をゲットしたんじゃないかなと思います。
──村瀬さんは座長として、伊藤さんからアドバイスを求められましたか?
村瀬:(間髪入れず)ないです! ただ、第4シリーズの収録が始まるちょっと前くらいに、森脇総監督から「ソイ役が伊藤さんに決まりました」というお話を聞いて、少し後の別の現場でせっちゃんと会いました。でも別の現場だったので、お互いに「よろしくね」と言うわけでもなく。ご自身の佇まいも『入間くん』だからというわけではなく、どの現場でもあんな感じで(笑)。いつもソイっぽいから、彼がソイ役を演じるのはおもしろいなと思っていました。なので、このアフレコでも僕のところに来て、「ここはどうやったらいいんでしょうか?」と尋ねに来たことは一切ありませんでした。
ただ(シャックス・リード役の)山谷(祥生)からはアドバイスを求められることがあります。前シリーズの収穫祭から入間とリードのやり取りが増えてきたこともあり、一緒に収録することが多かったし、このシリーズでも後半一緒にやり取りすることが多いので、「どういうふうにやろうと思っていますか?」という相談のLINEが来たりします。
朝井:なんて返したんですか?
村瀬:「でたとこ勝負」って。
(全員爆笑)
村瀬:入間くんだから。山谷もあんな感じなんで「わかった。でたとこ勝負で頑張るよ」って。そんな感じでワイワイ話しています。他に相談を受けることはないかな。
朝井:この現場はそういうことはほとんどないですよね。いい意味で問題児(アブノーマル)クラスらしい自由さがあると思います。
──木村さんは村瀬さんの座長ぶりをどう見ていますか?
木村:座長ぶりですか……そもそもアフレコの現場で座長ってあるんでしょうか? 舞台の座長公演からきていると思うけど、ここでいう座長は主宰の意味ですから、アニメの主人公だから座長というのもどうかなと。でも、あゆくらいになると真ん中に座ってくれていると安心感がありますよね。
村瀬:嬉しい。僕が初めてオーディションで受かった作品の主人公を演じていたのが良平さんだから。
朝井:そうなんですね!? エモい。
村瀬:僕がまだグラグラだった時を知ってくれている方なので。
──いろいろなキャストさんが「初めてのレギュラーキャラやオーディションに受かった作品で主人公を演じていたのが木村さんだった」とおっしゃっているのをよく聞きます。
村瀬:(石川)界人くんもそんなことを言っていたような。
木村:これだけやってきたらね。みんなが羽ばたいていくのを見守る。それが年をとるということです(笑)。
3人が「やってみたい楽器」や「レベルアップしたいこと」を語る
──入間が音楽祭で優勝を目指す今回のエピソードにちなみ、皆さんが演奏できる楽器や、始めてみたい楽器があれば教えてください。
村瀬:僕はできる限り、楽器はやりたくありません。入間は今回ピアノを弾いていますが、僕も小さい時、妹がピアノを習っていたので、親から「一緒に行きなさい」と言われて。あまりにイヤすぎて、泣いたのを覚えています(笑)。
でも楽器ができる人はカッコいいなと思うし、キャラソンを歌わせていただく機会もあって、音感があるとスムーズにレコーディングが進むので、「音感がある人はいいな」と思うことはあります。
でも自分が努力しなければいけない労力と「いいな」がまったく釣り合わないので(笑)。もしやらなければいけないのであれば、マラカスくらいでしょうか。
木村:昔、ピアノをやっていました。子供の頃にもらったおもちゃのピアノに触ったり、ピアノの曲を聴くと「弾きたいな」という気持ちが芽生えなくもないけど、あゆが言う通り、やらなければいけないこととかかる時間がすごく必要になるので。もし弾くとしたら老後の楽しみかな。
村瀬:それ、いいなあ。
木村:ピアノ自体は好きです。
朝井:実は私も小さい時にピアノを習っていましたが、村瀬さんと同じ理由で……。兄が二人いて、それぞれピアノを始めたので、私も自然な流れでピアノを習い始めました。兄がとても上手で、その演奏を聴くのが好きだったのですが、自分で弾くのはあまり得意ではなくて、結果すぐにやめました。ただ、ピアノに触っていたことで、キャラソンのレコーディングの時に簡単な楽譜なら読めるので、そこは助かっています。
もし今、楽器をやるとしたらドラムをやってみたいです。
村瀬:何でドラムなの?
朝井:鍵盤や楽譜に対して少し苦手意識があって、ドラムはパッションでいける感じがあるので。
木村:ドラムだって、楽譜は必要だろ?
村瀬:あと体力がすごく必要じゃない? ドラマーの人はほとんどマッチョな印象があるし。ハードそう。
朝井:確かに(笑)。でもドラムをやってみたいなと思います。
──入間は魔界でランクを次々と上げていますが、皆さんがお仕事以外でレベルアップしたいことはありますか?
村瀬:レベルアップしたいのはカードゲーム、レベルダウンしたいのはコレステロール。最近数値が高いので下げたいです。
木村:それなら必要なのは食生活のレベルアップだね。
村瀬:うまい! 最近は納豆を毎日食べたり、リンゴ酢がいいと聞いたので、割って飲んだりしています。もう少ししたら血液検査をしたいなと思っているので、努力の成果が出るのか結果を楽しみにしています。それでもダメだったら食物繊維とビタミンD、カリウムが豊富なワカメやキノコ類を食生活に取り入れて、更なる食生活のレベルアップに臨みたいと思っています。
木村:僕は、トレーニング系をほどほどにやっていますが、最近はジムで走るのに飽きてきて。昔は外で走っていたけど、あまりにも花粉症がひどくなってきたので、すぐに断念しました。マスクなどをうまく活用しつつ、走るルートを工夫して、花粉症をひどくせずに何とか外で走れないかなと模索している最中です。ちょっと走ってみると外のほうが断然気持ちいいんですよね。距離も稼げるし。
村瀬:わかる!
木村:自分の運動量の確保という意味でも、うまく外で走るという行動を自分の中に落とし込んでいけたらと思っています。
朝井:私は、そうですね……
木村:ドラム?
朝井:いや、ドラムはゼロからなので!
村瀬:ゼロだからやったらアップしかないよ。
朝井:それはまたの機会に(笑)。私はコーヒーが好きで、今までは私にできる最高のコーヒーが作れていたと思っていました。でも最近、焙煎を覚えたら、今まで以上の最高のコーヒーがあることに気付けたので、今後も自分が煎れるコーヒーのより高みを目指したいです。
木村:一つ教えてほしいんだけど、料理なら自分の味の好みにできるから自分で作ったほうがいいと思って料理してみるけど、ある程度のレベルまでくると下ごしらえはプロに任せたほうがおいしくなるんじゃないかなという結論にたどり着いたんだよね。例えばもつ鍋を作るために、もつを買ってきて下処理を自分でやってみたこともあるけど、下処理はプロがやったほうが効率いいし、うまいと思ったんだ。コーヒーの場合はどうなの? 自分でやったほうがおいしくなるという可能性が感じられるの?
朝井:焙煎したての場合、鮮度が全然違って、すごく感動しました。家に充満するコーヒーの香りがコーヒー屋さんそのままで。
木村:じゃあ、このスタジオでやってよ!
村瀬:お願い!
朝井:無理です。煙がすごいので。
木村:じゃあ、あゆの家は?
村瀬:(煙だらけになることを考えると)俺ん家はやだな。でもいいなあ。
朝井:レベルアップできるかではなく、発見をしたいという意味が強いのかもしれません。
入間の純粋な気持ちに動かされて、プルソンが変わっていく様子に注目してほしい
──第4シリーズでのご自身のキャラクターの見どころを教えてください。
村瀬:入間は自分自身が好きなことに猪突猛進していますが、1年生最後の昇級試験となる音楽祭に問題児(アブノーマル)クラス全員で優勝しないと、王の教室(ロイヤル・ワン)を没収されてしまうからみんなで頑張らなきゃといけないと思うわけです。そこで優勝するための作戦や計画をみんなと立てますが、その中で目立たない存在のプルソンくんと関わっていき、彼の音楽の才能に感動します。彼に音楽祭で活躍してほしいと説得する入間の純粋な気持ちに動かされて、音楽祭に出ることに後ろ向きだったプルソンくんの心境が変わっていくのが今回のストーリーの軸になっていて。なので入間とプルソンくんの関係性が魅力的に描かれているシリーズだと思っています。
木村:アスモデウスは元々、入間にしか興味がなく、これまで他のキャラクターとは積極的に接しようとはしていませんでした。でもクララなど問題児(アブノーマル)クラスのメンバーや先生などの良い部分を少しずつ認めるようになり、仲間と思えるようになっていく変化がおもしろいキャラクターだなと思っています。今後、クララたち問題児(アブノーマル)クラスのメンバーとの関係がどう深まっていくのかに注目してほしいです。
朝井:クララは周りの人への接し方に大きな変化はありませんが、第4シリーズは問題児(アブノーマル)クラス全員で力を合わせて、音楽祭のステージを作っていく中でのクララとアスモデウスとの関係性に注目してほしいです。クララは今まで入間くんが大好きすぎて、アスモデウスと入間くんを巡ってバチバチの争いを繰り広げてきましたが、今回はみんなのために力を合わせていこう、協力しようという場面も見えてくるのが個人的に見どころかなと思います。
──最後に、第4シリーズの放送を楽しみにされている皆さんへメッセージをお願いします。
村瀬:第3シリーズから3年という時を経て、この第4シリーズで音楽祭のエピソードをやれることは原作のいちファンとしてもとても楽しみです。音楽祭編でやっと問題児(アブノーマル)クラスのメンバーが勢ぞろいするということで楽しみにされていたファンの方も多いと思いますが、3年間のブランクを感じさせないくらいの盛り上がりがある素晴らしい出来になっていますので、楽しみに待っていただきたいです。ぜひ第1話から最終話までご覧になっていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。
木村:皆さん、お待たせしました。第4シリーズが始まります。『入間くん』がすごいのはいつ録っても、おもしろいんですよね。ずっと変わらぬおもしろさがあると言えるし、今回、音楽祭をやってみたら「おっ、覚醒してるな」と思わせてくれて。これだけ長くやっているので、まだまだ覚醒を感じさせるおもしろさがあります。
しかも第4シリーズのスタッフはより気合が入った制作をしてくれていて。「こうしたらおもしろいんじゃないか?」というアプローチを探究しながら作っているので、監督などのスタッフに制作の裏話をぜひどこかで話してほしいです。それを知ることができたらより楽しめると思うし。覚醒と気合、そしておもしろさが詰まった第4シリーズをお楽しみに!
朝井:3年ぶりにアニメが帰って来るということで、「第4シリーズを楽しみにしています」という声をたくさんいただいていました。なので、やっと皆さんにお届けできるのがとても嬉しいです。
木村さんがおっしゃっていた通り、スタッフさんの気合が入っているのは、アフレコ時の映像の時点でフルカラーだったことからも伝わってきました。しかも『入間くん』を好きじゃないと、ここまで「観せたい!」「描きたい!」という愛情があふれ出てくる映像にはできないと思います。そんなスタッフさんと私たちキャスト陣の愛情のこもったアニメを早く皆さんに観ていただきたくて。音楽祭編のクライマックスになるステージもすごく素晴らしいものになっているので、期待しながら放送をお待ちください。