eGFR数値でわかる腎臓のステージ|慢性腎臓病(CKD)の基準と60を下回った時の注意点
慢性腎臓病におけるステージの違いを知る!腎機能の程度を表わすGFR(糸球体ろ過量)とは
GFRによるステージ分け
ひと言で慢性腎臓病といっても、腎臓が悪くなり始めたばかりの状態から末期腎不全まで、その程度はさまざまです。そこで、慢性腎臓病の進行を表すために使われるのが「ステージ」という区分けです。ステージは下の表にあるように、G1からG5まで全部で6段階に分かれています。
このステージ分けは「GFR(糸球体ろ過量)」という数字をもとに行われます。これは糸球体がどれだけの血液ろ過をできるかを表した数字で、正常な状態を100として腎機能が半分になれば50、2割になれば20と、比率がすぐにわかるようになっています。
23ページで述べたように、GFRが60を下回るステージG3a~G5が慢性腎臓病に該当しますが、G1やG2でも尿たんぱく質や尿アルブミンが一定以上ある場合は、慢性腎臓病と診断されるので注意が必要です。なお、GFRを正確に調べるには大変な検査が必要なため、一般には血液検査の血清クレアチンの値から簡易的にGFRを算出する「eGFR(推算糸球体ろ過量)」が用いられます。
これは性別と年齢による標準的な筋肉量の差を考慮した数字で、あくまでも推算値にはなりますが、早見表で現在の値を簡単に調べることができます。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 腎臓の話』著/上月正博