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「運動神経」が良い子どもは何が違う? ママ137人が証言「0歳から始めてよかった」意外な習い事と遊び方

コクリコ

子どもの運動神経を気にするパパママは約9割。運動神経を伸ばすためにやったことを実態調査しました。スイミング、体操、サッカー、野球……、具体的にどんなことをさせたのかを年齢別にご紹介。

【▶グラフ】10歳前後の時期が運動神経を伸ばす“ゴールデンエイジ”

子どもの運動神経が気になり、「今のうちに何か始めたほうがいいのかな……」と考えるパパママは多いのではないでしょうか。

コクリコラボでは、子どもの運動神経を伸ばすためにしたことについて、アンケートを実施。何かはじめたほうがいいと思いつつも、「いつ」「何を」始めればよいのか迷っているパパママたちにとって、ヒントになる体験談を集めました!

アンケート概況:
コクリコラボアンケート「AnyMaMa(エニママ)」登録者およびコクリコメルマガ会員を対象に 2025年6月2日~13日インターネット上で実施。有効回答数は137件。

約9割のママが「子どもの運動神経を伸ばしたい」と考えている

コクリコラボアンケート

子育て中のパパママに対し、「子どもの運動神経をのばしたいと考えていますか?」と質問しました。もっとも多い回答は「とてもそう思う」が56.2%、次いで「まぁまぁそう思う」が34.3%、という結果になりました。全体のおよそ9割のパパママが、子どもの運動神経を伸ばしたいと感じていました。

【年齢別】やってよかった! 運動神経を伸ばすために始めたならいごと

コクリコラボアンケート

次に「子どもの運動神経をのばすために何かやらせたことはありますか?(複数回答可)」と聞いたところ、多く集まったのは「全身運動系のならいごと」でした。また、「自由に外遊びをさせている」という声も多く寄せられています。

そのほかにも「球技系のならいごと」や「親主導で取り組む」など、回答は分かれており、運動系の取り組みに対するスタンスは、各家庭によってさまざまであることがわかります。

では実際に、運動神経を伸ばすためにどのようなならいごとを始めたのでしょうか? 年齢別にご紹介します!

0歳~2歳

0歳~2歳の時期は、親子で一緒に楽しめるならいごとが人気のようです。

<リトミック>

・生後6ヵ月からリズム感を養うためリトミックに通い、2歳から体操教室と水泳を習わせました。幼稚園のない日は本人が外遊びが好きなこともあり、なるべく公園に連れていき自由に遊ばせるようにしています。

・就学前は時間の許す限り、外遊びをしていました。1歳からリトミック、3歳から新体操をしていました。

リトミックは、音楽に合わせて体を動かし、表現力やリズム感を育む教育法です。「音を聴く」「手を叩く」など、赤ちゃんでも無理なく取り組めることから、ならいごとの第一歩として人気があります。生後6ヵ月ごろからスタートしたというママもいました!

<ベビースイミング>

・ベビースイミングを1歳4ヵ月から始めました。元々発達が早く、6ヵ月でハイハイもしていましたし、9ヵ月から歩き始めたので、公園遊びとかほとんど毎日していました。

ベビースイミングも、生後数ヵ月からできるならいごとのひとつです。親も一緒にプールに入るので、水に慣れるだけでなく、親子のふれあいタイムにもなりますね。

<親子体操>

・やってみてよかったのは親子体操。スキップやジャンプ、新しい体の動かしかたを知る機会だったのでは? と思います!

親子体操が、体を動かす楽しさを知るきっかけになったというエピソードです。家のなかでは足音やスペースの問題で難しい大きな動きも、体操教室なら思いきり挑戦できますね!

・第1子のときは1歳ごろから親子体操に行きました。3歳からリトミックとピアノの教室に通ってます。最近はダンスに興味があるようで、4歳から新体操を習い始めました。

親子体操からはじまり、年齢とともにステップアップしていったママの体験談も参考になります!

3~5歳

3~5歳では、本格的なならいごとをスタートさせたという声が多く見られました。

<スイミング>

・3歳からスイミング。水慣ればかりでなかなか上達はしないけど楽しそうに通うのでよしと思っています。

・なんでも経験させてみる。本人が気に入ればやればいいかなと。スイミングはオムツが外れたタイミングで4歳から。

ならいごとの定番でもあるスイミング。運動神経を伸ばすきっかけとしても選ばれているようです。

・水泳は年中の夏(4歳)~現在(小5)まで6年弱続けています。

・スイミングを4歳から8歳まで週1回習っていた。13歳になった今も泳げるし、陸上では運動神経があまりいいほうとはいえないが、水のなかでは比較的運動神経がいいと思う。

スイミングは、比較的早い時期に始め、そのまま長く続けているという声も多かったです。

座談会に参加したママからはこんなお話も。

「我が家では、3歳になったらスイミングをやることにしていて、辞めるのは4泳法で50メートル泳げるようになったら辞めていい、としています」

ならいごとのスタートとゴールを設定していると、見通しを持って取り組めるので、モチベーションの維持にもつながりそうですね!

<体操>

・水泳と体操を4歳から習っています。どのような競技を選ぶにも、体幹が大事ということで体操教室にしてみました。アスリートは、幼少時の足の裏の感覚が大事ということで、赤ちゃんのときに裸足で芝生を歩かせたり、くすぐったり、いろいろ刺激を与えてみました。

将来どんなスポーツをするにしても役立つようにと、体幹を鍛えられる体操を選んだママ。小さなうちに、運動神経の種まきをしておくと、子どもの可能性や選択肢が広がるかもしれません。

・小さいときに習わせたほうがいいかと思い、3歳ぐらいからスイミングと体操をやらせています。周りもその2つはしている方が多いです。ただ、足が速くないので悩んでいます。

こちらは座談会に参加したママからのお話です。アンケートでも、スイミングと体操のセットが人気でした。全身をバランスよく使う運動は、運動神経を伸ばす土台づくりとして選ばれているようです。

<サッカー>

・年長から本人が興味をもちそうなサッカーをはじめた。

・幼稚園の放課後の体操、サッカー。

さまざまな球技があるなか、低年齢から始めたという声が目立ったのがサッカーでした。座談会に参加したママからはこんなお話も聞けました。

あまり運動神経を伸ばしたいという気持ちはないのですが、上の子は男の子で体を動かすのが好きで、幼稚園のサッカー教室に通ったりはしていました。運動に限らず好きなことを伸ばせばいいかなと思っています。

課外授業として、サッカー教室を実施している幼稚園も多いようです。気軽に始めやすい点も選ばれる理由のひとつかもしれません。

小学生~

小学生になると、ならいごとの選択肢が一気に広がります!

<野球>

・上の子が野球・Tボールに興味を持ち、小2(7歳)の新学期からスポ少に入団しました。

年齢とともに、自分の意思がはっきりしてくるため、「これがやりたい!」という本人の意思をきっかけにならいごとを始めるケースも増えてきます。

<バスケ>

・スポーツが得意な息子は幼稚園から水泳、飽きて体操。小3でコロナと同時にバスケで中3の今もバスケをしています。

水泳、体操、そしてバスケ。飽きたら次へというスタンスで、いろんなスポーツに挑戦するのも大切ですね!

<空手>

・小学校低学年時は、筋力アップも兼ねて空手を習っていた。

・空手に興味を持ち始めましたが、身体の芯の強さやしっかりと構えて力強くなど、息子のいまの身体能力を活かして伸ばしていけるかもと期待しています。

空手は、運動神経を伸ばすだけでなく、心の成長にもつながるならいごととして人気があります。

<ダンス>

・ダンスはリズム感がついたので、ほかの運動や音楽方面でも役に立ったと感じます。

リズム感も、運動神経に関係する大切な要素といわれています。ダンスを通じて、楽しみながら身につけられるといいですね!

日常的な外遊びを重視する家庭も多数

運動神経を伸ばすためにしたこととして、ならいごとではなく「自由に外遊びさせている」という意見も多くありました。

・休日は積極的に公園へ行く。

・徒歩圏内に、大小さまざまな公園が20くらいあるため、休みのたびに公園に行っている。ぶら下がったり走ったりと、できることから公園遊び、外遊びを楽しんできたため、身体を動かすことが大好き。鬼ごっこで鍛えた足はかなり速い。

外遊びといえば、公園。すべり台やブランコなどで体を動かして遊ぶうちに、楽しみながら運動神経も自然と鍛えられそうです。

・0歳から外遊びを重視していました。現在9歳、6歳、2歳の子がいますが、みんな運動神経はよさそうです。一番上の子のときは時間に余裕があったので幼稚園に入園するまでは毎日10:00~16:00で外遊びしていました。いろいろな公園で違った遊具で遊ぶことも意識していました。遊具によって体の使いかたが違うので、成長によい影響を与えたような気はしています。幼稚園に入ってからは子ども同士で鬼ごっこなどたくさん走る機会ができるようにママ友同士で公園によく行っていました。

毎日10時~16時まで外遊びという、驚きのスケジュールをこなしていたママもいます。我が家もいろいろな公園に行っていましたが、「遊具によって体の使いかたが違う」ということまでを意識したことはありませんでした。

・幼稚園に上がる前は、とにかく公園遊び! 幼稚園からは、子どもの興味に合わせて一緒にやる。縄跳び、鉄棒、一輪車は購入してとことんやりました! コロナ禍には卓球台を買って家族でよく遊びました!

コロナ禍には卓球台も! お子さんの興味に合わせて、一緒に取り組むママには尊敬しかありません。

・ストライダーを2歳ごろから毎日のようにやっていて、3歳半で補助輪なしの自転車デビュー、1週間で乗れました。

・2歳で始めたストライダーが大好きで、ステップに立って乗ったり、ドリフトをしたりしていたので、4歳で自転車にランクアップしたときは、パンプトラックを走れるBMXモデルに近い自転車を買い、週末に本人が行きたいといったときだけパンプトラックに連れていっています。

自転車の前に、ストライダーを取り入れたという声も多かったです。なかには、凹凸のあるコース「パンプトラック」にも出かけるようになったお子さんも! 「好き」という気持ちが、ステップアップへの大きな原動力になることをあらためて感じます。

・0歳くらいの幼いころから、体を動かすのが好きな様子が感じられたので、そのころから公園遊びをたくさんしています。1歳児クラスで入園した園もお散歩にたくさん行く、よく歩く園を選びました(極力カートに乗せない方針)。3歳児からは親子体操に通い、コーディネーション運動に重きをおいて、教室に加えて、教室でならったことを家でもやったりします。4歳児になり、走ることに意欲的なので、かけっこ教室に通うことも考えています。

「たくさん歩かせることを重視して保育園を選んだ」という声もありました。長い時間を過ごす保育園でしっかり体を動かしてくれると、運動神経の発達にもよい影響が期待できそうです。

・走りかたについては、YouTubeなどの指導動画を見て一緒にやってみた(小学生に上がってから)。

・上の子が10歳から、体幹のために自宅にバランスボールを置き、テレビを見るときなど自然に座れるようにしたり、朝学校に行く前の5分間、ジョギングをさせたりしました。

外で体を動かすことはもちろん、自宅でのちょっとした工夫も、運動神経を伸ばすきっかけになりますね!

写真:Paylessimages/イメージマート

「運動神経はなくてもいい」と思うママも

運動神経に対する考えかたはご家庭によってさまざまで、「なくても困らない」と考えるママもいます。

・生活できるレベルであれば運動神経はよくなくてもいい。

・運動神経はとても個人差が大きいと思うので、無理に伸ばすこともないと思うし、本人の意欲に合わせたらよいのでは、と思う。いっぽうで、子どもが小さいうちにいろいろな体験をさせることは大事だと思う。体操やスキーなども、ある程度大きくなると恐怖感が勝ってしまってなかなか取り組めない場合もある。

「運動神経はいいに越したことはない」という風潮がありますが、「なくてもいい」という意見にも深くうなずけました。

運動神経を伸ばすなら、無理なく楽しく

子どもの運動神経は、子育て中のパパママにとって関心の高いテーマのひとつです。

実際、記事内では紹介しきれないほど、たくさんのエピソードが寄せられました。「ならいごとを習わせても子どもが嫌がって続かなかった」という声や、「療育の一環で運動に取り組んでいる」といったケースもあります。

親の遺伝だから仕方ないと諦めている方も多くいるかもしれませんが、じつは運動神経はあとから伸ばせることが最近の研究からわかってきています。コクリコでは、子どもの運動神経の伸ばし方について専門家がわかりやすく解説しています。ぜひこちらも参考にしてくださいね。

周囲と比べて焦るのではなく、子どもの性格や発達に合わせた柔軟な対応を心がけていきたいですね。みなさんは、子どもの運動神経を伸ばすために取り組んでいることはありますか?

※基本的にアンケート回答の原文をそのまま記載しています。ただし文字数の都合上、一部抜粋や主旨を損なわない範囲の要約・編集を行っている箇所があります。(明らかな誤字等は修正のうえ記載)

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。

ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

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