「玉ねぎ」を切っても目がしみなくなる裏ワザ「目が痛くない」「涙が出ない!」
いろいろな料理にアレンジできる、万能野菜の「玉ねぎ」。しかし、切るたびに目が痛くなって涙が出る、“主婦泣かせ”の野菜でもあります。ここでは、ひと手間で目がしみなくなる裏ワザをご紹介。今日から、玉ねぎを切っても泣きません!
涙が出る原因は「硫化アリル」
そもそも、玉ねぎを切るとなぜ涙が出るのでしょうか。その原因は、玉ねぎに「硫化アリル」という成分が入っているからです。
玉ねぎを切ると、硫化アリルが空気中に解き放たれて目や鼻を刺激します。玉ねぎの催涙成分は一時的なものなので、時間がたつと落ち着きますが……。切るたびに涙を流すのはつらいものです。
玉ねぎを切っても泣かずに済む!その方法とは……?
涙が出たり、目がツーン痛くなったりする「硫化アリル」ですが、じつは欠点もあります。硫化アリルは熱が弱点。切る前に温めることで「プロピルメルカプタン」という成分に変化し、切っても目がしみにくくなります。
温めは電子レンジで。玉ねぎ1個あたり、500Wで30秒~1分ほど加熱しましょう。時間は玉ねぎの大きさに合わせて調整してくださいね。
ちなみに、玉ねぎの皮はむかなくてOKです。
加熱したら皮をむいて、いざ玉ねぎをカットします!
少し加熱するだけで、皮もむきやすくなり一石二鳥です。
今回は一番涙が出やすい“みじん切り”をしましたが、玉ねぎを切り終わっても涙は出ません! 加熱調理に使うのであれば、切る前に温めても調理するうえで不具合はありませんでした。
ただし、玉ねぎの温めすぎにはご注意を。ヤケドしたり、玉ねぎが柔らかくなって切りにくくなったりしますので、加熱時間はほどよく調整してくださいね。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア