【平塚市】平塚からドラ1誕生 明治大学の大川慈英投手 プロ野球ドラフト会議で日本ハムが指名
平塚市出身の大川慈英選手(明治大学4年)が10月23日に東京都内で行われたプロ野球ドラフト会議で北海道日本ハムファイターズから1巡目指名を受けた。期待の新星の誕生に、地元からは喜びの声が上がっている。
平塚市立なでしこ小、浜岳中出身の大川選手は、小学3年時に少年野球チーム平塚リトルに入団。当時は打順の1、2番を打ち、主に内野手として活躍した。堅実な守備で肩が強く、足も速い走攻守揃った選手としてチームを牽引。中学1年時には同リトルで全国大会優勝も経験した。その後、藤沢市のクラブチーム「湘南ボーイズ」で投手に転向し、茨城県の常総学院高校、明治大学で活躍を続けた。
9月から始まった大学秋季リーグ戦では、主にリリーフとして登板。ストレートのキレはリーグで一番とも言われており、10月19日には5季ぶり44回目の優勝を決めていた。
ドラフト会議当日の23日、同大駿河台キャンパスには野球部監督や同部の4年生らが集まったほか、パブリックビューイング会場も設置され、学生、教職員ら約150人がドラフト会議の中継を見守った。大川選手が1位指名で名前を呼ばれると歓声が上がった。
大川選手は「1巡目の指名に驚きとうれしい気持ちで胸がいっぱい。自分の強みであるストレートで勝利に貢献し、ファンの皆さんに愛される投手を目指したい」と指名の喜びと、プロ入り後の意気込みを語った。
平塚リトルで大川選手を指導した加藤弘さん(79)は大川選手の1位指名に「感無量です。ここまで成長するとは思いもよらなかった。相当努力したと思います」と教え子の快挙を喜び、「子どもたちに夢を与えられるプロ野球選手になってください」とエールを送った。
東海大からも指名
日本ハムは東海大学の内野手、大塚瑠晏(るあん)選手(4年)を3位指名。
大塚選手は「小さい頃から夢見ていた舞台だったので、指名されてとてもうれしい」と喜んだ。