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「リーフ」の再生バッテリーを踏切保安装置の電源に活用、常磐線・水戸線の踏切に4月以降試行導入 JR東日本

鉄道チャンネル

画像:JR東日本

JR東日本は環境問題への取組の一環として、電気自動車の再生バッテリーを踏切保安装置の電源に活用する方向で検討し、試験を進めている。

使用するのは日産自動車の「リーフ」に搭載されていたバッテリーをフォーアールエナジー株式会社(以下、4R)が性能評価・リユースして再製品化したもので、安全認証「UL1974」(※)を取得している。

※米国の第三者安全科学機関ULが定めている電池の転用に関する評価規格

JR東日本は、踏切がメンテナンス作業時などの一時的な停電時にも動作を継続できるようにするため、踏切の制御を行う全ての踏切保安装置にバッテリーを設置している。ここに前述の再生バッテリーを採用すれば、より環境にやさしい電源装置が実現できると見込む。

踏切用バッテリー比較 画像:JR東日本

従来のバッテリーと比較すると、充電時間は約70時間から約24時間に短縮される(保持容量40%から100%まで充電するのにかかる時間を比較)。重量は108㎏から55㎏へおよそ半減する。

耐用期間も3~7年から10年へと伸びるため、最大4割程度のコストダウンにもつながる。またバッテリーの劣化予兆を遠隔で把握できるようになるため、より適正な取替計画を立てられるようになるという。

JR東日本は現在フィールド試験を実施中。2021年4月以降、常磐線および水戸線の10箇所程度の踏切に試行導入し、実設備での効果を見極め、さらなる導入拡大を目指す。また踏切保安装置での検討を踏まえ、その他の無線通信装置や駅設備などの電源装置への活用を検討していく構えだ。

再生バッテリーの設置状況 画像:JR東日本

両社は資源循環型社会の形成を目指し、今後も連携していくという。

鉄道チャンネル編集部

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