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二代目 らーめん おっつぁん 〜 地域に愛されたラーメンを残したい。惜しまれつつ閉店した笠岡の名店の味が福山・神辺の地で復活!

備後とことこ

二代目 らーめん おっつぁん 〜 地域に愛されたラーメンを残したい。惜しまれつつ閉店した笠岡の名店の味が福山・神辺の地で復活!

多くのお客に愛されていましたが、惜しまれつつ閉店したラーメン店が笠岡市にありました。
「らーめん おっつぁん」という店です。

そんな「らーめん おっつぁん」の味を継承した「二代目 らーめん おっつぁん」が福山市神辺に登場しました。

「二代目 らーめん おっつぁん」の店主は、もともと「らーめん おっつぁん」の常連。

そして「らーめん おっつぁん」の閉店後、多くのかたに親しまれた味を残していくために継承を決意し、店をオープンしたのです。

「二代目 らーめん おっつぁん」について、開業の経緯やラーメンの特徴・こだわりなどについて紹介していきましょう。

二代目 らーめん おっつぁんは福山市神辺町にあるラーメン店

二代目らーめん おっつぁんは、福山市北部の神辺地区にあります。

国道182号線沿いにあり、ショッピングセンター「フジグラン神辺」のすぐ近くです。

もともと笠岡市十一番町に「らーめん おっつぁん」というラーメン店がありました。

地元の人に愛されていた店でしたが、残念ながら2020年(令和2年)8月に営業を終了。

しかし、おっつぁんの常連客で、店主とも親しかった塚本直樹(つかもと なおき)さんが一念発起。

おっつぁんの味を継承することに決め、脱サラしておっつぁんの店主から直にラーメンづくりの指導を受けます。

そして2021年(令和3年)5月、福山市神辺の地に「二代目 らーめん おっつぁん」としてオープンしたのです。

しかもらーめん おっつぁんで長年働いてきた、おっつぁんの店主の娘さんも、二代目 らーめん おっつぁんスタッフとして働いています。

店内はコンクリートの打ちっぱなしでオシャレな雰囲気
カウンター席

席はカウンターが8脚と、3人がけテーブル席が2卓です。

二代目 らーめん おっつぁんのメニュー

価格は消費税込。2021年(令和3年)7月時点の情報

“初代”らーめん おっつぁんでは、醤油ラーメンのほかに豚骨ラーメンや、醤油と豚骨をブレンドしたスペシャルラーメンなどがありました。

二代目 らーめん おっつぁんでは、メインの醤油ラーメン一本に絞っています。

メニューにある「中華そば」が、醤油ラーメンです。

醤油スープの上にとりチャーシューがトッピングされているのがポイント。

また鶏チャーシューではなく、豚肉のチャーシューが入る「チャーシュー麺」もあります。

そのほか、サイドメニューで「チャーハン」「高菜チャーハン」「餃子」などもありました。

ラーメンに使っている「とりチャーシュー」や、チャーハンに使っている「とりそぼろ」は持ち帰りもできます。

高菜や餃子・チャーハンも持ち帰り可能です。

おすすめメニューの紹介

二代目 らーめん おっつぁんのメニューのなかから、おすすめのものをピックアップして紹介します。

「中華そば」は”とりチャーシュー”が載った醤油ラーメン

中華そば 並

中華そば」(並 680円、大 800円)は、二代目 らーめん おっつぁんの看板メニュー。

“初代”おっつぁんの味を継承したラーメンです。

醤油ラーメンで、豚肉のチャーシューの代わりに「とりチャーシュー」が載っているのが特徴。

とりチャーシュー

とりチャーシューは、いわゆるカシワ肉(廃鶏肉=卵を産まなくなったニワトリ)の煮鶏です。

笠岡市のご当地ラーメン「笠岡ラーメン」のように思えますが、店主・塚本さんは厳密には笠岡ラーメンとは違うと言います。

茶色いスープは奥深い味わいで、甘塩っぱい醤油の風味

とりチャーシューは、コリコリとしたカシワ特有の歯ごたえのある食感。

噛むごとに鶏のうま味と甘辛い味付けが、口の中にチュルチュルと染み出てきます。

麺は中細のストレート

二代目 らーめん おっつぁんの中華そばは、サッパリとした後口のラーメンで、鶏のうまみが堪能できました。

「チャーハン」は”とりそぼろ”が味の決め手!

半チャーハン

チャーハン」(並 600円、大 870円)は人気のサイドメニューです。

実はチャーハンも、”初代”の味を継承したもの。

二代目 らーめん おっつぁんスタッフとして働いている”初代”らーめん おっつぁん店主の娘さんが、チャーハンづくりを担当しています。

パラパラとしたチャーハンは、香ばしさとともにカシワの味わいが感じられて、とてもおいしかったです。

なお、チャーハンは中華そばと半チャーハンの「ラーメンセット」(中華そばorチャーシュー麺 プラス280円)として注文されるかたが多いそう。

ラーメンセット

半チャーハンでも十分なボリュームがあると感じました。

「チャーシューメン」は豚のチャーシューがたくさん載っているのが特徴

チャーシュー麺 並

中華そばのほかに「チャーシュー麺」(並 880円、大 1000円)もあります。

中華そばの上にはとりチャーシューが載っていましたが、チャーシュー麺には豚肉のチャーシューが載るのが特徴です。

豚チャーシューは、全部で6枚

甘い味付けがよく染みていて、赤身と脂身のバランスのよい、おいしいチャーシューでした。

鶏肉よりも豚肉がいいという場合、チャーシュー麺がおすすめです。

人気店の味を継承する決意をし、修業を経てオープンした二代目 らーめん おっつぁん。

店主の塚本直樹(つかもと なおき)さんにインタビューをしました。

二代目 らーめん おっつぁんの店主・塚本 直樹さんにインタビュー

店主の塚本直樹さん

人気店の味を継承する決意をし、修業を経てオープンした二代目 らーめん おっつぁん

店主の塚本直樹(つかもと なおき)さんに味を継承することになった経緯、味のこだわり、今後の展望などの話を聞きました。

「多くのかたに親しまれた味をなくしたくない」という思いで一念発起

在りし日の初代「らーめん おっつぁん」(過去の訪問時に撮影)

──なぜ”初代”らーめん おっつぁんの味を継承しようと思った?

塚本(敬称略)──

もともと私が「らーめん おっつぁん」の常連で、店主の伊藤芳秋(いとう よしあき)さんと親しかったんです。

かつて私は製麺会社の営業をしていまして、仕事で「おっつぁん」を訪れたのがキッカケでした。

「おっつぁん」のラーメンの味が大好きになったのと、店主と意気投合したことで、たびたび店に訪れるようになったんです。

「おっつぁん」は2000年代前半の開業以降、地元・笠岡を中心に多くのお客さんに親しまれてきました。

しかし、2020年(令和2年)8月に「おっつぁん」は営業を終了することになったんです。

店の片付けを手伝っていたんですが、だんだんと「多くのかたに親しまれた味をなくしたくない」という気持ちが芽生えてきました。

そして脱サラして「おっつぁん」の味を引き継いで、店をしようと決意したんです。

“初代”おっつぁん店主からラーメンづくりを直伝してもらう

──味を引き継ぐ決意をして、店をオープンするまでの経緯は?

塚本──

まず伊藤さんに店の味を引き継ぎ、店を開業したいという思いを伝えました。
すると快諾してくれたんです。

それから伊藤さんの自宅の厨房で、伊藤さんから直にラーメンづくりを教わりました

ラーメン店はもちろん、飲食店で働いたこともなかったので、大変でしたね。

そして2021年(令和3年)5月3日、神辺の地で「二代目 らーめん おっつぁん」をオープンできました。

実はオープンにあたって、伊藤さんの娘さんが当店で働くことになったんです。

娘さんは20年以上、おっつぁんで働いてきました。

そんな娘さんの協力が得られるのは、とても心強いです。

実際に味の変化を見逃さず、的確にアドバイスしてくれるのでとてもありがたく思っています。

また彼女はチャーハンや餃子の調理などを担当しているので、チャーハンや餃子も”初代”の味を楽しめますよ。

「おっつぁん」の名前に秘めた思い

──「おっつぁん」という店名の由来は聞いている?

塚本──

伊藤さんは、開業前から名前を「おっつぁん」にすると決めていたそうです。

開業時の年齢が「おっつぁん(おじさん)」と呼ばれる年齢だったという理由と、親しみやすい店を目指したいという理由で「おっつぁん」と名付けたと聞きました。

奇遇にも、伊藤さんがおっつぁんを開業した年齢と、私が二代目おっつぁんを開業した年齢が同じなんです。

何か運命めいたものを感じますね。

──“初代”の店があった笠岡ではなく福山、しかも神辺を選んだのは?

塚本──

ひとつは私が福山出身だったから、福山になじみがあったので。

もうひとつの理由は、探していた物件のなかで、現在のところが立地的によかったからなんです。

これは、私が製麺業者の営業をしていた経験が生きましたね。

こだわりはスープととりチャーシュー、親しみやすいスタッフ

煮込んだカシワ肉

──店のこだわりや特徴を教えてほしい。

塚本──

やはり一番は、中華そばのスープですね。

醤油味のスープですが、鶏ガラをベースに魚介果実野菜からダシをとっています。

毎日深夜から作業を始め、長時間煮込んで深みのある味わいに仕上げているんです!

あとは中華そばの上に載っているとりチャーシュー

岡山県産のカシワ肉を、毎日醤油ダレでしっかり煮てつくっています。

チャーハンに入れているとりそぼろも自慢です。
とりチャーシューもとりそぼろも持ち帰りができますので、ご家庭でもぜひ!

あとは明るい笑顔のスタッフと、気さくでノリのいい店主がいることですかね(笑)。

親しみやすい店を目指していますので、性別年齢関係なく幅広いかたに来ていただければと思います。

今後の展望

──今後の展望や目標があれば聞きたい。

塚本──

ありがたいことに、開業以来たくさんのお客様に来ていただいています。

“初代”おっつぁんのファンのかたがわざわざ笠岡からも訪れたりもしていて、とてもうれしいです。

しかし、伊藤さんに味を直伝していただいてオープンしたといっても、まだまだ勉強中だと思っています。

これからも味の修練を続け、”初代”の「おっつぁん」の味をこれからもずっと守っていくのが目標ですね。

初代が培った味を守る「二代目 らーめん おっつぁん」

笠岡にあった「らーめん おっつぁん」は私も行ったことがあり、好きなラーメン店のひとつでした。

ですから、閉店を聞いたときは驚きました。

そんなおっつぁんが、神辺で「二代目」としてオープンしたと聞き、うれしく思います。

常連客だった塚本さんが、好きなラーメンの味を残したいとの思いで開業を決意した「二代目 らーめん おっつぁん」。

すでに多くのお客さんが、おっつぁんの味を求めて訪れています。

幹線道路沿いでアクセスもよいので、ぜひ食べに行ってみてください。

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