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身近な海でわかめ収穫 シーパラで温暖化対策事業〈横浜市金沢区・横浜市磯子区〉

タウンニュース

わかめを引き上げる参加者たち

金沢区の横浜・八景島シーパラダイスで3月16日、小中学生を対象としたわかめの収穫体験イベントが開かれた。

同所と横浜市温暖化対策統括本部、金沢区が連携した取り組みで、海洋資源を活用した温暖化対策事業「横浜ブルーカーボン」の一環。身近な海に親しみながら、わかめをはじめとする海藻が温暖化の要因となる二酸化炭素を吸収することなどを学んでもらおうと企画され、2011年から実施されている。

体験は2回に分けて行い、約30人の小中学生が参加した。サッカー・J2の横浜FCからマスコットのフリ丸と内田智也さんも協力。同所の水族館「うみファーム」で昨年12月に植え付けられて成長したわかめを、参加者が一列になって引き上げて収穫した。

参加者の一人はわかめがいっぱいに詰まった袋を手に「めっちゃとれた。みそ汁やツナとあわせて食べたい」と話し、わかめは参加者それぞれが持ち帰った。「スーパーで売っている海の食べ物も、こうして海で育っていることを知ってもらえたら」と同所飼育技師の野村俊介さん。市の担当者は「今後も横浜の海の魅力やブルーカーボンの意義を、子どもたちを中心に普及していきたい」と話した。

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