職員の名札は名字のみに、10月から四日市市、ハラスメント防止などで
三重県四日市市は、職員の名札をフルネームではなく名字のみに変更する。10月1日から実施する。一部の来訪者から不当な要求がされることもあり、写真を撮影され、氏名とともにSNSなどにさらされるカスタマーハラスメントや個人情報の特定を防ぐ狙いがあるという。
森智広市長が9月24日の定例会見で説明した。当面は市長部局、上下水道局、消防、教育委員会事務局の職員から始め、独自の名札を用いてきた市立四日市病院では調整中という。
フルネームをやめる名札の採用は全国でも自治体や民間サービス職で広がっている。四日市市の場合、職員から相談が寄せられた中で、不当な要求に相当すると判断される内容が、ここ3年、20数件から50件近くへと増えてきているという。表示とともに、名札の台紙も、2018年度から使ってきたものをリニューアルするという。